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20/8/1 ベガルタ仙台 VS 横浜F・マリノス(プレビュー)


Denki Groove - Niji [Live at FUJI ROCK FESTIVAL 2006]

今日大雨の後、今まで見たこと無い位クッキリ色の出た虹がかかりました。いやー綺麗だった!

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目次

1.わたしの番です

2.後半を落としただけなのに

3.ジャーメインで殺される

4.いつのまにか、ここにいる

5.あの頃、君を追いこした

6.あさひなぐりたおす

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1.わたしの番です

前節コンサドーレ戦完敗。
#トリコロール集合知 や多くの方がレビューや感想上げておりました。
でも渓太頑張ってこいよ!!

て訳で、わたしの番です。

今回遊び半分でアニメーション作ってみました(笑)

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ミシャミシャの術中にハマったとも言えるし、◯◯がいれば〜、昨季の終盤なら〜という部分もありますが一番印象的だったのは試合後のミシャミシャのコメントだった。
「洗練されたパスサッカーの攻撃力のあるチーム。それに対してわれわれもリスクを冒して戦い、ポリバレントな選手を起用した中で自分たちの狙いであるパスサッカーをやろうとした。今日に関しては1対1の場面が多くなり、選手たちがそこで勝ってくれた。」

今季ほぼ出場のなかった中野と早坂を大役に抜擢。
また受け渡しのミスで失点する事が多かった最終ラインにはリスクと共に明確な一対一を提示した。
戦術面が目立つ一方で選手のメンタルを刺激する、この試合に対して特別な思いを持たせる。
もしかしたら、そういう面でもこの日はコンサドーレの方が勝ったのかなとも感じました。

だが気持ちを切り替えてアウェイ仙台戦です!!

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2.後半を落としただけなのに

今回前から見ていたベルマーレ戦含めプレビューにあたり幾つか試合を見たがきーやん(木山監督のニックネーム)は本当に良く相手チームを研究されてくる方だなと感じた。素晴らしい監督だ。

その中で一番参考にしたのは6節フロンターレ戦。ベガルタのボール保持率38%とフロンターレが圧倒的にボールを握るなかで2-3で負けはしたが前半は2-0で折り返し、後半もベガルタの隙がとも言える試合だった。
内容も次に繋がるもので「後半を落としただけなのに」と言ってしまうものだったかも。

この日の試合はマリノス戦に参考になるのではないかと。

さてきーやんがマリノス戦でどんな試合してくるか想像するに辺りこの試合後のコメントを見てみた。

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やはり前半の内容を満足している。
そして相手コートでプレイする事を理想としながらもフロンターレだから押し込まれた場合も想定して、粘り強く守りながら効果的なカウンターを打っていこうと。

この試合見てみるとこの通りの前半であった。
ベガルタは試合スタートは4-4-2で構えたが途中から4-5-1で構える様になった。
(この理由には持論があり、それは次の章に繋がるのでそこで詳しく取り上げる。)

ついでにフロンターレの選手のコメント見たら興味深かかった。

登里選手コメント

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山根選手コメント

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フロンターレ選手はベガルタが最初から4-5-1ブロックで中盤をマンツーマンで来られたと感じたみたいだ。
面白い。

木山監督がマリノス用の「理想と現実」をセットで用意してくるだろう。

さてその前にスタメン予想。

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赤崎、ゲデスは途中出場か。
全試合出場の掛橋、違った椎橋は代えが効かない。よほどの事がない限り休み無しで(笑)
同じく吉野はマテが戻るまでか、もしかしたら平岡と金で組むか?

SBだがきーやんのフロンターレ戦のコメントで蜂須賀選手の信頼度の高さと共に柳の対人の強さも評価している。対マリノスを意識するとこの様な起用もある得るか!?

さて、今のマリノスには2CBに前プレはいかなくても2トップが中央封鎖して牽制しながら対峙する方でも良いだろう。プレッシャーを感じてミスしてくれたらラッキーだ。また2CB特に畠中にずっとプレッシャー無くボール持たせるのは危険である。

マリノスのゾーン1では4-4-2でくるのではないだろうか。

そこから外に誘導し相手を引き込みながらゾーン2からは4-5-1ブロックに可変しマリノスの中盤にはマンツーマン。

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ゾーン2に入ればフロンターレ戦の様に中盤の選手を徹底的に封じコンパクトにしてスペースを消していく。

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3.ジャーメインで殺される

ボールを奪えばマリサポ恐怖の西村、ジャーメインへ対角線へロングフィード。

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また顔を出す192cm長沢に当ててからレイオフからの対角線。

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そして非常にスピードのあるジャーメインがマリノスSB裏のスペースに侵入してからファーの西村、または二列目から関口と道渕、CFの長沢と本当に脅威である。
絶対見たくない光景である。

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4.いつのまにか、ここにいる

さてマリノスの予想スタメン。

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ティーラトンは負傷欠場確定としてチアゴ、マルコス、テル、エリキはこの一週間でどこまで回復してるかによる。全員要の選手でもあるので一人でも多く戻ってこれたら良いと思うが、こう言う時こそ新戦力や代わりに入る選手にも期待したい。
今の時点ではこんな感じで!

