「夢はかなわない」は麻雀でたとえると説明できる

「努力すれば必ず報われる……はウソだ! 夢はかなわない」「かなった人もまれに居るけど、例外だ」「運が一番重要」
という話があるけど。

あまりにも希望がない極論のためか、いまいち聴いた人が納得してくれない傾向がある。

しかし「努力に意味が無い」と嘆くのは間違った解釈だ。

これは麻雀をある程度以上で遊んだことがある人には簡単に説明することが出来る。
努力とは「どの牌を切るか? どんな捨牌なら危険牌を捨てないか? 点差と持ち点から考えて勝負をするか降りるか」という判断力を鍛えること。麻雀をながく遊ぶことで経験的にも身につけられる。
運とは「配牌やツモ。相手の技能。相手から目をつけられるかどうか」ということ。

牌の捨て方並べ方もわからない人は、当然だけど絶対に勝てない。最低限のルールを習得する必要がある。

勝ったり負けたりする程度に成るためには、牌を並べる程度よりもセオリーを覚えたり判断力を鍛える必要がある。

そしてそこから先は運に恵まれる必要がある。(運がないときでも、強気で攻めてブラフで相手を降りさせたり、安い上がり手で相手の得点を妨害したり、戦い方はいくらでもある)

また半荘では全部親流れだとしても最低8回は勝負をすることになるので、単なる一発勝負ビギナーズラッキー任せだけでは総合的には勝つことは出来ない。

そしてたいてい勝つのは1位の人だけで他の3人は敗者もしくはプラマイ0の現状維持だ。

麻雀は「夢はかなわない」し「運が一番重要」ではあるが、それでも努力は必要だし、運が無いなりにも戦い方はいくらでもある。

絶対に報われるわけではないし、だいたい勝てないが、それでも判断力を鍛えるしたまに勝てるときは勝ちに行く。点差が有利なときは危険なことをせずに勝負を降りて逃げる。勝負に負けてもいちいちクヨクヨしない。……こういうこと。

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