《鬼の旅2》 奈良 高鴨神社と鬼門神社
朝から向かったのは
奈良県 高鴨神社
全国加茂系神社の元宮
御祭神
阿治須枝高日子根命＝迦毛之大御神
事代主命
阿治須枝速雄命
下照姫命
天稚彦命
こちらに参拝する前日に海巫女より
「黒い岩を高鴨神社で預かるから
それを鬼門神社の然るべき場所に
置くみたい」
との指示がー
黒い岩、黒い岩…
と念頭におきながら本殿にご挨拶すると
こんな言葉をいただいた
信ぜよ、信ぜよ
全ては己の中にある
その信念を導くのが私たち神の
役割である
まさに、この後この言葉通りのことを
体験することとなるー
死した神々をも蘇らせる強い力があると
書かれていたが、ひとつ疑問があったので
聴いてみた
「なぜ、人ではなく神々を
蘇らせることができるのか？」
神々の死とは役目を果たした神が
次の神格をもって旅立つとき
故にわたしは、新たな神格へと導く
人の魂はまだまだ成長過程
転生することで学ぶことがある
とー
そして、迦毛之大御神
役目そのものが鬼門神社に繋がっていた。
黒い岩に話は戻るが…
ビジョンではっきり見えていながら
一向に実物を見つけることができなかった
この辺りっぽいとされる場所を
いくら探せど出てこない…
本当にあるのだろうか…
でも、その岩がないと鬼門神社にも
行けないし…
移動距離を考えるとそろそろ
見つけないとまずいなぁ…
と、気は焦るばかり。
天照大御神の社で尋ねるが
「ある。ある。もう、近い。」
としか、言われない。
（この時に、天照大御神より
鬼解放の術を授かる）
ある、と言われるが
ない、現実…
再び本殿で意識を集中させると
「裏」と言われる
裏？本殿の裏か！と、走り出すが…
本殿裏は山で、その一帯が御神域であり
足を踏み入れることはできない。
それでも山の裏側にあるかも？と
反対側へ回るが何もなかった…
もう一度、本殿横に戻る。
すると本殿に背を向けている時に
木から「後ろの正面」と言われた。
後ろの正面？？
本殿に参拝するときの後ろの正面は
鳥居？？
そう思い、鳥居まで戻る。
が、そこにめぼしい黒い岩はなかった。
鳥居の入り口から、本殿を見た瞬間、閃いたー
後ろの正面は、本殿のご神域そのものだ！！
だから、本殿に行けばいいんだ！
そして、黒い岩は物質ではなく
エネルギー体で授かるのだと。
再び本殿へ行き、手を合わせると
「よく、分かったね。
これを持って、鬼門神社へー」
と、黒い岩をエネルギー体で預かった。
極寒の中、3時間に及ぶ
黒岩大捜索は幕を閉じたー
何度も言われていたように
答えは己の中にあったし、
あることを信じきることが
試されていたのだと思う。
ようやく、黒い岩を手に入れ
そこからタクシーで20分ほどの
鬼門神社を目指した。
しかし、ここもまた一筋縄ではいかなかった。
地図で示されている場所から行こうとしても
山で遮られ、どう見てもいくことができないのだ。
ここまで来たのに、ここで終わり…？？
日が落ち始め、数少ない電車に乗るための
時間が迫っていた。
それでも、どうしても諦めることができず
人となかなかすれ違うことがない場所で
偶然、民家の軒先にいらした地元の方に
場所を尋ねることができた。
まだ雪が残る、細い道の先に
ようやく鬼門神社の鳥居を発見した。
日が落ちていることもあり
その空気感に一瞬足がすくんだが
嫌な気はしなかったので
そのまま奥へと進んだ。
手を合わせると「裏へ」と言われた。
裏へまわると、ここに置くのだろうと
思われる場所を発見したので
高鴨神社で預かった黒い岩をその場所へ
設置した。（エネルギー体で）
そして、天照大御神より伝授された術で
鬼の解放を試みた。
すると、何かが通った感じがした。
今、繋がれし魂よ
これで道が通った
全国の鬼を解放せよ
鬼神は奇人
鬼女となった女性たち
女性たちの鬼を解放すること
溜まりすぎていた鬼の解放
それを昇華できる者たちが
率先して立ち上がりやっていく
鬼の根源は一緒
それを解放していく
という言葉をもらった。
何度も書いているが、鬼そのものが
悪いのではない。
悪いものと決めつけ、封印してきた
その事実から目を背けることなく
しっかり見つめ、解放することが求めらている。
鬼門神社での開門の儀
それは封じ込められた鬼や
滞った氣（エネルギー＝龍）の
抜け道となるのだろう。
そして、なぜ黒い岩が必要だったのか？
それも、高鴨神社の…
先述したように、迦毛之大御神は
死した神々をも蘇らせる強い力を持つ神である。
ゆえに、死した神々＝封印された鬼神の
復活には、迦毛之大御神の
力が宿る黒い岩が必要不可欠だったのだろう…
つづく
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