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20/8/8 横浜F・マリノス VS 柏レイソル (プレビュー)

劇的マルコス弾で前節ベガルタ戦に勝利し、今節も勝利し連勝で一気にエンジンを掛けていきたいです。
今節はホームにて柏レイソル戦。
今日本で話題の人物と言えば藤井聡太とオルンガでしょう。
さて前置きは抜きにして早速プレビューいきましょー🎶

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目次

1.大然が口説かれて

2.江坂の唄

3.太陽ノックアウト

4.ハヤトオンが咲く頃

5.僕のどうしょう

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1.大然が口説かれて

必ずヒップホップのパーティーに一人は(いや5人以上)いそうな風貌の前田大然が期限付きで加入。ようこそマリノスへ!!

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どんな起用されるか既に注目されてますが、今はまず駒不足なLWGでの起用を期待しています。3日から早速練習に合流という訳でレイソル戦での出場あるでしょうか?

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まずはマリノスのスタメン予想す。

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LWGも然りですが一番はチアゴが復帰するか?というところでしょうか。
一先ずはコレで予想です。

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2.江坂の唄

さてレイソルのスタメン予想はコチラ。

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CB高橋、RSH神谷の怪我で不透明な中でネルシーニョ監督が「このシステムとメンバーにしてから良くなっている」とコメントであったので前節グランパス戦と引き続きと考えてよいだろう。(ルヴァンでのCB連続起用は気になるが)

さてまずは皆さんも指摘されている怪獣オルンガまでのゴールの導線。
攻撃においてこのチームは「江坂のチーム」と言える。
自陣で4-4-1-1ブロックを組みボールを奪うとまず江坂を見る。江坂はスペースを見つけ動き出すリズムとタイミングが非常に上手い。

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オルンガがCBをピン留めしてくれるのを最大限利用し、江坂にもまた攻撃では自由を与えられる。

ボールを受けた江坂はオルンガの位置をまず見る。

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驚異的なスピードで裏抜けと高さを誇る怪物オルンガと逆サイドで待ち受けるサイドハーフの瀬川、仲間に供給する江坂。

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その中でゴール数2位、枠内シュート2位と非常に正確で強力なカウンターアタックを持っているチームだ。

たがマリノスは至ってシンプル。

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フロンターレの選手のコメント同様に
「江坂に入る前にボールを奪う事」
マリノスはそういったサッカーするチームなので撤退したネガトラで圧迫し続ける。
もし江坂→オルンガに渡ったらサポは目を瞑って手を合わせ神に祈ろう(笑)
決められてもマリノスらしいので精神的ダメージは少ない。はず。。
割り切って攻撃していく。
それだけだ。

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3.太陽ノックアウト

レイソルのボール保持から見ていこう。
ゾーン1からのビルドアップの基本は大谷がCB間に降りてきて両SBをまずは少し高い位置に上げ、SHが一つ内のレーンへ。

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マリノスにとってはSBが1人で2人見ないといけない状況を作られるかもしれない苦手な形なのでコレは避けたい。

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だがレイソルはビルドアップがあまり上手くない。。

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AGI(攻撃の際にどれだけ相手ゴールに近づけたかの指数)は16位
30mラインに侵入回数11位
ペナルティエリア侵入回数14位

実際に試合を見れば数字が納得出来る。。

レイソル2CBに素早くプレッシャーにいき大谷の下がってくる時間を奪えば、SBがサポートの為に下がってくる。
そしてそこからSHというのが基本ルート
だが、殆どソレしか無い。

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更にサポートで降りてきたSBにも圧力をかければ守備で押し込む事も出来き、ボール奪取出来れば得点チャンスにも繋げれる。
フロンターレ2点目だ。

プレスで噛み合うマリノスRWG水沼、LWG(前田、大津はプレスで期待出来そう)の出足は大きな鍵を握りそうだ。

むしろシンプルにオルンガをターゲットとしたロングボールの方がマリノスにとっては嫌であるがグランパス戦後の江坂のコメントから「マリノスがボールを保持して押し込み続ければ、心理的に繋いでいきたい」という要素が働いてくれればよりマリノスにプラスになるかもと考えている。
これはネガトラにもプラスに働くかもしれない。

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となると次は主題「良い攻撃をする事」になる。

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4.ハヤトオンが咲く頃

レイソルは中断明けから3連敗の中で失点が7点と守備陣が崩壊。
しかし直近の3試合は全勝で失点は僅か1点と劇的に変わったのである。
何が変わったのだろうか?
分岐点は5節ベルマーレに3-2で勝った試合。

それまでメンバーを変えながら4-1-2-3だったがダブルボランチに大谷とヒシャルジソンを同時に起用して4-2-3-1に変えたのである。

いや実は重要なとこはそこだけじゃない。
LSHに仲間を起用した事。
ベガルタ戦後の仲間に対するネルシーニョのコメント

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この仲間がレイソルの守備改善のきっかけとなり復調の要因となった。
と自分には見えた。

