ヨナフェスに行ってきました。

本当は行く予定ではなかったんです。直前まで予定が空くかわからず、周辺でその日しか休みがなかったため、ゆっくり家で配信で観ようと思っていました。
しかし、昼間に先週の鷲崎もちを聞いていたら、やっぱり行かなきゃ後悔するかもなと思い、2時間前にチケットを取り、1時間前に出かけました。鈴木純子アナウンサーと全部、好きのおかげです。日比谷野音に行けなかった後悔を思い出して(あの時はどうしようもなかったですが)向かいました。


<虹のコンキスタドール>

ライブを現地で見るのは初めてでした。
3階席からはそれぞれの顔もほとんど見えなかったのですが、的場さんと岡田さんはすぐにわかりました。思うのですが、ダンスは上手い下手ももちろんありますが、それ以上に人格が表れますよね。ステージに立つまでの準備も含めて。あと最近気づいたのですが、私はちっちゃい子が思いっ切り躍っているのが好みなようです。

岡田さんに気づいてから、ずっと岡田さんを目で追っていました。この場に自分たちが呼ばれた理由、そしてその中での自分の存在。そういったものを背負った、覚悟の決まったパフォーマンスに見えました。初見の妄想なので、さすがに言い過ぎかもしれませんが。
イベントを通じても、(嫌な言い方ですが)もっとちやほやされるように振る舞うこともできる立場だったと思うのですが、「どうもあなたの推しです」のスタンスを通したのも、アイドルとしての矜持を見たようでした。本当にかっこいい人でした。覚悟の決まった人はかっこいいんすよ。

そもそも、岡田さんが歌って踊っているだけでちょっとびっくりするんですよね。
私のTLに流れてくる岡田さんはオタク文系院生なので…。
院進を諦めた私としては、マジでリスペクトしかないです。

的場さんも終始かっこよかったです。特にがなりがかっこよかった。
清水さんは歌うまっ。歌うまなのはアコギFUNなどで知っていましたが、歌うまが求められるパートをほとんど全て担っているとは。大黒柱なんですね。
鶴見さんはビジュメンと聞いていたし、もちろん美人だとは思っていたのですが、ステージ上の鶴見さんは「ははっ、最強じゃん」というレベルでした。

MCを挟まないストイックなセットリスト。あの時間でMCを挟んでも、というのはあるでしょうが。しかし、あの場をアウェイと捉えずチャンスと捉える攻めた構成は野心的でよかったです。「知ってほしい」「売れたい」「上手くなりたい」「センターに立ちたい」なんでもいいけれど、アイドルは野心的でなければ、と思っているので。

そしてプレゼント企画。トークイベントではないのに、鷲崎さんの真骨頂である華麗なMCを堪能できました。
何が来るかわからないプレゼントに反応し、16人を見事に捌き、そして愛する虹コンちゃんたちを絶対に滑らせないという執念を感じました。


<オッド・アイ>

全部、好き
冒頭にも書いたように、この曲を聴いてやっぱり今日行かないとな、と思って来たので、聴けてよかったです。これぞ鷲崎節という歌詞を沢口さんがドラマチックに歌い上げて、世界ができていました。

24時からのシンデレラ
『見つけ出してくれてありがとう』で鷲崎さんを向いて胸に手を重ねる沢口さんを見て、込み上げてくるものがありました。


<鷲崎さん>

バラバラが最高でした。いつも以上に、情感たっぷりに歌ってくれるんだもの。自身で仰っていましたが、鷲崎さん同棲の解像度が高すぎる。なにかひとつの集大成のようなパフォーマンスでした。

そして、Silly Walker。学園祭学園をはじめとする人たちが鷲崎さんに魅せられたというのがなんだかわかったような気がしました。いや、もちろんカッコいいとは思っていたんですが、それはバラバラとか「I Love You」のある世界とかめがね二人とかそういう大人なカッコよさだったので。これが10代を惹きつけたカッコよさなんだなと体感しました。


やっぱり最後のMCです。的場さんに振ったのがあまりにも天才でした。ちゃんと喋れるけれど、きれいにまとめようとはしない。そんな的場さんだからこそ、あの場面を導いたのでしょう。

青木さんの涙が見られてよかったです。青木さんがクソデカ感情を抱えているのはみんな知っているけど、普段は見せないから。プロとしてはそれが正しいのだと思いますが、人は人の感情の爆発を糧に生きているようなところがあるのでね。今日は来てよかったなと心の底から思いました。


冒頭で青木さんが言った「8年前にアニスパが終わったからヨルナイトが始まったの」という言葉が思い起こされる。そうだ、きっと無駄なんてなくて、この場所へつながっていたんだ。


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