香港マカオ旅行記2023 その2
朝ごはんはホテルのレストランで食べた。
国慶節の様子を伝える中国語のテレビと、10メートル先の人と話す声量で話す隣のテーブルの人たちに異国に来た実感が湧く。
朝から元気な人を見ると、私も元気になるし声もっと出してこ!と思った。
朝ごはんももちろん点心を食べたのだけど、そこで食器をお茶で洗う香港の風習を友人から習った。
写真の奥に写っている、ミニ肉まんみたいな点心の餡に八角が効いていて美味しかった。海老の点心も問答無用で美味しい。
窓から差し込む朝日が強烈すぎて、そこで初めてマカオって暑いのでは?という疑惑が浮上する。
え、あと数日で10月なのに?
友達に確認するとめちゃめちゃに暑いらしい。
昨日は夜だったから穏やかに過ごせたけど、どうも様子が違うようだ。
街に出てみると蒸し暑い!
通りの名前が中国語とポルトガル語の併記がされていて面白い。公用語になってるけど実際には現在どれくらい話者がいるのだろう?
歩いて早々に暑さと湿気のダブルパンチにギブアップしてパン屋さんでエッグタルトを買って休憩した。
何となく日傘と帽子とサングラスを持ってきてたけど、無かったら大変なことだった。
卒倒してたに違いない。
エッグタルトは程よい甘さでとっても美味しかった。何個でも食べれる美味しさだった。
エッグタルトで栄養補給しても、暑いものは熱い。黙々と歩くうちに目的地である、植民地時代の建築が残るマカオ歴史市街地区にたどり着いた。それまでの街並みから急にガラリと景色が変わり、突然異世界に来たかのようで驚いた。ホテル周辺の街並みもすごく好きだったが、こちらも魅力的だ。世界遺産とのことで最も訪れたかった場所!
因みに太陽もそのうちに出力パワーを最大に上げていた。
最初に見たのはカテドラルで、その日は日曜日のミサをやっていた。歴史のある建物が生活の一部って素敵だなぁ。広場も素敵で、タイルと噴水が美しかった。
観光客向けの商店が立ち並ぶ細い裏道も、タイルの細工があり見ていて面白い。
次に訪れたのは、聖ポール天主堂跡。建物の一部だけが現存しているのだけど、建築当初の荘厳な雰囲気が伝わってくる。石の階段を登って、高台からマカオの景色を眺めたけどやっぱり不思議だ。世界遺産、普通の街、カジノがいっぺんに視界に広がる。統一感がないんだけど、それがマカオらしさのように感じた。
お次はセナド広場に向かう。色使いも、タイル使いも本当に好きだ!
国慶節の飾りとポルトガル建築のコントラストに歴史を感じた。ポルトガルにもいつか行って、建築を見比べてみたい。ポルトガル統治時代、当時のポルトガル人は街並みをずいぶんこだわって作ったんだなぁ。今度台湾に行くので、日本統治時代の建物も見てみたいと思う。
正午近くになり、流石に暑すぎるよねという話になり、そろそろ屋内に行きたい…🥹ということでカジノに行ってみることになった。バスに乗って、各カジノホテルが無料で出しているバス乗り場を目指す。これが分かりづらかった!!暑いしバス停から永遠に歩くし、案内も分かりづらかった。バス停のスタッフの人たちに聞きながら向かったのだけど、最近場所が変更になったらしい。
ということで、向かった先はThe Venetian Macao!広すぎてもはや駅のようだ。因みにここでも電子決済か現金しか使えないようだった。
高級ブティックの立ち並ぶ通りを抜けると、黒いスーツを着た人がいて、パスポートを見せてゲートを通るとカジノが広がっていた。ホールを見渡すと、結構家族で賭けをしていたりして興味深い。よくドラマで見るテーブルでコインを賭けるものから、パチンコみたいなものまで様々な種類があった。
日本にも構想があるけど、カジノがある日本って想像ができない。フロアの中央にはロレックスの店があり、ギラギラしていた。特に賭けをするつもりはなかったので早々にカジノ見学を終えて、ショッピングモールエリアへ向かう。
作り物の空と街並みが広がり、ゴンドラに乗ることもできる。これ、ベネチア風ビーナスフォートだ!
どこも混みすぎてて結局マックで昼食を食べた。ポテトを食べながら、そろそろ香港へ向かう時間となって、香港行きのフェリーを予約した。
あまり下調べなく来たマカオだけど、狭い半島にその歴史が感じられるたくさんの見所があって非常に楽しかった。煌びやかなカジノを細い裏通りから遠くに見た初日と、実際に行って見た二日目では全く景色が違って、訪れる場所で全く違う表情を見せる街だなぁと思った。
この旅で心に残ったのはやはり、ホテルや観光客向けの店の間に祀られる神様だな。どんなに観光業が発展しても、そこにある人々の文化や生活が垣間見れる気がして温かい気持ちになった。よく見ると色んな神様が祀られてる。次にマカオに行ったら、ちゃんと挨拶がしたいなぁ〜。
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