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【資料】ペーパークラフト「乙山ハイジ」の作り方



はじめに

この記事は、上のタイトル画像にあるTwitchゲーム配信者「乙山ハイジ」のペーパークラフトの組み立て方法についてまとめたものです。
私が実際に組み立てをした時の必要になった道具や、パーツごとの細かい組み立て手順などできるだけわかりやすくまとめたと思っておりますが、この記事を読んでも不明な点がありましたら私(乙山)までご連絡をいただけましたら幸いです。このペーパークラフトは立たせた状態、座った状態の両方ができる仕様になっています。完成したら好きなポーズで飾っていただけると嬉しいです。
このペーパークラフトは型紙や道具を用意する時間を除くと、実際に完成までの作業にはだいたい2時間~3時間程度の時間が掛かると思います。

(9/27追記:配信でも言われたのですけれど、5時間ぐらいかかったという方もいたということで製作時間に関して見通しが甘すぎました大変申し訳ありません!パーツが多いので本当に時間がかかってしまいます…十分に時間を取って作っていただけましたら幸いです)

ペーパークラフトは紙製ですので水や汚れに弱いため、まとまった時間で一気に作ってしまうことをおすすめします。
なお、このペーパークラフトは製作者のJiu様に有償で依頼して製作していただいたもので、私(乙山ハイジ)、およびデザイン原案者本人による著作物ではありません。ペーパークラフト画像の二次配布、画像の改変・翻案、コラ画像のSOZAIにしてキャシャーンのBGMをバックに回転させるなどはおやめください。おあしす


まず、何が必要なのか(型紙編)

まずはペーパークラフトの型紙を印刷してください。
型紙の画像(PDFファイル)はこちらにありますので、ご自分でペーパークラフト用紙などに印刷して使用する場合はこちらからダウンロードして印刷してください。

「おうちにプリンターがない」「ペーパークラフトに使える厚紙がない」
といった場合は、ネットワークプリントサービスを利用して印刷をお願い致します。
全国のファミリーマート・ローソン・ポプラに置かれているマルチコピー機に型紙のダウンロードのためのコード番号を入力すると、その場でサーバー上の画像データをダウンロードして印刷してくれます。

コード番号は「UCMRUWHQC3」です。これを入力するとペーパークラフトの画像を選択できますのでそちらを選択して進めてください。

この時必ず「光沢紙にプリントする」を選択してください。普通のコピー用紙だと厚みが足りずペーパークラフトが作りにくいため、厚みのある光沢紙を使って印刷するとちょうどよいと思います。料金は一枚120円です。逆に言うと道具(後述)が揃っていさえすれば掛かるお金はこれぐらいです。

(11/23 追記 コンビニのネットワークプリントを利用した配布は一旦終了させていただきました。ただtwitterなどでご連絡いただけましたら個別で対応させていただきますので、欲しい場合は乙山まで直接ご相談いただけましたらと思います)

きちんと印刷に成功すればこの型紙が印刷できると思います。使うのはこの一枚だけです。裏面はありません。丁寧に扱いましょう。


まず、何が必要なのか(道具編)

ペーパークラフトはご自分で型紙を切り貼りしていただく必要があります。
そのために必要な道具は以下の通りです。

  • 上記の(型紙編)で印刷した型紙

  • カッターナイフ

  • カッター用マット

  • クリップボード、下敷きなど(なければ定規)

  • テープのり、固形のりなどの接着剤

  • ピンセット(あるととても便利、100均のやつでいいです)

  • 書き損じのコピー用紙など適当な大きさの不要な紙1枚

・クリップボードや下敷きは型紙を折る時に大まかに折り目をつける時に役に立ちます。またカッターナイフで型紙を切断するときもまっすぐ直線で切るために必要になります。

・接着剤に関してはテープのりでも固形のりでもどちらでも良いと思います。接着剤をのりしろに塗る際に、カッターマットを汚さないように不要な紙などを敷くと良いと思います。

・ピンセットは細かい紙のパーツの張り合わせをする時にピンセットを使うとストレスなくできます。先が細くなっているピンセットであれば何でも構いません。100均ショップのもので問題なく使えると思います。


