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グループレッスンにおすすめの大人のピアノ教室

大人のピアノ教室のレッスン形式は大きく、講師と1対1でレッスンを行う「マンツーマンレッスン」と、講師一人に対し、複数人の受講生でレッスンを行う「グループレッスン」の2種類があります

マンツーマンレッスンとグループレッスンを比較すると、マンツーマンレッスンの方が料金は高くなりがちですが、その分、より自分に合ったペース・内容でピアノの練習を進めることが可能です。

その一方で、グループレッスンには、マンツーマンレッスンにはない特徴やメリットがあり、ピアノをはじめる際、グループレッスンが受講できる大人の音楽教室の利用を検討される方も多いはず。

そこで今回は、ピアノの大人専門グループレッスンに注目。ピアノ教室に通い、グループレッスンを受講する際に知っておきたいメリットやデメリットについてわかりやすく解説します。さらに、グループレッスンが受講できるおすすめの音楽教室についての紹介も。

グループレッスンが受講できる大人のピアノ教室への通学を考えている方はもちろん、ピアノ教室の利用を検討しており、マンツーマンレッスンかグループレッスンかで迷われている方はぜひチェックしてみてください。

大人ピアノのグループレッスンのメリット

練習に煮詰まらない

大人になって始める音楽は、まずは楽しんで継続すること。先生と課題曲を挟んでにらめっこする1対1の対面レッスンよりも、グループでやるピアノは気楽にできる傾向があります。

逆に、1対1のレッスンでは先生と連弾してもらう機会が作れたりしますが、グループレッスンではほかの生徒さんも自分もよほどレベルが高くない限り、一緒にあわせて演奏するのはかなりハードルが高いでしょう。

ほかのひとの演奏を聞き取る練習になる

音楽業界では、グループレッスン出身者のほうが耳がよい、という表現をときどき耳にします。
1対1で先生とピアノ練習をするとき、たいてい聴くのは自分の演奏ですから、なかなか他人の演奏を聴いてタイミングをはかって入る、という機会がありません。
グループレッスンで、とくに他の楽器の受講者ともあわせられるチャンスがある場合は、練習上とても魅力的なこととなります。

大人のグループレッスンのデメリット

教室での付き合いが多くなる

たいていのピアノ教室は、教室主催のコンサートを開いたり、どこか別のコンサートを皆で聞きに行くイベントを設けていたりします(大手教室の場合は、なおさらそれが先生のノルマになっている場合まであります。)

1対1のレッスンであれば、先生に事情を説明すればわかってもらえる場合も多いですが、普段から一緒に習っている6人組でやりましょうとなると、なかなか後にひけなくなるものです。

大手教室の発表会は大きな会場をおさえるため出演費も高く、だいたい1〜2万円が半年に一度飛んでいきます。

音楽教室には、友達づくりがメインの目的で来ている生徒さんも一定数います。家でやらないといけないことがあるのに、付き合いで練習後の飲み会に誘われたりすることが多いのも、忙しいライフスタイルのひとにとってはデメリットでしょう。

先生方もギリギリの金額設定

ピアノの先生方も、集団で薄く広く見るからこそ成り立つギリギリの低価格でグループレッスンを設定しています。
同じグループのひとが忙しくなって欠けたらすぐに休講してしまったりすることもザラで、せっかく上手くなりかけていたのに・・という生徒さんも何人も見てきました。

そもそもピアノを弾かせてくれないことが多い

これは人によっては重大な問題ですが、大手の音楽教室では、スペースの都合で全員に本物のピアノを用意してくれないことがほとんどです。

しかも、たいてい使われているのはエレクトーンという鍵盤の重さがゼロの特殊な楽器のため、あとで鍵盤の重たいピアノに変更することは非常に難しいです。自宅で、ネットショッピングで購入できるピアノを置いて通信教育やオンラインレッスンを受講したほうが、ピアノの質という点では間違いなく高いでしょう。

ここは、近くの教室がたまたま十分な数のピアノを練習室に用意しているか、よく確認する必要があります。楽器の数が足りないため、実際に演奏できる時間以外を、レッスン時間でありながら「自習時間」と呼んでいる場合もあります・・。

グループの進度が速すぎる

これも、私自身音楽教室の運営側に何年か携わったなかで、グループレッスンの退会理由の上位に入る理由でした。
ヤマハやカワイ、島村楽器などの大人のピアノレッスンでは、定年後のシニアのかたが6割くらいを占めています。

かなり練習に本気の方が多いため、毎日3-4時間を練習にあてている場合も普通です。そうなると、お仕事や子育てをしながらのグループレッスンの場合、週に2-3時間しか練習できないということもよくありますので、全然グループでの合奏についていけず申し訳ない思いをする・・という方をたくさん見てきました。