さて先程述べたベガルタがゾーン1で敷いた4-4-2か4-5-1かのブロックはフロンターレの動きからも作用されたと感じた。木山監督のコメント通り最初相手陣内で4-4-2で構えようと思ったがフロンターレがボール保持してパス回すうちにセンターレーンに入る1アンカー田中碧が気になったと自分は見えた。

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長沢が背後で見ながら1アンカーへのパスコースを消し、本来ゾーン2から採用していた中盤5人でマンツーマンのシステムに至ったと。

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そう仮定してベガルタがマリノスのゾーン1で4-4-2で構えてきた場合、中盤逆三角形を頻繁に試してみたい。センターレーンに入る1アンカーが気になれば同じ様に4-5-1に移行する可能性がある。

何故コレを長々と書いているのか?
重要だからなんす(笑)

同じく木山監督の試合後のコメント

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フロンターレは後半から中盤を逆三角形にした。ベガルタの中盤の守備の形をそのまま変えた→OK

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切り替えで出遅れて徐々に守れなくなり自陣に押し込まれるのを打開したかった
→ボールを奪ったらしっかりと繋いでいく
→もう一度前からもプレスにもいきたい

その意識よって生まれた4-5-1→4-4-2の切り替えの中で起きたギャップによって起きた失点がコレ。

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(実際は③が①にプレスいく方が先)

マリノスはボール保持する中で中盤の形を三角形⇆逆三角形をチャレンジしていけば中盤でギャップが生まれフリーな選手が出来る瞬間が。

中央封鎖を突破出来るかもしれない。

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5.あの頃、君を追いこした

ただしコレだけでは何も変わらない。
4-4-2で2CBに圧迫を掛けつつ、ゾーン2ではマリノスが苦手とする中盤のマンツーマン、前線に届けても待ち受ける4バック。
マリノスが今のまま対戦すればフロンターレ戦の前半が90分続く結末になるだろう。

さてフロンターレは前半0-2からどうやって3点逆転したのだろうか?
試合後の鬼木監督と選手のコメントを見てみよう。

鬼木監督

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山根選手

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小林悠選手

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前半足元が多かったフロンターレは後半に人も替え積極的にベガルタ最終ラインの背後を狙っていった。

これは今のマリノスにとってこの試合に限った話ではない様な気もする。
ベガルタ戦もRWGに入るかもしれない水沼はボールを持ってドリブルで縦に突破するタイプではないが素晴らしい裏抜けを持っている。
前節の天野の先制点はそこから生まれている。

書いている時点では分からないがLWGに入る選手も縦への突破や裏抜けの必要もあるだろう。

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が、ここではティーラトンに代わって起用される可能性の高い高野の大外での高い推進力を使っていきたい。彼はドリブルにも期待出来る。

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相手チームがゾーン1で4-4-2ブロックで高野がLSBの場合、高野が大外の少し高い位置を取り扇原が最終ラインに降りて来る事も多い。

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ベガルタが4-5-1ブロックの場合畠中が1トップの脇から供給していきたい。

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左サイドに人を集めながら高野がベガルタ最終ラインの背後、大外深い位置まで侵入していく設計を練って欲しい。

またLWGと高野の左サイドのコンビネーションでチャンスを作れる様になるとジャーメインも守備で下がる必要が出てくる。
自陣奥深くまで戻し、守備でスプリントを多くさせる事でカウンター「ジャーメインで殺される」も防げれば。。

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もし背後を狙った攻撃が前半実らなくても山根が語っていた様にジャブの様に効いてきてコンパクトさを維持出来なくなりライン間攻略が可能になるかもしれない。

足元だけでは無くベガルタ最終ラインの背後のスペースも狙っていく。

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6.あさひなぐりたおす

マリノスがこの日ベガルタをなぐりたおす為のまとめ。

*中盤の三角形⇆逆三角形を試してベガルタ中盤のギャップを狙う。
*足元だけでは無く最終ラインの背後も狙う。
*高野の筋肉で左大外を制圧。ジャーメインのカウンターを防げ。

ベガルタはまだホームで勝利なし!!
マリノスも連敗はしない!!

おわり!!

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