関税率表 第09.08項

第 9 類 コーヒー、茶、マテ及び香辛料

09.08 肉ずく、肉ずく花及びカルダモン類
-肉ずく
0908.11--破砕及び粉砕のいずれもしてないもの
0908.12--破砕し又は粉砕したもの
-肉ずく花
0908.21--破砕及び粉砕のいずれもしてないもの
0908.22--破砕し又は粉砕したもの
-カルダモン類
0908.31--破砕及び粉砕のいずれもしてないもの
0908.32--破砕し又は粉砕したもの

この項には、次の物品を含む。
(a) 肉ずく類:丸い形のもの又は長い形のものがあり、殻付きであるかないかを問わない。
(b) 肉ずく花:肉ずく花は、肉ずくの外殻と核との間の膜状の包皮である。これは、細く切られ、肉ずくと同じ特性を持っているが、より一層顕著である。これは生鮮の時は鮮明な赤色をしているが、時が経過すると黄色になり、角のようにもろく、半透明になる。ある種の肉ずく花は、亜麻色又は白色である。
(c)カルダモン類:
(1)グレープカルダモン類(grape cardamoms):この品種は密集したひとまとめの房状に生育することから、この名称がある。これは、全形のまま提示されることもあるが、より一般的には、ぶどうの粒程の大きさの単一のナットとして提示される。このナットは、白色で、3個の明るい膜質の突出した面を持った球円形をしている。内部は三房に分かれ、各房中には多数のにがい刺激性の香味を有する芳香性の種を含んでいる。
(2)小粒及び中粒のカルダモン類:構造及び特性は、グレープカルダモン類に類似しているが、三角形により近く、細長い形をしている。
(3)大粒のカルダモン類:これは三角形をなし、27 ミリメートルから 40 ミリメートルの長さで褐(かっ)色の殻を持っている。
(4)Malaguetta pepper 又は“grains of paradise”(Aframomum melegueta):ほとんど常に殻を取って提示され、小さく細長い角立った種子に入っており、荒い表面を持っているが、あたかもワニスを塗ったように輝いている。これは、香りはないが苦くこしょう類似の刺激性の香味を持っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?