課税価格の決定の原則【RKM119】

課税価格の決定の原則【RKM119】

課税価格の決定の原則
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【問題】
次の記述は、輸入貨物の課税価格の計算に関するものであるが、その記述の正しいものには〇を、誤っているものには×を、マークしなさい。

輸入貨物が、その輸入取引に係る取引条件に従って売手から買手に引き渡されるまでの間に輸出国で保管される場合、当該保管に要する費用で買手が負担するものは、現実支払価格に含まれる。









【解説】
輸入貨物の課税価格は、原則として、当該輸入貨物に係る輸入取引がされた場合において、当該輸入取引に関し買手により売手に対し又は売手のために、当該輸入貨物につき現実に支払われた又は支払われるべき価格(現実支払価格)に、その含まれていない限度において運賃等の加算要素の額を加えた価格とされている。

現実支払価格は、当該輸入貨物につき、買手により売手に対し又は売手のために行われた又は行われるべき支払の総額をいい、売手の債務の弁済等の間接的な支払の額を含むこととされている。

したがって、輸入貨物が、その輸入取引に係る取引条件に従って売手から買手に引き渡されるまでの間に輸出国で保管される場合における当該保管に要する費用で買手が負担するものは、買手と売手との合意に基づき、輸入貨物の輸入取引をするために買手から売手に支払われるものなので、その輸入貨物の現実支払価格に含まれることとなる。

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