39才 初カレに振られました。

「今の関係を続けるのが難しくなった」



3日前の夜のこと。

その日はlunchから会う約束をしていた。

彼の家に行くと、挨拶もそこそこに手を洗いがてらまずは洗濯機へ。
(あぁ、やっぱりこんなに溜まってる)
(lunchの前に1回まわして行こう)

彼 「はよ行こ」
私 (…いやいや、はぁ。またお腹減って機嫌が悪いんか…)

移動の車の中でも、lunch食べながらも、あまり会話が弾まない。
私が話しかけて、答える程度。

ここ最近の彼は仕事も詰まっていて、時間も心の余裕もないように見えていた。
(また、疲れてんのかな、とその時は呑気に考えていた)

午後はそれぞれ用事で別行動
夜は彼の為に手料理を沢山作った
数日持つようにたくさん。

並んでテーブルに座り、黙々と淡々と食べる
会話もあまりない
でも、最近はいつもこんな感じ
スマホを見ながらなんていつもの事

彼 「ご馳走さま」
「今日温泉行きたい」

ご飯を食べて、急いで片付けて車で20分の温泉に行った
(いつもは遠いからもっと近場の所でいい、というのに今日は珍しいなぁ)


ゆっくりして、帰りの車の中
私 「〇〇(2人で行こうと言っていたお店)にさ、どっちかの誕生日で行くのはどう?」
彼 「そうねぇ」

…会話がはずまない
…話が進まない

(何か今日やっぱり冷たいな…)


ほぼ無言のまま彼の家に到着
白湯を入れて、テーブルに横並びで座って、スマホ見たりパソコンしたりしていた。



「ちょっと話しいい?」


え…?と横を見ると、今日はまったく目も合わさなかった彼が、まっすぐな眼差しで私を見ていた

(何事…? …嫌な予感 )

「うん、なに?」

「今の関係を続けるのが難しくなった」




「………え、、」



なぜそんな気持ちになったのか、説明し出す彼。

私たちには2人だけが書いている非公開のブログがある
このブログは、口下手な彼が口に出して言えない事があるからその為に文字で伝えられるように、2人で交換日記ならぬ交換ブログをしようと付き合い始めの頃提案され、書いていたブログだ。
はじめは甘い言葉とか冗談とか、私の恋愛が初めてで付き合い方が分からなくて困らせたり、彼の想いが重すぎてどう関わっていいのか分からない、とか本当に口に出して言えない、言い難い事などを書いていた幸せな愛に溢れるブログだった。

でも、段々と付き合いが長くなり、私は不満や愚痴なども書くようになってしまっていた…
面と向かって言えないから…
すると、ずっと我慢していたらしい彼がそれに対してもうブログを見たくないと言われてしまい、私も何も書けなくなってしまい1年程書くのをやめてしまっていた。
だけど、3年記念日から内緒で復活しここ1年位は私だけがこっそり書いていた。
…なるべく愚痴にならないように。


そのブログを2ヶ月位前に久々に見た、と。

「久々にブログを見たら、気分が悪かった!あの
ブログはなんの為にはじめた?!」

9月に旅行に行ったときに私が泣いてしまう、ある悲しいことがあった。
簡単に説明すると彼の浮気の疑いを見つけてしまったのだ…
結果は多分白に近いグレーなんだと思う。
結果はもうどうでもいいんだけど、その事についてブログに「信じてる」というタイトルでちょっと上から目線で書いていたのが気に食わなかったのか、、


「まぁ、嬉しいことも書いてはあったし、言えない環境にしていたのは自分も悪いけど!」


彼にとっては、ブログの嫌な記事だけに目がいってしまっているようだった。
ここで彼の私に対する愛が ふつっと 途切れたようだった…



対して私の感情はと言うと、

もちろん突然でビックリした。
彼から別れると言うなんて考えたことも無かったので…へ??って感じだった。
だけど、今日の色んな態度の悪さが、この為に自分の気持ちを持って行ってたんだなぁ、なるほどぉ~と辺に納得している自分がいた 笑(呑気すぎる)

「そっか、なるほどね、だから今日1日、会ってから私の目も1度も見ないし話してもこないし、冷たかったんだね」
「そっか、続けられないかぁ」
「そうねぇ、なんかさ、私も今日とか私洗濯してご飯作って片付けして、そして何も感謝もされないし、いやいつもやけど、家政婦みたいやんって思ってた」

…と我慢泣きしながら、でも正気を装おうと少し震えながら伝えていた


落ち着いた私に彼が
「どうする? 」と

「え?どうする? …え?改善する方向で行くんじゃないよね…?」

「うん」

「うん、いいよ、別れよ」




突然の別れの言葉に戸惑いは隠しきれなかった。
もちろん悲しかった。

だけど、私の気持ちは何故かスッキリしていた。



つづく



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