《鬼の旅1》奈良 鹿と春日大社
旅がはじまる朝から海巫女と
同時に大きな氣づきを体験した。
それは、「こんなにも愛されていた」
と深いところで愛を感じる体験だった。
そして、この体験をしたことが
後に訪れた木嶋坐天照御霊神社での
「空」のメッセージ、そして体験に繋がるー
春日大社の鹿に枝を返すミッション
この記事で書いた通り、
参道で待つという鹿に枝を返しに向かう
途中、やたら気になる木があったので
意識を向けると、必死に守っている感じが
伝わってきた。
象の脚のような幹と根
木のケアを始めると
カップルがこの珍しい形の木に惹かれ
ゴツゴツした部分を触って去っていった
その瞬間、また硬くなったのを感じた。
あぁ、人の念から必死に自分を
守っているんだと感じた。
もう大丈夫だよ、と声をかけながら
癒しと結界を張っていく
終わると、どこから共なく一頭の鹿が
そばに来た。
え?もしかしてこの鹿??
枝を差し出すと鼻をツンと押しつけて
歩き始めてしまった。
どうやら、この鹿ではなかったらしい。
(ここから様々な鹿トラップがはじまる)
しばらく歩くと、また目の合う鹿が。
写真を撮ると光っていた。
この鹿??
すると、鹿せんべいにつられて
他の鹿たちと一緒に走っていってしまった。
一連の経緯を海巫女に伝えると
一言主様が呼んでいるので先に
参拝したらいいかも、と。
これ以上、鹿を追いかける気にもなれなかったので、
春日大社へ向かうことにした。
本殿にてご挨拶後、一言主様のところへ
「14時まで待たれよ。まず、若宮神社へ」
その時点で13時だったので、ゆっくり境内を
まわることにした。
若宮神社にて鬼に関するメッセージをいただいた。
「鬼の角を引っこ抜く。
ツノ、角が立つ。ツノはとげ。
鬼からツノがなくなると本来の姿へと戻る。
鬼そのものが悪いのではなく、
トゲとして生えている角が害をなしているだけ。」
と。
確かに、雑司ヶ谷の鬼子母神神社の「鬼」には
上のツノがないし、角のない鬼は
人助けをしたり、仏に帰依して善神になった鬼を
表すと言われている。
そう言えば、これを書きながら思ったが
そもそも鹿の「角」から始まり、
鹿は龍だと言い、そして今度は鬼の「角」
角とはなんなのか?
鬼のツノは鬼門が「丑寅」だから
牛の角に虎のパンツ、と言われているが
それだけではない気がしてならない。
角はアンテナ
鹿の角は龍の角、鬼の角は龍の角
(福井から金沢へ向かう電車の中で浮かんだので
記しておく)
本来の角はアンテナ=神聖が宿るところ
であるのに、そこが穢れ(氣枯れ)トゲとなる
ということらしい(弥勒菩薩と対話)
話がだいぶ脱線してしまったが、
若宮神社の次は金龍神社へ。
ここでもまた、メッセージをもらう。
それと共に、金龍がわたしの中へと入った。
「これからも龍繋ぎをしていく。
元々その者が持っている素質、器。
その準備ができたものから龍がどんどん入っていく。
龍繋ぎとは、その器に龍を導くこと。」
そして、一番奥にある紀伊神社へ。
その隣に「龍王珠石」という石群があった。
善女龍王が尾珠を納められたところという
尾珠=龍の卵だと感じた。
目には見えないだけで、龍の卵を産みつける場所は
ここ以外にもあるという。
珠石=受石
その地を訪れ、参拝した人の中に
珠、(龍の)受け皿となる卵を入れる。
そして、その者の成長を通じて、龍を育てるという。
(龍は人の魂の成長をサポートするのが役目)
全ての参拝を終えると、ちょうど14時を迎える
時刻になっていた。
参道に戻るのだな、と思ったので
春日大社を後にし、来た道を戻る。
もう一度、どんな鹿が待っているのか
意識を合わせると、こちらを見て光の中にいる
鹿の姿が視えた。
途中、それらしき姿をした(トラップ)鹿が
数頭いたが、どれも違う…
行かれたことがある方はご存知かと思うが
参道の右側(鳥居から入って)で待っていると言えど、
鳥居の右側は広大な敷地である。
その中で、たった一頭の鹿に出逢うなど
できるのだろうか。かなりの距離を寒空の中
歩いているので心が折れそうになる。
探し始めて1時間は経っていたー
まだ、足を踏み入れていない場所があったので
木々の中へ。
すると、奥の方に三頭の鹿がおり
一頭だけわたしが近づく前からじっと
こちらを見ていた。
あぁ、やっと会えた。。。
これまでの鹿たちは、近づくと逃げてしまったのだがこの鹿は違った。
待っていましたと言わんばかりに
スッと立ち上がった。
その姿がなんとも美しく、確信が深まった。
歩き出したので、ついて行く。
歩き方も美しかった。
しばらく歩かされたのち、ある木の前で
「キュン」と鳴いた。
カラスも一緒になって鳴いた。
鹿のあとをついて回っている時には全く
目に入っていなかったが、
他の木とは明らかに違う
異様な木がそこにはあった。
この木を見た瞬間
「鬼石」という言葉が浮かんだ。
この枝をどうすれば良いか?
「木の中へ、見えないように入れて」
と言われたので、その通りにする。
そして、「明日、拾うものがある」
と言って、鹿はどこかへ行ってしまった。
こうして、濃すぎる一日目を終えた。
翌日、もっと難解なミッションとなるとは
つゆ知らず…
つづく