レイソルの守備を分析してみた。

基本は人に付くのが特徴。

まず相手のゾーン1ゴール近くでは4-4-2で前の6人でハイプレスに来る事がある。
マリノスは危ない時はパギを使って回避したい。

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相手のゾーン1。
4-4-2ブロックでオルンガ、江坂の2トップはボランチを背中で消しながら2CBを牽制。

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ここからがレイソルの狙いが出る。
ゾーン2センターラインに差し掛かるとオルンガは前残りして江坂は少し下がり背後のボランチを監視し、大谷かヒシャルジソンのどちらかがライン間の選手に付き、片方のボランチと瀬川(神谷)が相手RSBとボランチを捕まえて中央封鎖を強化。
そして仲間が相手ボランチを見ながらRSBにボールが出たらカバーシャドーでチェック。

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仲間はこの1人で2人で見る守備を献身的にハードワーク出来る選手。
彼のこの動きが人に強い大谷とヒシャルジソンの特徴を最大限に活かし強力な中央封鎖に繋がり、更にオルンガと江坂の守備負担軽減に繋がった。

そしてこの守り方、勘の良いマリサポさんはピンとくるだろう。
マリノスの苦手な守り方である。
ヴィッセル、コンサドーレとマリノスの右サイドに1人で2人見る守備のやり方だ。
何も無く今まで通り臨めばボールを刈り取られカウンターを喰らうだろう。

自陣では4-4-1-1になりオルンガに続き江坂も前残り。

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5.僕のどうしょう

ここからは攻略編。

今回はかなり考えた。。
やはり一番の鍵となるセンターゾーンの突破。

まずはグランパスもやっていたボランチが2CBの脇に降りるパターン。
ここで仲間、瀬川が出てくるか?オルンガ、江坂がどう守備するか?しないか?
ある程度様子を見ながら安定したボール保持が出来る。

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自分が注目したのは攻撃の流れ等から守備においてオルンガと江坂のポジションチェンジが多い事。

江坂が右サイドに来て少し後退し背後のボランチを監視した場合、畠中がプレッシャー少なくボール捌ける可能性がある。
その時は中盤の人に付く守備を利用して前線へ一つ飛ばしのパスが出来るかもしれない。

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オルンガが右の時は扇原が降りて畠中、ティーラトン3人のスーピーディーなトライアングルで突破を図りたい。
この試合、瀬川とティーラトンの攻防も大きな鍵となるだろう。

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さて右サイドはまず仲間から捕まりにくいCB脇の低い位置でボールを受ける時間も必要だろう。
仲間が後手を踏む形で前にプレッシャー掛けにくればパスで背後を取れるかもしれない。

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さてオルンガが左にいる場合は中盤逆三角形を見てみたい。
レイソルはセンターレーンに入るボランチにも付いていき、ライン間にもボランチが付く。
こうなると仲間がライン間の選手を気にしながらRSBの対応もしないといけない難しい状況を作れる。

ココから右ハーフスペースへの侵入で一気に決定機まで迫りたい。

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ボール保持し続けて前半で点が取れなくても気にしなくて良い。
55分辺りからセンター辺りでの江坂とオルンガの守備に対する運動量は落ちてくる。

畠中がプレッシャー無く持てる時間も増えてくる。

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センターレーンを越えた辺りからは4-4と1-1の間もかなり広がる。
江坂の脇もプレッシャー無くボールが持てる上にこの位置からの速いクロスに難を感じた。

ティーラトンの素早いクロスからの得点も期待したい。

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そしてレイソルの弱点セットプレイ。
今季今までで一番多い5失点している。
家長の試合後コメント。

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レイソルはセットプレイ対応はマンマークとゾーンの併用。相手の要の選手にマンマークで後はゾーンで守る。
マンマーク付けられた選手が離れた位置からニアに飛び込んでくる。
先手を打てればゴールが期待できるが、そうでなくともそれに全員が引き付けられて気を取られるのかゾーンで守る選手がボールウォッチャーになりファーにいる選手をドフリーにしてしまう傾向があった。

マリノスはCKは全てショートコーナーで行うがそこから素早くアーリークロスは出来る。
FC東京戦の様のようなゴールがまた見られるかもしれない。

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レイソルの攻守共にマリノスは非常に苦手とする部分が多く難しい試合となるだろう。
但し特徴ある中盤の守備を攻略すれば勝機もあるし、押し込んで無理して繋いで来たとこや自陣での安易な繋ぎを奪ってゴールに直結するシーンも必ず作れると思う。

難敵を攻略して連勝期待します!!!

*SofaScore,football lab,柏レイソルHP,川崎フロンターレHP,名古屋グランパスエイトHP参照。


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