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雑談は心を軽くする。

コロナウイルスが流行して
どうやら人との関わり方が変わったらしい

スーパーの中でもどこでも
「会話はお控えください」と書いてある

確かにみんな必要な人にしか会わないし
必要な会話を選ぶようになった

行きたくなかった飲み会を断れるようになり
会いたくない人には会わなくてよくなった

自分が自由に選べるようになった分、
選ばれない自分とも向き合うことになる
うれしい反面、若干のさみしさも覚える

今年の春、毎年2回会っていた友人に
2年ぶりに会った

短大時代の同級生
同じく田舎暮らしでパート主婦
三兄弟のお母さんをしている

連絡をマメにするタイプではないので
会ったときにたくさん話す
2年の間にあったことを
ひとしきり聞き終わったあと、
「あー久しぶりに喋ったー」
と彼女が言った

「え、そうなの?」と思った
彼女は実家も近いし、
実母とも頻繁に会っている
友だちには会えなくても
パート先の人たちと話していると思った
でもそうじゃないらしい。

対して、うちは犬を飼っている
朝晩のお散歩は欠かさない
大体、誰かに会う
そして、話しかけられる

ウォーキング中のお年寄りがすれ違いざまに
微笑んでくだされば
こちらからご挨拶して少し言葉もかわす

大抵は
「昔、犬を飼っていたのよ」とおっしゃる
うちの愛犬を見て
亡くなった愛犬を思い出される

そんなことでほんの一瞬でも
幸せな気持ちになれるなら
私もうれしいし
きっと亡くなった愛犬もうれしいと思う

お隣さんには洗濯を干すときにお会いする

ありきたりやけどお天気の話をして
家庭菜園の話をして
近況を聞いたり、話したりして
「今日もお互い元気でよかった」と思うし
何日かお見かけしないと心配になる
親よりもよく会っているから
もうすっかり親のような気がしている

なんだかんだで私は
毎日誰かと会い
毎日雑談をしている

だから雑談が減っていることに
まったく気づかなかった
幸せ者でしかない

忙しいと
必要なことだけ。とか
効率よく。とか
考えがちやけど
雑談をする。という余白は持っていたいなー
と思った日

疲れたら
心を許せる人たちと
雑談するといいですよ

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