見出し画像

メガネが壊れた休日

この日は目覚めから最悪の始まりだった。休日前の土曜日、世間は夏休みシーズン。と言うわけで僕も土曜日の夜から友達とドンチャン騒ぎ。呑めや歌えやの宴は朝日が空を照らす頃まで続き自宅に戻ったのは早朝を過ぎてからだった。
宴の余韻が抜けるのを待ちつつ少し家の掃除をし床に着いたまではよかった。

そんな日曜の休日。次目が覚めたのは熱さのピークが過ぎた夕暮れだった。ボケた頭を何とか覚醒させメガネを取ろうとしたがいつも置いてあるところにメガネがない。どこにいったんだと思いながら手で探していると寝てる腰の辺りに妙な違和感があった。
いったんメガネの捜索を止めその違和感の物体に触れるとやたら馴染みのある触り心地だった。まさかな…と思い目でその物体を確認してみるとまさに今探していたメガネだった。
あぁ良かったメガネあったわ…これで終わりならハッピーエンドだ。だがメガネは横になって寝ていた僕の下にあったのだ。床と身体の間に、僕のメガネは鉄と金で出来ているわけではない。ガラスとプラスチックの物体がプレスされたようなものだ。レンズこそ壊れなかったがフレームの部分が圧迫により歪んでしまいまともにかけることが出来なくなってしまった。

最初の方は自分で何とかなるかと手でフレームを動かそうとした。しかしフレームは少しも良くならないどころか嫌な音を立て、現在辛うじてかけれる状態なのが下手したらフレームそのものが折れてしまうのではないかと思い復旧は断念した。

こうなってしまっては素人ではどうにもならない、外はまだ夕焼けで夜とは言えない時間。残り少ない休日家に籠るプランを変更して何とか今日中にメガネを新調しなければならない。


この間のやつ…

生活に困った時のイオン。食料品に電化製品に雑貨店も揃っている。そして目当てのメガネ屋もこのイオンにはある。

早速メガネ屋へ足を運ぶ。日曜の夕方、正直店内は客のいないガラガラ状態かと思っていたがかなり客が多い。こりゃ下手すれば今日中にはメガネ出来ないかもと思ってしまった。それでも買わないわけにはいかない。


少し大きい奴で似た奴にした

可もなく不可もない無難なモノをさっさと選びメガネを作ってもらうことにした。
今日中に出来るかと聞いたら何とか今日中には出来るという嬉しい回答。ただ店内の様子で想像は着いたが出来るまで数時間はかかると。
仕方がないので衣音で待つことに、フレームの曲がった今のメガネはかけるとコントのギャグアイテムみたいに滑稽な顔になってしまう。裸眼だとろくにモノが見えない僕はどうやって時間を潰すかと考えているとあるものがあるのを思い出す。


マッサージ…

マッサージ機。正直身体はオールした状態の二日酔いで万全とは言えない。これなら目が見えなくてもさほど問題ないのでコレをやることにした。
このマッサージ機なんと無重力モードがありそれに設定すると椅子が倒れ本当に無重力の状態、宇宙空間にいるような感覚になる。
実際に試してみると身体の重みが消えて宙に浮いているようだった。身体をほぐしマッサージを終えると少し小腹が空いた。


朝飯?はしっかり食べるべき、

フードコートで軽く(?)食事をして最後にメガネ屋によるとメガネはもう完成していた。

新しいメガネは気分がいい。前とそんなに変わった型ではないので他人には気づかれにくいだろう。だが内面から自分が生まれ変わった気分になれた。

8月最初の休みは不穏なスタートだったが夏はまだまだ続く。今年の夏は精一杯楽しみたいと思った。


本日の支出

マッサージ300円

飲食代3400円

メガネ代6600円

合計10300円

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?