#008 夫的FXトレード記録‗ドル円230724
「7月ももう終わりだな」
「今のところどうだ」
「月初、良いスタートを切った中で2週目に大損を出しました」
「そこで手法の見直しを行ってからここまでは良い感じです」
「ほう」
「スキャルに徹する、ロットサイズは柔軟に、の戦略だな」
「えぇ」
「自分自身を俯瞰でとらえて軌道修正できたのは良かったな」
「では今日のトレードについて教えてもらおうか」
米国製造業PMI指標発表デー
「今日は本業のスケジュールからして日中のトレードは見送り、22:45前後の値動きに集中すると決めてました」
「うむ」
「チャートを見せてくれるか」
「1h足を見るに大げさに見れば140.0到達も起こり得ると捉えてました」
「実は140.5に指値を入れていたのですが、直前に怖くなってキャンセルしました・・」
「それはなぜだ」
「本当の意味でビックサプライズが起きたとして、140.0では止まらないかも?と悪い予感が頭をよぎったからです」
「なんとなく、と言ってしまっても嘘ではないです」
「指標後の値動きを運に任せるという発想はいただけないな」
「おっしゃる通りで」
「次からは欲を抑えて実直に闘います」
「そうだな」
「いざ指標が発表されると141.3~140.750と上下に値が振れました」
「上方向の動きに関しては概ね、予想通りでした」
「下方向はどうなんだ」
「思ったよりは下げなかったので、まだ下があるかもと構えながらの対応に努めました」
「そうか」
「では1分足でトレードの記録を見せてくれ」
ロング:141.014→利確:141.214(+200)
「今日の一発目は正直、要反省のトレードだと思います」
「どういうことだ」
「実は指標直前の値動きを見て、141.0前後でポジションの傾きはリセットされてニュートラルな状態だと感じたんです」
「感じたんだな」
「あまり根拠として認めたくはないが」
「えぇ」
「加えて、今月ここまでの米国系指標が概ね良好だったことから、上に伸びると”予想”して待ってみることにしたんです」
「それは指標トレードのやり方としてどうなんだ」
「これをするなら信頼性の根拠があることが条件かと」
「そうだな」
「逆行したときはどう対処する予定だったんだ」
「前回安値の140.850、キリバンの140.50あたりでナンピンすることを想定していました」
「十分にひきつければプラマイゼロで帰って来れると踏んで」
「うーん」
「あまり認めたくはないな・・」
「結果、指標後の初動で根は上に上がり、狙っていた141.2の水準に到達したところで利確したものです」
「会心のトレードとでも言うつもりか」
「・・・」
「いえ、結果オーライです」
「まぁよい、では次」
ロング:141.072/140.786→利確:140.960(計+62)
「1つ目と同じ狙いで、もう一度上を試すだろうとの考えで140.07でエントリーして押し込まれました」
「その後、大きく下げましたが140.80を割った後、下げの勢いはそれほどだと思い、この水準でナンピン」
「プラ転したら早めに利確とな」
「まさしく」
「その後の流れを見るに、ホールドしたらよかったと思うところですが」
「ナンピンしてる以上、悠長に待つのは怖いわな」
「えぇ」
「ここがまだまだ何となくトレードしているが故に取り切れていない部分なんでしょうね」
「そうだな、では次」
ロング:141.048→利確:141.112(+64)
「1分足で、安値切上げと高値更新が続き21MAを上に抜けたことと、その時の値動きを見て、上昇余力を感じたためロングエントリーを探りました」
「この時5分足は見なかったのか?」
「もちろん見ました」
「RCI的にも方向感は上だったので、MAのブレイクか前回高値を更新した後の押し目を狙っていました」
「エントリーの型を探して待っていたわけか」
「おっしゃる通りで」
「利確のポイントは?」
「若干値動きが落ち着いてきているように感じたため、141.10を超えたら利確したいと思いながら見守りました」
「あわよくば141.15~141.20まで持ちたいと思いましたが、ホールドして運に任せるほど上昇が強いとは思えなかったので早めの利確です」
「結果的に141.2も超えていったな」
「えぇ、もう少し持って置いたら良かったと思う反面、これで良しと思う気持ちもあり、つくづく欲との付き合いは難しいと思ったところです」
「そうだな」
「押し・戻りともに到達点が読み切れないというのは環境認識・テクニカル分析が未熟ということではないか?」
「いやぁ、ほんとうにそう思います」
「危機感があるようで良かった」
「値ごろ感でエントリー、イグジットを決めるというのは安易だな」
「えぇ」
「ただ、これに関しては実践の中で少しずつ精度を高めていけたらと思ってます」
「そうだな」
「それがお前の成長余地だな」
「えぇ、ノビシロですね」
「ではまた」
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