ごあいさつ(かりんとう 自己紹介)

ごあいさつ

こんにちは、初めまして! かりんとうと申します。
この度お誘い頂き、月刊オトモのライターの1人として活動させていただくことになりました! 以後お見知りおきを。

さて、1本目の記事として『筆者自己紹介』をお願いされているのですが……そうはいっても私はただの一般音ゲーマー。
これといって特出した知識も分野も持ち合わせていませんし、超上級者に至るほどの経験も時間も積めておりません。
私に出来るのは、自分の記憶と経験を言語化したうえで切り売りする事、それだけです。

というわけで今回は私の『ちょっと回り道なようでそうでもなさそうな音ゲーとの出会い』を記して、これを自己紹介に替えさせていただきます。
今1番遊んでいるシリーズの話はほぼ出てこないのですが、それはまた後々の記事に取っておこうかなと。

来歴(1):世界は音楽ゲームに満ちている

幼少期の私にとって音楽ゲーム……もといリズムゲームは、家に数あるゲームのうちの1ジャンルといった位置づけでした。
きちんと思い返せすとリズムゲームって、小さいうちから触れる機会の多いジャンルでもあるんですよね。

私の場合は、専用コントローラーを使う面白そうなゲームを買い与えられていた、その中にタタコン(太鼓の達人専用コントローラ)が入っていたり。
親のipod touchにはなめこを収穫するゲームや果物を斬るゲームに混じって、Cytusやグルーヴコースター(初代)といったアプリがインストールされていたり。
ショッピングモールに入っている女児用ゲームの多くは、リズムに合わせてボタンを押すものだったり。

そんな感じでやんわりと音楽ゲームに囲まれつつも、『音楽ゲーム』というジャンルを知らないまま子供時代は過ぎていきました。
音楽ゲームをしたい、と言って「音楽ゲームって、太鼓の達人のこと?」と聞かれた事がある方は少なくないのでは……と勝手に思っているのですが、そう思っているのは他でもない、私自身の経験と経緯による偏見です。

(2):STGと、タイトーと

能動的にゲームを選んで遊ぶようになってから、気付けば音楽ゲームは「何かのシリーズへハマる度にその曲が収録されたゲーム」という印象へ変わっていきました。
星のカービィシリーズの曲は太鼓の達人へメドレーとして入っていきましたし、
ソニックシリーズの楽曲はお膝元のセガがmaimaiやチュウニズムに最初期から収録。
後は私がニコニコ動画の文化より東方やボーカロイド楽曲にハマった時期と、音ゲーがソーシャルミュージックを取り入れる潮流となった時期はギリギリ被るなどもしています。

特に「東方の曲がアーケード版グルコスに入るらしい」と聞きかじった時の衝撃たるや!
皆さんご存知の通り、タイトー社の音楽ゲームは初めて東方アレンジ楽曲を収録した機種です。その潮流は前身である『ミュージックガンガン!』から始まったものであり、その後は各社にムーブメントが広がりましたが、この時点で私は太鼓とグルコス以外のACの音楽ゲームを殆ど、存在すら知らなかったので……殊更に目に止まったのかもしれません。

とはいえ所詮、週に1、2クレだけを落とす身。アーケード音楽ゲームの存在を知りつつも、その時はまだ暇つぶしのひとつでしか無かった……のだと、思います。

このごろ私はシューティングゲーマーに憧れていました。
そのきっかけは、ラウンドワンはスポッチャに置かれていた『ダライアスバースト アナザークロニクル』というタイトー製のSTG。

https://darius.jp/dbac/

三面ディスプレイからなる大迫力の画面と、コンポーザー・土屋昇平氏による楽曲が圧倒的な音響力で耳に突き刺さる様は、腕前的にスポッチャ以外では全部のステージを楽しめないことを差し引いても、十二分に私の心を掴みました。
スポッチャ以外でどこにあるかも分からないゲームの面影を探し、方やリリースされているアプリ版を買い、方やサウンドトラックを取り込み……。
 ショッピングモール内のゲーセンでは、すっかりこのゲームの曲が多く収録された同社の音楽ゲーム、グルーヴコースターの虜になっていました。

そんな中、このゲームにまつわる、とあるリアルタイムイベントを私は知ります。

https://twitter.com/groove_coaster/status/826329500958941184?t=fBASsGESD-fDq88EUrJBaw&s=19

無印アプリは音ゲーを知るきっかけを。
初代稼働時はアーケード音楽ゲームを知るきっかけをくれました。
そして今回ひょんなことから、グルーヴコースターはみたび自分にきっかけを与えたのです。

街中のゲームセンターを知るきっかけを。

グルーヴコースターのオンラインイベントは、ショッピングモールに連れられた際に少しだけ遊ぶ……なんて程度の回数では、到底目当ての報酬には間に合いません。
当時高校生の私はここで遂に、ゲーセンデビューと相成ります。

(ちなみにシューティングゲーマーにはなれませんでした。音ゲーマーになってしまったので……。)

(3):音ゲーとの出会い・リプライズ~そしてゲーセンへ~

最早日常と化して微塵も思い出せない、初めてゲームセンターに来た時のことですが、きっと「とにかく暗い!」なんて思ったんじゃないでしょうか。
他の店との区切りが存在しない、ゲームセンターの為の施設はきっとモールのゲームセンターにもあるスロットコーナーのような、避けるべき非日常の空間がずっと続いているようだったのでは。
とにかく暗くて、疎外感が抜けなくて、でもゲームの前に立って、『GROOVE COASTER 3 LINK FEVER!!』の明るいUIを見たらそんなのは全部吹き飛んだのでは。
なんて。
そんな思い出を、今捏造しました。記憶が無いけど想像は出来るということで……。

このイベントの後もスマホ音楽ゲームとのコラボを多く打ち出してきたグルコスに私はまんまと乗せられ、気になるイベントが開催される度に食費を切り詰めては100円を貯めゲームに投入する、学生ゲーマーによくあるムーブをするようになりました。

しかし。太鼓からグルコス、という遍歴は私の「複数レーン系AC音楽ゲームへの恐れ」を加速させていました。
この記事を書くために大昔のツイッターを掘り返していたのですが、もはや「複数レーンは出来ない」と思っていた……思い込んでいた旨を呟いていた形跡があったほどに。

けれど。
ショッピングモールではない、街中のゲームセンターに通い始めたということは。
「音楽ゲーム」の世界そのものに興味を広げ始めたということは。

自然、他のゲームにも手が伸びるというものでして。

改めまして、かりんとうと申す者です。
現在はBEMANIシリーズを中心に、色んなゲームを広く浅く遊んでいる、ただの、いち音ゲーマーです。
何卒よろしくお願いいたします。



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書いた人:かりんとう
リズムゲームにやんわりと囲まれた幼少期を過ごし、高校時代からはGROOVE COASTERを目当てにゲームセンターへ通い始める。現在はpop'n music・ノスタルジア等BEMANIシリーズを中心に、媒体を問わず浅く広く楽曲を楽しむ一般音ゲーマー。