失望と未来。1・2プロレスリング・ノア有明大会、メインイベントの衝撃。
あけましておめでとうございます、今年も弊ブログをよろしくお願いいたします。
と、新年のご挨拶をしつつ、私の年越しはまあまあの呑み会三昧。年末は12月29日、30日、31日と呑み会三昧でした。わりと普段会わないようなメンバーとプロレス以外のいろんな話をしつつ楽しく過ごしました。
そして1月1日、2日と実家に帰省。とはいっても都内から横浜に行くだけなんですぐではあるんですがなかなか多忙だったりで帰れなかったので久々の実家。両親健在なんですがそれなりに病気とかもしていて老いを感じたり。家族揃って食卓を囲むことも久々なので色々話しつつTV見つつ呑みつつ過ごしました。
しかし1日の地震は驚きました。東日本大震災を思い起こさせるような緊急地震速報からの津波警報。TVは全局津波のニュース。被災された方々には心からお見舞い申し上げますが日本全国新年のお祭りムードも半減し、どこか気が引き締まるような、はしゃぐと後ろめたいような元旦でした。こら地震!空気読め!
とはいえ2日は箱根駅伝を見ていたりして、久々に家族と食卓を囲むとTVがあって時間を埋めてくれるのはありがたいなぁ、と思う実家での日々でした。
そしてそんな中、今でゴロゴロしながらも可能なところは見ていた1・2プロレスリング・ノア有明大会。正直ちゃんと全試合をじっくり見ていたわけではないですが、ちょいちょいツイートしながら見てたんで気になるところをあげておきます。
有明大会雑感。いろいろありました
アレハンドロは正直失敗気味でしたがニンジャ・マックは相変わらず凄い。これだけでゼニ取れるレスラーだというのを再認識。見てたの半分くらいですが凄いムーブ連発してました。贅沢な第一試合!
そして小島聡に勝利した潮崎豪中心に「TEAM NOAH」設立。メンバーがモハメドヨネ、Hi69、小峠篤司、齋藤彰俊。
「今のノアには強さ、激しさ、そして戦う姿勢。この3つが圧倒的に足りない」
「この足りないプロレスリング・ノアをTEAM NOAHで変えてみせる!」
と潮崎が吠えていましたが、正直まず「変わらないといけないメンバー」が集まったようにしか見えないような気も。興行先回りしちゃいますが、個人的な感想としてこのチームが気にしないといけないのはセミ後、GHCヘビー級のベルトを防衛した拳王に挑戦した潮崎豪の挑戦をまず一度「NO」と断った拳王に大歓声と声援が起きた事実。
つまり、彼らが思うほど現状観客の支持を集めていない(試合後とはいえ)ということをまず見つめること。そこから行動を起こしていくことが必要なのだと思います。
そして個人的注目だった佐々木憂流迦のプロレスデビュー戦。MONDAYMAGICで一度エキシビションは行っていますが今回が正式な試合としてのデビュー戦。対戦相手の杉浦貴がしっかり試合をリードしていたせいかかなり面白く見れました。総合格闘技での技も取り入れていたし、格闘家ならではの緊張感も感じさせていたように思います。
これからどういうレスラーを目指すか本人はしっかり見据えているようにも見えましたし、あとは場数を踏んで、格闘家としての緊張感を保ちつつレスラーとして成熟していく佐々木憂流迦を楽しみにしています。
そしてMONDAYMAGICで進んでいた「ムタの娘キャンペーン」で登場した愚零闘咲夜。この日初登場でした。愚零闘咲夜&野崎渚VS梅咲遥&高瀬みゆきというカード。咲夜の正体についてはノーコメントにしておきますが、試合中に正直拭えない後輩感があったのが気になりました。圧倒的異物感が足りないというか。
終盤毒霧&イス攻撃で反則負けになり、ムーンサルトプレスを放ってムタ感出してましたが、それ以外は普通に試合してしまってたのに物足りなさを感じました。もっと!もっと尖って!もっと!
セミファイナルからメインイベント。絶賛から失望の落差!
そしてセミファイナルからメインイベント。セミの拳王vs征矢学の試合はあまり見れませんでしたがそれでも征矢の迫力と受ける拳王の凄みを感じる試合。終盤はガッチリとタイトルマッチの白熱した攻防、しかもフィニッシュの炎輪の当たりが弱いと見るやすかさずハイキックでダウンさせてからの拳王スペシャル!この機転も素晴らしかった!
試合が終わってすかさずTEAM NOAH結成の潮崎豪が出てきて挑戦のマイクアピール。ここでも拳王はまず一度挑戦を断ってから「お前の”アイアムノア”」が欲しい!と理由付けして挑戦受諾。そして観客に感謝を述べ、「オレに....ついてこい!」で締め。実質ここで興行が締まったと言っても過言ではない。素晴らしい試合、素晴らしいマイクでした。王者の風格!
そして大問題作のメインイベント!飯伏幸太VS丸藤正道のスペシャルマッチ!
連ツイ貼りますが、とりあえずこんな感じでした!
とにかく飯伏幸太が終始動けなかったメインイベント。しかも試合時間が30分超え。なんというか、色々とどうにかならなかったのか。結局飯伏幸太は試合中に負った両足の怪我で救急搬送。これはまざまざと飯伏幸太の駄目さを見せつけられた試合でした。
正直、復帰してからの飯伏幸太の試合があまりよくないというか、動けてないのはなんとなく感じてました。DDT時代からのファンなので、バリバリの飯伏幸太が脳裏にしみついてる私ですが、やっぱり「飯伏幸太が動けない」っていうのは認めたくない。
私自身が40代後半なので、昔から見ている選手が衰えていくのは当然ではありますし、試合からにじみ出る感情、人生まで楽しみたいので受け止めよう、と思いはするんですが結構目の辺りにするとキツい。
しかも体の衰えから試合をモデルチェンジ、という次元でもなくて定番のムーブもできない状態。大好きな飯伏幸太の酷い試合をまざまざと見せつけられる地獄。正直なんでメインにしたのか?GLEATですら5vs5のイリミネーションだったのに今回は30分超えのシングルマッチ。まあこれはメインだから致し方ないところはありますが。それにしても緊急搬送されるほどのダメージを試合中に負い、ずっと動けていないのがわかっているのに30分超え。短期決戦で10分くらいで終わってたらまだ傷も浅かったでしょうが本当に...。厳しかったです。
しかも結果は飯伏幸太の勝利。どう考えてもダメなほうが勝っちゃうのが一番辛かった。ここらへんはその後のストーリーがあるにせよなんとかしてほしかった。試合後のジェイク・リーのマイクでまだ救われましたが、本当に厳しい時間でした。
とりあえずこれに関しては飯伏幸太ファンの嘆きとして捉えて頂きたいんですが、とりあえず飯伏幸太、丸藤正道、プロレスリング・ノアへの要望を書いて締めておきます。
飯伏幸太:とりあえずケガ治して!試合やれそうになかったら休んでマジで!
丸藤正道:相手がダメならバッサリいっちゃって!サイバーファイト副社長なんだからマッチメイクや団体全体への批判もしっかりと自分のこととして受け止めて!
プロレスリング・ノア:団体の芯、軸になる選手は大切にして!マッチメークに大人の事情があるんだったらそれも含めてファンに理解を得るように努力して!選手を呼ぶ時はコンディションとかちゃんと調べといて適切な位置に配置して!
とりあえず以上でした~。今年もよろしくお願いします!
飯伏幸太、自伝はバカ面白いです。マジでヤバさが伝わります。
ヨンデヨンデー