グループレッスンが受けられる音楽教室

ヤマハ大人の音楽レッスン

レッスンテーマ
「Dream×Person×Music×Friends」
個人の課題や弾きたい曲を講師が丁寧にレッスンします。その間はヘッドホンをして個人練習します。アンサンブルでは全員で同じ曲を弾くことでリズム感を養うことができ、他人の演奏を聴くことで個人で弾くときも豊かな表現ができるようになります。

弾ける曲
家路・威風堂々・チムチムチェリー・トルコ行進曲・花は咲く・白鳥の湖・カノン・オネスティetc

グループレッスン価格
月額11,000 円〜(教材費・施設費・楽器代・入会金別途)

先生の例
吉澤 先生(横浜教室)

4歳からピアノをはじめ、ヤマハ音楽院でジャズピアノ、クラシックピアノを学ぶ。楽曲制作、バンドサポートなど幅広く活動中。
「音楽はいつまでも長く付き合える趣味になります。
楽しく音楽のある生活をしましょう!

椿井 先生(戸塚教室)

音大ピアノ科を卒業後、ヤマハの資格を取得。クラシックピアノは元より、作曲家・ジャズピアニストに師事。ポップスやジャズなどもやさしくアレンジして演奏します。
レベルに合わせて楽しく丁寧なレッスンを心がけています。ジャンルにこだわらず、生徒さんの好きな曲をピアノで美しく弾いていきましょう。

斎藤 先生(渋谷教室)

桐朋学園短期大学卒
子どもからご年配の方まで楽しくレッスンができるように心掛けています。 音楽は疲れた心を癒してくれます。ピアノを弾いてHAPPYになろう!!
You can take piano lessons in English.

村井 先生(渋谷教室)

ヤマハ専門コース修了 上野学園大学音楽部卒
「今日も楽しかった」と喜んで帰っていただけるようなレッスンを心掛けています。
また、私自身ピアノを生涯学習として演奏会など生徒の皆さま同様、向上心を持ち続けていたいと思っています。

グループレッスンは都合が合わない場合は?

いまや、オンラインで身に付けられないスキルというのは、ほとんど残っていません。

ピアノについても、2013年頃からかなりたくさんの革新的な学習法が登場してきました。もうアメリカでは、2020年以降実に6割くらいの楽器愛好者は音楽教室には通っていません。みんな、アプリや動画で勉強しているのです。過半数のひとがです!

現代では、最寄りの教室に一人だけ所属している先生に教わって、最寄りの教室主催の発表会に2万円払ってよしみで出演して終わり、という学習スタイルはスタンダードでないことを覚えておきましょう。

まるで個人にテーラーメイドで設計してもらえる旅行プランのように、世界中から世界中から自分にぴったりのレッスンをオンラインで選んで、また同じような音楽の嗜好をもったアマチュア同士で集まる発表会や同好会を地元で探してお互いに感想をシェアしあい、自分のブログやSNSを開いて毎日の練習成果や悩みを共有するのがこれからのスタンダードのピアノ練習法です。

ピアノの学習アプリのスタンダードとして、Yousicianがあります。
また、英語の分かるかたなら世界的な動画レッスンのUdemyがおすすめです。

36万人が高く評価している講座が、世界のどこからでも受けられます。

英語の講座は厳しいという方の場合、時間の定めなく受けられるピアノレッスンで日本で1番生徒数が多いのはフォニムです。忙しい学習者でも24時間学べて、しかもプロの奏者が自分の練習に日々アドバイスや感想を届けてくれのが人気となっています。

コンノ楽器の大人のピアノレッスンは、人気があります。
今野先生は、「聖霊女子短期大学卒業。東京コンセルヴァトアール尚美研究科修了。ウイーン国立大学夏季セミナー参加。」という素晴らしい経歴の方であるとともに、グループレッスンではかなわない、個別の大人の要望にフィットするレッスンを届けてくれます。


アプリでの学習がお好みなら、Skooveが1番おすすめ。
オンラインレッスンと違って先生は喋ってくれませんが、マイクであなたのピアノの音を拾って、自動的に演奏があっているか判定してくれます。
ゲーム感覚で上達できるのが魅力です。

無料のYouTube動画でも、とても質が高くて見入ってしまうようなものがたくさんあります。


独学用の本も、対面レッスンより質の良いものがたくさんあります。

ちょっと本が小さいので譜面台に置いて練習できないのが玉にきずですが、周りでも実際に無理なく続けられたというひとの多い名著です。本についているコードから、スマートフォンでお手本動画の視聴ができます。

本当の初心者、初めてピアノに触る方向けで、多少経験があるような方は物足りないかと思いますが、とてもわかりやすい本です。

DVDも、先生の声や姿が載っているものは珍しく独学で始める方にはとてもありがたい名著です。目で見てしっかりピアノが理解できるでしょう。