発表会に出演する意義

昨日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
長年、クラッシック音楽界を牽引してきた世界的な指揮者の小澤征爾さんが天に召されました。

私の最大の後悔は、ご存命の時に、彼が指揮を振る演奏を生で聴くことができなかったことです…

巨匠がこの世を去っていってしまい、寂しいばかりですが、彼が残してくれた多くの財産は、永遠に不滅だと思います。

これからも巨匠が残してくれた音楽に触れていきたいと思います。


さて、音の和 音楽教室は、明後日、合同発表会に生徒さんが出演する予定です。
生徒さん、それぞれが発表会に対する様々な思いを抱いているとは思います。
そこで、講師である私が発表会に出演する意義についてどう考えているかをお伝えできればと思います。

  1. 目標を持って練習に励み、演奏の向上を目指す

  2. 普段味わえない経験をすることで、様々なことを学んでもらう


簡単に言うと、1はプロセス、2は、結果から学び取る、ということを重視しています。

1は、目標に向かって頑張ることで、努力する習慣を身につけてもらいたいと思っています。

2は、実際に発表会で演奏することで、色々なことを経験できると思うので、そこで味わったことを財産に、今後に活かしたり、色々な分野でも活かしてもらえたらと思っています。

発表会では、普段のレッスンとは全く違った空間で、とても緊張することが多々あります。
一方、練習の成果が出て、嬉しいこともあります。
思うように弾けなくて悔しかったことも発表会に出るからこそ感じられる貴重な経験だと思います。

その経験が、次へのプラスのエネルギーになってくれたらな、と思っています。

次回の発表会ではこんな曲が弾きたいな、とか、今回は思うように弾けなかったから、次は成果が出るようにもっと練習をしたい、など。


話しは少し逸れますが、私はロシアに留学中に、積極的にコンクールに出場する外国人を目の当たりにしてきました。

当時、ウクライナ人のピアノ専攻の学生に、コンクールを受ける意義について、結果とプロセス、どちらを重視しているか、聞いたことがあります。

すると、

もちろんプロセスだよ

と即答していました。


なるほど。
彼らは、プロセスにおいて自身の向上に努めているのだな、だから積極的にコンクールを受けているのだな、と納得しました。

コンクールを受けるまでのプロセス、どれだけ、どんな努力をしたか、どんな成長があったか、という方がもしかしたら価値があるかもしれないです。


コンクールと発表会は性質が異なりますが、生徒さんたちには自分の表現を存分に発揮できるように、最後まで諦めずに練習に励んでほしいな、と願っています✨

何はともあれ、演奏後に達成感を感じてもらえたらな、と思っています。

ステージを楽しんで、音楽を感じられますように🎵

先生は、祈っていますよ〜✨

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