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「情報商材=詐欺」となるロジック

※早く本題に入りたい方は、目次下から読んでください※

前回思いつきでnoteを書いてみたところ、

予想よりも多くの反応をしていただきました。

ありがとうございます。

調子に乗って次もいい感じのnoteを書いてやろうと

PCを叩いていたのですが、

どうも話がまとまらなくてですね。

そうしているうちに月日が経ちまして。

そろそろnote更新しないとやばいぃ!

前回ハートつけたりとかフォローしてくれた人に顔向けできなくなるぅ!

となりまして

うまくまとまったのかよくわからない状態ですが

とりあえず出すかとなりました。

そんな感じのちんともですこんにちは。

はじめに

今回は情報商材について書いてみようかなと。

「情報商材=詐欺」みたいな考え方の人多いと思うんですよね。

それって何でかなって。

まあ、

情報商材屋さんが近年よろしくないことをしてきたから

そういう過去があるから

みたいな。

そういった側面もあると思います。

でもそれだけじゃないと思うんですよ。

ということで、僭越ながら私の個人的な見解をお伝えできたらなと

そして、私達は今後、情報商材とどう向き合っていけばいいのか

的な話をしていけたらと思います。

情報商材は怪しい商材?

話を始める前に、言葉の定義をはっきりさせておきたいと思います。

ズバリ、情報商材とは何か。

"情報商材"と聞くと、

「なんかあれでしょ、
『この〇〇メソッドを買えば、月100万円稼げるようになります!』
的な怪しいやつでしょ」

って思う人が多いかなと思います。

つまり、「情報商材=怪しい商材」

みたいなイメージを持っている人が多いのかなと。

でもそれは狭義というか、
かなり偏った意味での情報商材でして、

本来の情報商材の意味は「情報を商品として売っているもの」です。

今の社会では情報が溢れていて、あまり実感が無いかもしれないですが、
情報には価値があり、みなさん日々情報を買っています。

オンラインの教材、オンラインサロン、ファンクラブ、などなど

このnoteも立派な情報商材ですね。

別にこれは最近始まったものではなく、

以前からある新聞や本、学習塾なども情報商材です。


ヒトが詐欺だと感じる瞬間

次に詐欺について考えてみたいと思います。

人はどんなときに「詐欺にあった」と感じるのでしょうか。


それは、

自分が相手に払った価値(お金、モノなど)に対して
自分が求めていたリターンがなかったとき

だと思います。

例えば、

見知らぬ老人に電話をかけて

孫のふりをして

「事故って手持ちの金がないから金くれ」

と電話する。そして、そのままお金を盗む。

まあこれは典型的な振り込め詐欺ですね。

この事例で、老人は"孫が助かる"とか

"後でお金が返ってくる"といったリターンがあるものと思って

お金を払うわけです。

でも実際は全くそんなことはない。

これは完全な詐欺です。というか犯罪です。


別の事例を考えてみましょう。

AさんはTwitterをやっていました。

Twitterのフォロワーさんに
めっちゃかわいい女の子のアイコンの人がいました。

その人と仲良くなって会うことになりました。

しかし実際に会ってみると別人レベルのブスでした。

こういうのはあるあるだと思います。

いわゆる写真詐欺ってやつですね。

Aさんは"かわいい女の子に会える"というリターンを求めて

時間やお金を割いて会いに行ったわけですが、

実際にはブスにしか会えなかった(リターンがなかった)。

といった塩梅です。


ヒトは自分の払った価値に対して、

当然それに見合うものが返ってくるものだと思っています。


仕事仲間がくれるお土産やプレゼントも

一見見返りを求めていないようで

今後の良好な関係などを求めていたりするものですし

もらった側もそうしなければと感じてしまうものです。


お金とかはそれが顕著でして、

お金は価値と交換するものですから

お金を払えばそれだけの価値が買えるもの

とヒトは思うわけです。

そして、それが噛み合わなかった時

「詐欺だ」と思うんですね。

理由①期待し過ぎな件

前置きが長くなりましたが、いよいよ本題です。

ではなぜ情報商材は詐欺だというイメージがあるのでしょうか。

その理由を4つほどあげながら

説明していきたいと思います。

1つ目の理由は、

多くの人は情報商材に対して過度な期待をしてしまっている

ということです。

情報商材を買うことによって、

あなたは"情報"を買っているのです。

ですから、あなたが払ったお金に対するリターンはあくまで"情報"です。

『この〇〇メソッドを買えば、月100万円稼げるようになります!』
といった情報商材の場合、

リターンは

"月100万円稼げるようになること"ではく

"月100万円稼げるようになるための情報"なのです。

まあ確かに誤解を招くような書き方をしているのは良くないですが。

普通に考えて買っただけで月100万円稼げるようになるのなら苦労はしません。

情報商材に対して過度な期待をする人がいますが、

あなたが買っているのはあくまで"情報"なのです。

理由②情報を買うという感覚が浸透していない

では、なぜ多くの人は情報商材に対して過度な期待をしてしまうのでしょうか。

それは、
"情報を買う"という感覚があまり浸透していないから
です。

これは、情報と他の商品を比べるとわかりやすいです。

例えば、3ヶ月間毎日飲めば痩せるダイエットサプリがあって、

『〇〇サプリで理想の体に!』

みたいな感じで売られていたとします。

このとき、

① あなたがお金を出して買ったもの→サプリ
② ①によって得られる理想の未来→理想の体になること
③ ②を得るためにあなたがやるべきこと→3ヶ月間毎日サプリを飲むこと

