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【バス】千代田区「風ぐるま」 実証中の神田ルートに乗ってみる

皆さんごきげんよう音鉄国際クルーズターミナルです。
※コミュニティバスがだぁい好きな変な人です。


今回、千代田区地域福祉交通の「風ぐるま」(運行:日立自動車交通)にて新しいルートの実証運行をしているということで乗りに行ってみようと思います。

新ルートとは?

今回実証しているのは、四谷ルートと神田ルートの2つのルート。2025年3月まで、水〜日の週5で運行中。
路線図にあるように、1つの車両で2ルートを交互に運行する仕組みになっています。

風ぐるま 路線図(2024年4月版)より

そのうち今回は神田ルートに乗車してみたいと思います。れっつごー。


本編

・乗りに行こう

風ぐるまは全ルートが千代田区役所スタートです。九段下にあるんですが、気温差で風邪引いた私には歩く気力がまっったくありません。
ですから風ぐるまの既存ルートでいったん区役所まで出ることにします。

6番出口が千代田区役所方面バスの最寄り
既存の内神田ルートで区役所へ。
車両はポンチョショート
ちっちゃい!!!かわいい!!!!!

というわけで1駅だけ乗って千代田区役所に着きました。
風ぐるまは90分以内ならば、ICカードで乗り継ぐと1回乗車が無料になります。
ですから金欠な私でも気兼ねなく1駅乗車ができます。

・バス到着!

区役所で待っていると…
おっ!神田ルートの風ぐるまが来ました。

神田ルート/四谷ルート向けのBYD J6

神田ルートと四谷ルートは、EVバスのBYD J6 2.0が新規投入されています!
(運行する日立自動車交通が5台購入しており、うち3台北区、1台中央区、もう1台がこの千代田区)
通常のポンチョみたいなサイズなので、ポンチョショートと比べると長いですね。

後ろ方向に結構長いのがわかる。
車内も長くて広い。右がBYD J6

・出発!

バスは千代田区役所を出て左へ曲がり、まず最初の停車駅は②毎日新聞です。竹橋で東西線に乗り換えられます。
…が利用客が全然おらず通過。結局僕が乗ってる間は貸切状態でした。
皇居を背に、バスは神田を目指します。

お堀とはお別れ

③神田錦町三丁目〜⑤神田公園出張所は、既存の秋葉原ルートをなぞります。
その後、⑥須田町を経て⑦秋葉原駅中央口へ。
ちょうど秋葉原ルートをショートカットしたような構成になっています。

車窓からは万世タワーも。楽しいバスです

ところで神田ルートには車内メロディが設定されているようです。基本バス停ではピアノの可愛らしく軽快なチャイムが流れます。

乗り継ぎ停留所(?)では違うメロディがなるようです。基本メロディは初めて聞きましたが、乗り継ぎと終着メロディは日立自動車交通が最近共通して取り入れているもののようです。

バスは秋葉原を出ると、⑧和泉橋出張所を経由しつつ折り返し、さっきの須田町を通り、今度は⑩神田駅前を目指します。

・風ぐるま初!中央区へ

神田駅は線路を挟んで千代田区中央区になっていますが、この【千代田区】地域福祉交通はそこを平気で突っ切って中央区に突撃します。まじで。何の躊躇いもなく。

線路の先は中央区だけど、まっすぐ走行。

風ぐるまは、バス停こそないもののルートが台東区や文京区、新宿区に踏み入るケースは見られますが、中央区は今回が初めてです。

突入した先では、中央区コミュニティバスの「江戸バス」(運行:日立自動車交通)のバス停を2ヶ所経由します。運行会社が同じだからバス停を新設せずとも停車が可能になってるんですね。

経由するのは⑪新日本橋駅と⑫本石町四丁目。ちょっと新日本橋駅で降りてみましょう。
(ちなみにこの後のルートとしては千代田区に戻り、内神田ルートをなぞりながら区役所に戻ります)

江戸バスのほか、乗り降り自由のオープントップ観光バス「SKYHOP BUS」も使う停留所に停車。

私、中央区はかなり利用するのですが、風ぐるまが日本橋室町にやって来る違和感がかなりすごいです。

行先表示器では「風ぐるま」であること、「千代田区役所行き」であることがかなり強調されてます。
江戸バスとサイズが全く同じな上、ヤツは行先が中央区役所なので紛らわしくないように、でしょうね…

ロゴまで入れて強調表示。
同じ区役所と思って乗ってもたどり着く場所が全然違う

中央区役所(最寄:新富町)と思って乗ったら千代田区役所(最寄:九段下)だったら泣くもんね、普通に。

バス停看板でも告知がなされていました。

バス停共用についてと、実証運行についてのポスター

降りてすぐに江戸バスがやってきました。このバス停には北循環が来ます。赤い車体が特徴的です。

同じバス停に来る江戸バスの北循環。
乗り継いでみた。車内から風ぐるまが見える

総括

今回は千代田区風ぐるま 実証運行中の神田ルートに乗ってみました。

風ぐるまは全体的に本数が少ないんですよね…それに終バスも早め。もっと多くても…とも思いますが、そのために既存ルートにある程度近いところを走らせてるのやも知りませんね。乗ってる人もそこまで多くなくて、これで十分との判断なのかもしれません。

前々から、同じ神田にいながら線路という天の川を挟んで織姫と彦星の如く出会うことが叶わない江戸バスと風ぐるまは残念だと思っていたので、今回この運行が始まってかなり良いなと思いました。
実際に江戸バスに乗り換えてみましたが、屋根付きバス停で接続できて利便性も高く感じます。

…鉄道と値段で比較しようとしたら、メトロのが20円安かったです。恐ろしき東京メトロ。
時間もかかるから進んで使う理由にはなりにくいかもしれません。

代わりにコミュニティバスの強みは細かいところに停車していくところ。
特定の場所に用がある際は、この乗り継ぎも含めて移動手段の一つとして考えてみてはいかがでしょうか!
雑な締めだけど許してくれたまへ

今度はこの乗り継ぎを利用して、うまいこと北区ら辺まで行ってみようと思います。
日立自動車交通のバスは至る所で乗り継ぎできるようになってて、これを使うと結構遠くまで行けそうなのでやってみます。それじゃ。

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