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第1回「小鹿野の味と匂いを訪ねて」、盛況の内に閉幕しました🍁

先週末、第1回「小鹿野の味と匂いを訪ねて」を開催しました。

気持ちの良い秋晴れの中、両神ふるさと総合会館に多種多様な参加者の皆さんが集まり、和気あいあいと行われた第1回の様子をご紹介します❣️

*この企画は、町内にお住まいの久保栄一さんの発案で立ち上がりました。少子高齢化が進む今、改めて、この町に残る文化を皆さんに伝えていきたい・知ってもらいたいという素敵な想いからスタートしました。(詳細は、以下の記事をぜひご覧ください😌)

今回のテーマは、伝統料理「えびし」

第1回のテーマとなったのは、秩父地域の伝統料理「えびし」。昔は身近な材料を入れて、栄養豊富な保存食として、冠婚葬祭で提供されるお菓子として食べられていたようです。

しかし、最近では家庭で作られる機会もめっきり減り、参加者の皆さん全員が「聞いたことはあるけれど、見たことも食べたこともない」状態から、会はスタートしました。

今回は久保さんのお知り合いで、えびしの作り方に精通されている倉林さんにご協力いただき、えびし作りを伝授していただきました😊

わかりやすくまとめられた、作り方

作り方はとっても簡単!

今回は生地となる小麦粉に、柚子の皮、くるみ、ネギ、青のり、ごま、えごまを入れて、醤油・砂糖・酒・唐辛子で味付けをして、作ってみました!

具材の準備ができたら、ひとまとまりの生地にしていきます!

皆さん、チームごとに協力しながら、段々とえびしが完成していきましたよ✨
教えてくださった倉林さん曰く、唐辛子を入れて少しピリッと辛味を効かせるのがおすすめのようです!

個性が光る「えびし」完成間近!

生地がこねあがったら、ぽてっとした形に丸めて、蒸し器で30分ほど蒸して完成です!
見た目のイメージはだんだん湧いてきましたが、果たしてどんな味なのか、ワクワクが止まりませんでした😆

30分の間、片付けや休憩を兼ねた談笑をしていると、あっという間にえびしの完成です!

蒸し上がり直後
薄めに切って、いざ試食です!

初めて食べる、えびし。
「どんな味なんだろう??」と恐る恐る食べてみると・・・
小麦粉でできた生地の中で、くるみのザクザク感やネギの風味が広がり、それを甘じょっぱい味がまとめ上げ、とっても美味しかったです☺️

チームによって、食感の柔らかさや味が少しずつ違い、食べ比べをしながら、お気に入りのえびしを見つける時間も自然と生まれました✨

味と匂いを訪ねて、感じたこと

今回は分量などをレシピ通りに作ってみましたが、昔は調理器具もほとんどありません。その中で、粉の量やどんな具材を入れるか、調味料の分量も「いい加減」だったと倉林さんや久保さんはお話しされていたことがとても印象的でした。

生地をこねる手の感覚、味見をして分量を変えていく味覚、その季節のものを具材に選ぶなど、今よりも感覚や季節を意識しながら作られていた料理だったのではないかなあと思いました😌

そんな昔の知恵の一端を感じられた今回の企画。
今後も1ヶ月に1どのペースで、様々なテーマで「小鹿野の味と匂いを訪ねて」プロジェクトは動いていく予定ですので、ご興味ある方は第2回以降、ぜひご参加ください🌱

改めて、ご参加いただいた皆さん、教えてくださった倉林さん、作り手の久保さん、本当にありがとうございました❣️

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