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3月6日(月):うどん県最終日・小豆島へ


ウルトラうどんマラニックを終えた翌日。帰りはサンライズ瀬戸で帰るので、夜まで1日フリータイムだった。とはいえ、2日で100km走った後なので、足が痛くて歩けないという事態も考えられたから、その時の体調次第で何をするか決めようと考えていて、はっきり計画は立てていなかった。幸い、どこにも痛みはなく元気だったので、1日観光してから帰ることにした。

朝のうどん

まずは朝食。2日間でまだ行っていなかったうどん屋へ。善通寺市街はそんなに選択肢は多くない。

麺賊
ここも前に来たことはある

考えたプランは2つ。
・高松に出て、フェリーでどこかの島に行く
・琴電のフリーきっぷを使って沿線のうどんを食べて回る

1つ目に関しては、直島、豊島、男木島、女木島、小豆島など行き先はたくさんある。2つ目だと、琴電はまだ志度線や長尾線などの支線には乗ったことがないので、そちらを訪ねてみるのも面白そうだと思った。

結局、2つ目の案は断念した。志度線や長尾線の沿線は、駅から歩いて行けそうなうどん屋がほとんどなかった。行った先で特に見るものもないので、ただ電車に乗っただけで終わってしまう。それでもそれなりに楽しいだろうけど。

それでどこか島に行くことにしたけど、すぐに高松に行ってしまうのも面白くないので、途中でうどん屋に寄ることにした。今日も琴電。

琴平駅
琴電いいよ琴電

開店時間や電車の都合で、「たむら」へ。場所は不便だけどここは有名店。

歩きだと駅から30分近くかかる
このベンチに座って食べる
昆布天が珍しくて食べてみた

小豆島

うどん欲も満たされたので高松へ。どの島に行くか迷ったけれど、フェリーの時間が一番早かった小豆島に行くことにした。大きな島だから全部回るのは無理だけど、半日あればそれなりに楽しめる。

フェリーもわりと好き
いったん高松を去る
他のフェリーとすれ違う

土庄港へ到着。小豆島はとにかくオリーブ推しがすごかった。どこもかしこもオリーブだらけ。何かと名前にオリーブを付けるし、スペースがあればとにかくオリーブが植えられていた。

オリーブのマークに、オリーブの植木、鉢植え
『二十四の瞳』を記念する「平和の群像」。周りはもちろんオリーブ

小豆島といえば有名なのは素麺と醤油。製麺所や工場はあるけれど、あちこちに散らばっている。着いたのは昼過ぎで、何ヶ所も回るのは無理そうだったので、簡単に訪ねられる場所にしようと、とりあえずバスでオリーブ公園に行ってみた。

バス停を降りたら海
水がきれい

オリーブ公園はバス停を降りて少し丘を上ったところにあった。オリーブ推しのわりにあまり地中海感の感じられない小豆島だったけど、ここはギリシャっぽさにあふれていた。

ギリシャ神殿を意識しているように見える道の駅
中にはアテナ像が
ギリシャ日時計
ギリシャ風車

そしてここぞとばかりにオリーブ。

オリーブの原木
オリーブの丘
オリーブソフトクリーム

ちなみに実写映画の『魔女の宅急便』は小豆島を舞台にしていたそうだ。あまり話題にならなかったし、僕も一応見たはずだけどほとんど記憶に残っていないけど。そのセットがこのオリーブ公園に移設されていた。そのため、魔女のほうきが無料で貸し出されていて、公園のあちこちにほうきを持って飛び跳ねている人たちがいてとてもシュールだった。あの人たちも多分アニメしか見たことないだろうな。

グーチョキパン屋として使われた建物

土庄港に戻る前に途中でバスを降りて、「エンジェルロード」に寄った。普段は島だけど干潮時に道ができて渡れるようになっている。

とりあえず歩いてみた
丘の上から
「恋人の聖地」(汗)

エンジェルロードから土庄港へは、ちょうどいいバスがなかったため歩いた。2.4kmなのでそれほどの距離ではない。途中で尾崎放哉記念館なるものを見つけて寄ってみた。晩年はこのお寺で過ごして亡くなったそうだ。暮らしていた庵が記念館になっている。

「恋人の聖地」のすぐ裏にこんなところが
お墓
記念館

締めのカレーうどん・サンライズ瀬戸

高松に戻ったらもう夕方だった。バスの本数が少なく待ち時間が長かったのと、本当はエンジェルロードから土庄港までレンタサイクルで移動するつもりだったのが使える自転車が1台もなかったのでだいぶ遅くなってしまった。

もう夕方

高松に戻ったので、またうどん屋を探す。しかし、ただでさえ午後3時以降営業している店が少ないところに、夕方やっている店も月曜日は定休日というところが多くて、なかなか開店しているところが見つからなかった。まさか高松でうどん難民になってしまうとは思わなかった。散々歩き回って、とにかく開いている店で一杯。

めりけんや
本当はしっぽくうどんが食べたかったけどもう終わっていた

時間があったら琴電志度線にも乗ってみたかったけど、もう暗かったので諦めた。夜でも乗れないことはなかったけど、モバイルバッテリーの残量が少なかったので充電のためにスタバに入った。

うどん県滞在の締めはやはりカレーうどん。鶴丸へ。混むのは分かっているので、開店時間前に行って並んだ。

前に1組いた
カレーうどんは飲みの締めによく食べられるらしい

帰りは夜行列車のサンライズ瀬戸。JetStarよりも費用がかかるけど、一度乗ってみたかった。

今や残り少ない夜行列車
2段の上段だった

予約したのはノビノビ座席。個室も取れたけど、特に必要を感じなかった。まあ乗ったらあとは寝るだけ。乗りたかったといっても乗って特にすることがあるわけではない。他に人がいるのは気にならなかったけど、床が固かったので寝ていて少し疲れてしまった。7時過ぎに30分くらいの遅れで横浜に到着した。

これで4日間にわたるうどん県旅行は終わり。ウルトラうどんマラニックはいいイベントだった。スタッフが親切でなごやかな雰囲気だったし、普通ではなかなか行けないうどん屋も回ることができた。うどん県にはもう何度も行っているけど、ウルトラうどんマラニックに参加するために来年もまた行ってみてもいいかもしれない。それから、小豆島も短時間しかいられなかったけれどとてもいいところだった。こっちはロードバイクで1周したら楽しそうだった。なかなか機会はないかもしれないけれど、こっちも再訪してみたい。


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