19/11/30 川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス (プレビュー)

photo by tatsutooo / embedded from Instagram
等々力競技場の定番スタジアムグルメといえば「塩ちゃんこ」美味しそー♫

ここ5試合の勝ち点15ポイントのマリノスと13ポイントの川崎という今一番ホットな対決。
鬼門アウェー等々力。
間違いなく難しい試合になるだろう。

1.川崎のスタメン

豊富なタレントで戦い方によってメンバーを変えてくる川崎。
スタメン予想するだけでも面白い(笑)

ボール保持はマリノスが上回るだろう。
川崎はポッゼッションするチームだが、ここ5試合でも全て保持率を上回っている訳でも無く押し込まれて相手にボールを握られる時間帯もあった。
そしてJで今マリノスと対戦して保持率を上回れるチームは無いだろう。
そこを考慮して、SHには縦に推進力があり守備も献身的な阿部、長谷川が起用されるかもしれない。
特に長谷川は鹿島戦に途中出場し、押し込まれていた中から左サイドの守備で流れを呼び戻している。
ただ中村憲剛がいない中で攻撃にアクセントを付けれる家長が先発されるかは最大のポイントだろう。
CHは絶好調の田中に大島が基本線だろうが、マルコス対策で大島に代わり守田が起用されるかもしれないが、今現在鬼木監督の「RSB守田」の信頼が高いのでどうだろう。。

2.川崎のハイプレスと中央守備

ACL出場を掛けて川崎はハイプレスでくるだろう。
小林と脇坂の質の高いファーストプレス。
鹿島戦でも見せた中央に誘導し田中、大島、脇坂で囲い込みボール奪取。
マルコス番により守備の仕方は変わるだろうが、マリノスは中央からの攻撃で不用意にボールを奪われない様細心の注意を払っていきたい。

ただ押し込まれたり、後半疲れが出てくると全体が連動出来ず守備バランスが崩れる場面もあった。

またライン間でフリーで受けた選手に、最終ラインが慌てて飛び出しラインバランスが崩れる事もある。
「マルコスの必殺変態パス」
に期待!!

そしてCFの流れる動きに対峙する方のCB(山村、谷口)はマークを外さず付いていく。
エリキの動きによりCBの一人をボックス内から引き出したい。

3.サイドで優位性を!!

川崎は自陣サイド深く侵入されるとSHも戻ってSBをフォローする。
この日は川崎のハイプレスを回避する意味も含め、偽サイドから出来たWGへの直接ルートも積極的に使いたい。
ボールが渡った仲川、マテウスの質、SBとCHがフォローしサイドで優位性を持てれば川崎を押し込むと共に、カウンター時に狙われるSBの裏に侵入するSHの出足に時間をかけさせたい。

今の仲川、マテウス(特に仲川)は川崎にとって脅威だろう。

またRSHに家長が出場した場合、彼はアリバイ守備や前残りも目立つ。その時は積極的にマテウスサイドを使い、仕掛けてもらいたい。
その左サイドはビルドアップの中心となる畠中、ティーラトンに対し川崎の右サイドがどういう考えでどういった立ち位置を取るかもジックリと見たいところ。

川崎はサイドでの守備でCBとの間を空けてしまう傾向もあった。**その時は喜田、扇原、マルコスの侵入にも期待したい。 **

そして川崎一番の弱点は横からのクロスへの対応の甘さ。
全体の失点の20.7%に及ぶ。
鹿島戦でのピンチやガンバ戦での倉田の同点ゴールなど隙を見せ易い。

サイドからのクロスにエリキがニアで潰れてファー詰めやマルコスのフィニッシュ。
イメージしていきたい( ˘ω˘ )

そして全体の24%に及ぶセットプレーからの失点。
タカのゴール再びか!?

3.奪われたら即時奪回!!

川崎は自陣からでも安易にクリアせず、しっかりと足元で繋いでくる。
田中、大島を筆頭に足元の技術が優れた選手が揃う。
だがその繋ごうとする姿勢が致命的なシーンに結び付く事も実は少なくない。
これも鹿島戦でのピンチ、ガンバの先制点は最終ラインからのパスをカットされている。

最近更に冴え渡るマリノスの「奪われたら即時奪回」
ミスを誘い、そのまま前線が得点。
これもイメージしていきたい(´ω`)

4.川崎のカウンター

SHに誰が起用されるかにもよるが、マリノスのSBが上がった裏のスペースやハイラインの裏を積極的に狙ってくるだろう。
マリノスはとにかく即時奪回の姿勢で質の良いボールを蹴らせない様にしたい。
個人的にはRSBに入る守田のロングフィードはマークに付きにくい状況もあるのでマテウスが猛烈に行ってほしい。

そして鹿島戦での追加点で見せた。小林悠のCBとの抜群の駆け引き。
畠中、チアゴVS小林悠は見もの。
ていうか完封して欲しい!!

もう一つGK新井の素早い判断のパスからのカウンターも要注意で気を抜けないだろう。

先程ショートパス主体と書いたが、鹿島戦の様にダミアンがいなくても楔のロングボールを入れたりする(ロングボール本数59本)
但し成功率は16本で27%の低い数字。
鬼木監督がどの様に考えているのだろうか?
実際見てみると数字とは裏腹に効果的なボールがあったりと柔軟性が増したとも取れる。
個人的にもっと検証したい項目である。

5.川崎のボール保持

川崎はボール保持して攻撃に移ると両SBが大外の高い位置をとり、SHが一つ内に入る形が多い。田中が最終ラインに降りてきた時にマリノスは4-3-3で前ハメするか?4-4-2のブロックでいくのか?気になるとこである。

特に4-3-3での前ハメを突破された時に起こる松ケン、ブンちゃんの数的不利はマリノスの弱点でもあるのでこの状況はとにかく作らない様にしたい。押し込まれてサイドからのクロスが増えてレアンドロ・ダミアンの投入も嫌である。(ハイプレスの強度を落としたくない展開であれば知念)
必要な時間帯ではマリノスの両WGのプレスバックが求められるだろう。

後半のガス欠でケイタ、大津、ナベコウタの投入で耐えていきたい。
彼らの投入時間もポイントだろう。

また脇坂のライン間には要注意。ライン間をコンパクトに喜田名人のカバーとタカの積極的守備で潰していきたい。
田中とマッチアップするだろう同じく絶好調のタカの力が試される試合にもなる。

➖➖➖

川崎は間違いなく今一番の難敵であるが

「川崎の弱点はマリノスの強味になっている部分が非常に多い。」

ハイライン&ハイプレス&即時奪回は勿論、まずはサイドで起点を作り試合を優位に運んでいきたい。

鬼門アウェー等々力を突破しましょう!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?