となります。

ですから、もしあなたが3ヶ月間毎日サプリを飲むことを怠って、
理想の体を得られなかったとしても、
普通なら、それは自分の責任だと考えるでしょう。

しかし、情報の場合はどうでしょうか。

先程出てきた

『この〇〇メソッドを買えば、月100万円稼げるようになります!』

という情報商材があったとします。

このとき、

① あなたがお金を出して買ったもの→情報
② ①によって得られる理想の未来→月100万円稼ぐこと
③ ②を得るためにあなたがやるべきこと→情報の内容を理解し、実行すること

というのが、正しい認識です。

しかし、多くの人が情報を買うという感覚がないために、
以下のように認識してしまうのです。

① あなたがお金を出して買ったもの→月100万円稼ぐこと
② ①によって得られる理想の未来→豊かな暮らし
③ ②を得るためにあなたがやるべきこと→商材を買うこと(もしくはその内容を見る程度)

こういった間違った認識によって
詐欺られたと感じる人が出てくるのです。

サプリなら、サプリを買ったと認識できるのに、

買う対象が情報になった途端に

情報を買ったという認識ができないのです。


理由③リターンの属人性が高い

もう1つ、理由として考えられるのは、

その情報商材からどれだけのリターンが得られるかはその人によるから

だと思います。

先程も説明したように、"情報"というリターンは全員が平等に与えられます。

しかし、それ以上、プラスαの部分についての
リターンはどうでしょう。

例えば、おなじみ
『この〇〇メソッドを買えば、月100万円稼げるようになります!』
という情報商材。

この商材は本気でその内容を実行すれば、

本当に月100万円稼げるようになるのかもしれません。

でも情報商材の中身をちゃんと見て(読んで)、理解して、

実行できる人ってまあ少ないわけです。

ちゃんと言われた通りにすれば結果が出せるのに、

「素直に言われたことをやる」

という単純なことができない人って結構います。

それで、
「100万稼げるようにならないじゃないかー!詐欺だー!」
となるわけです。

ですから、値段を高額にしてやる気にしたり、

メンターをつけて挫折しないようにしたりなど

売る側も色々考えるわけです。

でも最終的には本人が行動するかどうか。

そこにかかってくるわけです。

勉強やスポーツと同じです。

同じ学習塾で

同じ先生に教えてもらっていても

成績が伸びる子と伸びない子の差は絶対に出てきます。

いくら周りがやいやい言って、

いくら周りが頑張っても、

最終的には本人が頑張らないと結果は出ない訳です。

理由④最近の情報商材は形がない

おそらく表に出ている情報商材で、"情報"というリターンをしっかり与えられていないものは少ないですし、

もしあったとしたら、それこそ詐欺と言っていいでしょう。

情報商材にはちゃんと"情報"というリターンは入っているのです。


ですが、その情報をうまく読み解けなかったり、

うまく活用できなかったとしたら

あなたには何も残りません。

特に、その情報がWeb上のデータだけだったとしたら...

あなたの手元には何も残らないわけです。

そして詐欺られたと思うわけです。

"情報"だけだとどうしても

形がないのでリターンを得られたという実感がないんですよね。


昔は基本的に情報は紙などに記載され、

本や雑誌といった形にパッケージ化されていたので、

人は情報を物理的に手に取ることができました。

情報と、そういったモノ(パッケージ)は常にセットだったので

人々は、情報も形のあるものだと認識していたのでしょう。

形あるものなので、お金を払うことに対しても抵抗がなかったのです。

しかし、近年コンピュータ技術が発達し

情報は無形のものとなり

大量の情報があふれ

Googleなどの検索エンジンによって

多くの人がその情報に簡単にアクセスできるようになりました。

それによって人々の中で

情報の希少性というのが下がっていき、

無形のものにお金を払うという感覚が浸透しないまま

今に至っていると思います。


ですから、世の情報商材屋さんは

リアルな教室を作ってそこで講義してみたり、

情報を紙に印刷して本にしたり、

動画をわざわざDVDにして渡したり、

情報を何かしらの形あるものにして

私達に「ちゃんとリターンをもらった」と感じさせる工夫をするのです。

特に高額な教材ほどその傾向が強いです。

(単純に形あるものにするのにコストがかかるからというのもありますが)

少額なら「まあいっか」で済まされますが、

高額になるほど詐欺だと言われるリスクが高まるからです。

情報商材との向き合い方

ということで、「情報商材=詐欺」となりがちな理由を4つほどあげて説明してきました。

ここから、今後私達が情報商材や情報そのものと

どうやって向き合っていけば良いのか、ということがわかります。

まず、情報商材は情報を売っているものなので

それ以上のリターンを得られるかは本人次第だということを理解し、

情報商材に対して過度な期待をするのはやめましょう。

情報商材に頼るのではなく、

その"情報"をうまく活用し、

自分の力で実行に移すことが大切です。

そして、情報は本来無形のものであり、

有料であるということを理解しましょう。

現代は情報社会と言われ、情報が溢れています。

誰もが簡単に情報にアクセスできるようになりました。

しかし、より貴重な情報というのは有料であり、

本当に貴重な情報はそもそも出回らないので

買うことすらできないし、

その存在すら知られていないのです。

ですから、私はもっと

「情報には価値がある」
「情報は買うものだ」

という意識が広まればいいなと思っています。

あとがき

長々とした文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。

まあこれは全て私個人の見解なので、ポジトークとかじゃないです。

多分。

私はこうだと思うとか意見がありましたら、コメントに書いてもらえると、また議論が深まるかなという感じです。

こんな感じでたまに気が向いたときにnoteを書きますので

よかったらフォローなりハートをつけるなりしてもらえるとうれしいです(ゲス顔)

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