横歩取り▲5八玉対策

結論から言うとこの対策は不成立で先手が勝つ。
しかしかなり先手が勝ち切るのが難しい変化を発見したのでメモする。

後手の指し手は広いのでどれを選ぶか悩むが、一番激しい△5二玉の変化に行こうと思う。
▲5八玉以下、△5二玉▲2二角成△同銀▲7七角成△8九飛成▲2二角成△1五角▲2九馬△2四角▲3二馬△8六桂▲6九金△2八歩

ここで先手は▲同銀、▲8八金、▲2五歩、▲5五桂が考えられる
全部書くの大変なので先手の最善の対応の同銀だけ
しかし他の変化もかなり大変だ。

△8八歩以下、▲同銀△7八桂成▲同銀△9九龍▲2五歩△2六飛▲3九銀△5七角成

△2六飛に先手が▲3八金としようものなら△5七角成で勝ちだ。先手が▲3九金なら△7七香で後手が少し良いようだ。（勝つのはまだまだ大変だが）

上の局面以下▲同玉△5四香▲5六歩△同飛▲4八飛△2六歩と進む。

先手は▲3八銀以外だとダメになる。
△2六歩以下、▲3八銀△2七歩成▲同銀△5八金▲3八玉△4九金▲3六歩と進む。

△5八金は取れないので逃げる一手。以下▲3六歩も絶対手でこれをさせないと悪くなる。
▲3六歩以下、△5七飛成▲3七玉△1四歩と進んでずっと後手はうける展開だ。実は評価値的には後手の受けきり勝ちだが、これを受けるのは大変だろう。