『パワプロクンポケット11』は素晴らしいゲームだ。


大好きなゲーム『パワポケクンポケット11』。人気シリーズのナンバリング11作目です。
私は今作でシリーズを初めて遊びましたが、奥の深さに感動しました。キャラクター一人一人に過去と背景があり、それぞれの人生を感じさせられる、すばらしいゲームでした。
 本作には新球団ナマーズと怪奇ハタ人間の二つお話が収録されていますが、ここでは新球団ナマーズのお話をします。

 新球団ナマーズは高卒で新人プロ野球選手になった主人公の物語です。しかしその裏で様々な暗躍があります。プロ野球は裏の陰謀のための陽動として使われます。しかし同時に野球を通して生まれる感情がいろんな人を少しずつ救済します。

 一般人である主人公に裏社会のすべてを解決することは出来ません。しかい彼は確実に世界に影響を与えた。彼により世界が少しずつ変わって運命が変わった。
 誰もが一人で英雄になれるわけではないが、確実に生きて未来をつかみ取ることが出来る。上品で素晴らしい感動がある物語です。

 『パワポケ11』は人気ランキングでもわかるように初見ユーザーから高評だったのですが、製作者含めて既存のユーザーからは新規ユーザーからわかりにくかったのではないかと批判、「反省」されている、奇妙な現象になっているゲームです。
 売上が次回作から落ちたため『11』が悪いような批判もされますが、それは次回作の内容と宣伝の問題です。念のため書きますが次回作も素晴らしいお話ですが、「既存シリーズの宣伝では売れる内容」ではなかった。ただそれだけのことです。


 彼女候補に「売れ筋キャラ」がいない、越後イベントの発生率が低い初登場時は人間的な魅力があった鮫島コーチが『8』ではギャグキャラ、『11』ではただのパワハラ、セクハラのレイプ魔になっていること(現代のジェンダー感覚的にこの描き方には問題がある。鮫島自身は魅力的なキャラなので『11リメイク』や『いわゆる13,5』ではきちんと人間として描いて欲しい)など批判されるところはあります。しかし基本的にとても面白いゲームです。
 このような名作が埋もれるのはもったいないぜひリメイクして欲しいです。
 パワポケ11がナマーズ編、ハタ人間編問わず末永く遊ばれることを願います。

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