① 型紙からペーパークラフト部分を切り出す作業

カッターナイフを使って型紙からペーパークラフトを切り出します。正直、一番最初の作業なのにも関わらずこの作業が一番神経を使う上に切り出すパーツがたくさんあって大変です。ですけれどもここを乗り越えてしまえば後は組み立てるだけですので、ここが本当に正念場です。

まずはひたすら型紙から、ペーパークラフトの外側の縁の部分に合わせてカッターナイフで切断してください。上の画像で言うところの赤線の部分です。この赤線の部分に沿ってカッターナイフを使って切り出してください。ペーパークラフトの白い台形の部分は「のりしろ」など表からは見えない部分です。のりしろの部分はそれほど丁寧に切り出しをしなくて大丈夫です。ですが、白くなっていない色のついた部分は表から見える部分で、ここはきちんと定規などを使って正確に切り出してください。この切り出しの正確さが出来栄えにもろに影響を受けますのでがんばってください。
細かくカッターナイフを入れないといけない場所は、定規とカッターを使って先に色のついた場所を切って、その後にのりしろの部分をフリーハンドで切るときれいに手早く切り出せると思います。

キャラクターの内部に描かれている実線は「折る場所」の線です。折り目の線で間違えて切断しないように気をつけてください。

また、破線は「切れ込みを入れる場所」の線です。

例えばこのパーツ…頭(1)では、組み立てた時に頭の下面になる部分に2ヶ所の切り込みを入れます。(赤い矢印の部分)組み立てた後に切り込みを入れるのは難しいので、今のうちに切り込みを入れておきましょう。

切り出しが難しい部分としては頭(2)の前髪の部分で、カッターを使って曲線的に切り出しをしないといけないためかなり精密な作業を要求されます。がんばってください。前髪は本当に目につくところですから丁寧に…!白い部分がはみ出した場合はカッターで切るよりも先の細いハサミを使って微調整するか、同じ色のペンで塗りつぶすかするときれいに仕上げられます。

慣れないとこの切り出しだけで全部で1時間~1時間半かかるかと思います。がんばってください。ここが本当に正念場です。すべて切り出し終わると下の写真のような形で全てのパーツを置けると思います。
しっぽの部分は正直無理に切り出さなくても良いと思います。きれいに組み立てるのはかなり難しいので最初から無くしてもいいです…

上の写真には載っていませんけれど、型紙には「腕用軸」というパーツもありますので、そちらも忘れずに切り出すようにしてください。上の写真を撮った時点で完全に忘れてました。これがないと腕を取り付けられませんので忘れずに。だってよシャンクス…両腕が!

切り出しが終わりましたら、ようやく組み立て作業に取り掛かります。たいへんお疲れ様でした。長く苦しい戦いだった…


② ペーパークラフトの各パーツの組み立て作業

ひとつひとつパーツを組み立てていく作業になります。最終的には写真のような形でパーツごとにまとめるのが目標です。

それぞれのパーツにある実線に沿って正確に折り目をつけていきます。このとき、強く紙を折る前に下敷きなどを使って線を確認しながら大まかに折り目をつけておくとやりやすいと思います。下敷きがなければインクの出ないボールペンの先など尖った棒で折れ線を付けておきましょう。

大まかに折り目をつけた後に線1つ1つ丁寧に強く折っていってください。

折り目をつけたら、それぞれのパーツにはのりしろがありますので、のりしろの部分に接着剤を塗ってペーパークラフトを貼り合わせていきます。このとき下に不要な紙を敷いておくとカッターマットを接着剤で汚さずに済みます。


・頭部

フードの耳の部分は組み立てた後、頭(2)のパーツの上面の切り込み部分に差し込みます。

耳の下についている白い台形の部分は白い場所ですけれどのりしろではなく、フードに差し込むための部分になっています。間違ってのり付けしないように気をつけてください。


・胴体

胴体には2つのパーツがありますが、胴体(前)のスカートについている破線部分に切込みを入れるのを忘れないようにしましょう。

また、2つの胴体のパーツの上にある台形の部分も、フードの耳と同じようにのりしろではなく、頭のパーツに差し込むための部分になりますので、間違ってのり付けしないように注意してください。

胴体の2つのパーツを貼り合わせる前に、先に胴体(後)のパーツと腕用軸のパーツを接着してください。細かい作業になりますけどピンセットを使うと多少やりやすいと思います。

