高い曇りの音

一つ一つに答えを出していこいう
一つ一つについてとことん悩もう
詩は香りである

全裸や 着ても地味な服装で
人前を歩く事を嫌う者が
煌びやかな装飾をし
理想に近づけた髪型をし
できる限り
忌み嫌うあの外出を
精一杯楽しもうとするようなものである

言葉に自信がなく 否
言葉に不満足なものにとり
言葉に色がつく
言葉が香る
言葉に感情がのる
言葉が息をする
言葉が世界を創る

詩は言葉に楽しみを与える
「我々の唯一の“武器”は言葉」
平和を希求した科学者は言った
対話なくして平和はない
言葉なくして平和はない
詩はその言葉に無限の彩りを与える
詩はその言葉を蘇らせる

雨が降る灰色の部屋に
立ち込める珈琲の香りと
甘ったるい洗濯物の香り
八月十五日は少し肌寒い
テーブルの上に無作為に置かれた本`s
ここに規則性はあるのだろうか
無意識を意識せよ
その意識が無意識になった時
初めて事象に打ち勝つことができる

言葉を止めるな
生み続けろ
創り続けろ
希望はそこに

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