腕用軸を接着できたら、胴体(前)と胴体(後)のパーツを貼り合わせます。ペーパークラフトを直立させる場合は、ワンピースのスカート部分の横に飛び出している部分を内側に入れると胴体がきれいな箱型になると思います。ペーパークラフトを座ったポーズにさせる場合はそのまま横に飛び出したままにしておくとよいです。


・両腕

組み立てると、手の部分の立方体と腕の部分の三角形の部分が組み合わさっている形ということがわかります。また、腕の付け根の部分にはのりしろがなく、筒状になっていると思います。この上の穴に先ほど作った胴体の腕用軸を差し込みます。それによって腕が胴体に固定されるわけです。腕が取れやすいようであればのり付けしておきましょう。

(10/23追記:腕用軸が抜けやすいときは腕用軸にテープを巻いて厚みを調整すると良いそうです!お困りの方がいましたらお試しください)


・両脚

赤線をつけた部分を忘れずにカッターで切るようにしてください。また、白く扇状に破線が入っている部分の破線にも切り込みを入れてください。

切り込みを入れた後は、扇状になった破線部分を立体的な形状になるように接着していきます。これがペーパークラフトを座らせたポーズの時のお尻の部分になります。曲線でのり付けするのは大変ですのでピンセットを使うと楽です。

あとよく見ると足首の近くのところにリボンが付いているのがわかるかと思います。これが脚の外側になるようにしてください。わかりづらいですけど、下の写真は左脚の写真になります。

(10/23追記:座らせた状態ではお尻の部分がどのようになっているのか写真を載せておきます。横にした脚部の上に胴体を乗せる形で組み合わせています)


足首のリボンは三面図にも入っていたのできちんと再現していただけました。本当に細かいところまで再現していただきました…


・靴

共通足(靴)に関しても、両脚と同じように赤線の部分を忘れずにカッターで切ってください。

その後普通に組み立てると写真のような形になります。細かい作業になるかと思いますのでここもピンセットを使うと楽かと思います。完成したらそれぞれの靴を両足の黒い部分に貼り合わせてください。

(10/23追記:靴と脚部の貼り合わせは靴の部分が浮いてしまうとペーパークラフトを立たせにくいので靴のリボンの上部分までが隠れるくらいまで押し込んで貼り合わせたほうが安定します。靴の中に100均のマグネットなど重しになるものを入れるとより安定すると思います!



・完成

ここまで組み立てると、頭部、胴体、左脚、右脚の4つのパーツになるかと思います。
最後に頭部の下面に胴体の上面を差し込めば完成です。

後はペーパークラフトを直立させたいか、座った状態にしたいかによって両脚の位置を調整してください。

しっぽを取り付けたい場合は、胴体(後)のパーツの後ろの切り込みに2つ折りにしたしっぽを差し込みます。



できあがって

数時間の激闘の末完成した皆様、お疲れ様でした。
あとは皆様のおもちゃです。


いつも配信を観てくださる皆様に少しでもお返しをしたいとは思っていたのですが、どんな形でお返しができるかというのはゲーム配信を始めてからずっと思っていたことでした。
ある時は配信開始画面で使用するイラストを新しく発注したり、またある時は新しい配信用のゲーム機や機材を購入したりといろいろなことをやってきましたけれど、今回は初めて皆さんに直接手に取っていただける形のあるものができたのが純粋に嬉しく感じています。

今回ペーパークラフトを作っていただくことになった経緯としては、配信中に配信者のグッズの話になった時にスレッドの「」さんからペーパークラフトを作ってはどうか、というお話があってそこから興味を持って調べたところ、ペーパークラフト製作を請け負っているJiuさんをお見かけして依頼させていただいたという流れでした。
配信で使用しているアバターをまた別の形で楽しむことができるようにしたいというのは前から思っておりまして、今回こんな素晴らしいペーパークラフトを作って頂いてたいへん光栄に思っています。本当にお忙しい中、そして体調のすぐれない中ペーパークラフトを製作していただいたJiuさんにお礼を申し上げます。

配信を始めてから2年半以上も経ってのようやくのお返しになってしまいましたけれど、ここまでいろいろな事を考えるようになったのは配信をご視聴いただいている皆様のおかげと思っています。これからも不定期な配信ではありますけれど、変わらずお付き合いいただけましたら幸いです。ここまで本当にありがとうございました!

2022年9月 乙山ハイジ

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