『ボヘミアン・ラプソディ』 クイーン|フレディ・マーキュリを翻訳してみた

『Bohemian Rhapsody』Queen|Freddie Mercury
全文を翻訳

企画着想〉
末尾を参照して下さい。

与条件〉
役者が、舞台上で、オーケストラ(ロックバンドと管弦楽に合唱隊)演奏に合わせて、ほぼ韻文だけどやや歌うように朗読する。
元曲の英語歌詞は字幕表示とか。台詞を地の文に置き換えた「シネマコンサート」みたいな。
訳者の解釈を伴うような脚色はしない。それがあるとすれば、実演(声や表情)で表現する。所謂翻案とは一線を画する。
原文に書いてない言葉は日本語にしない
一般向け翻訳書籍の標準的な文体に合わせる

趣向〉
一曲に含まれる、多様な音楽ジャンルを一人称や語尾に多くの語彙を持つ日本語の特色を生かして「文体/歴史」を跨いで訳文に自身に反映させる。

前口上】司会者による
坊ちゃん呆然、棒立ち当然、ご母堂の釈然、ボーカル天然、暴露で騒然
トリップ、魅惑のリップ、固めのスティック、世間のキック

『ボヘミアン・ラプソディ』 クイーン|フレディ・マーキュリ

●0分01 秒
ⓐアカペラ】
これぞ肌身の現世か?
夢幻の園か?
地滑り
肌身にべったり
見開き仰ぎ見見つけろ
貧する稚児なり、心配不要
生存死別、安穏識別
殆ど有象無象
さざ波靡く
関係無い

●0分54秒
ⓑバラード】漢語=自分
母上さま〜或る一人の男性を、殺めた。
あいつの頭にガンを当てて。
自分が弾丸を込めた、今死んでる。
母上さま〜人生は今始まった
図らずも、自分は何処にさまよい去った
母上さま〜(さざ波ささやく)
図らずも、涙を誘った
明日、再度来なくても、ここに、自分が
続けて、真実には、何も変わってない。

楽節繋ぎ】ピアノ

●01分53秒
遅すぎた、己自身の時が到来
刺激か下から忍び寄る
五臓六腑が何時も痛む
さらば、皆の衆、行かざるを得ない
皆を置き去り、真実には向き合う!つもり
母上さま〜(AnywayTheWindBlows)
他界したくない
生を授からねばよかっただろうに。

●2分37秒【間奏】ギターソロ

●03分02秒
オペラ】文語=我
或る一人の男の、怪しげな影
道化師よ、ファンタジーなのか、演目は
一撃、電光
恐怖を我に
偉人の蛮行
●3分21秒
我はただ貧しき稚児、何人も我を愛でず
彼はただ貧しき稚児、庶民の生まれ
怪奇から助け出せ
●3分34秒
自然な生まれから自由になる―言わせてくれ
「お前に言わせない」―告白、脱出、逃避、脱皮
「自分に言わせない」
Tell言わせてくれ、Trip行かせてくれ、Life活かしてくれ。Ego俺の為に
Devil悪魔が、Me身近に

●4分09秒 【ギター繋ぎ】

●04分12秒
ⓓハード・ロック】口語=俺
俺様に石を投げandツバを被せる
俺様を労(いたわ)り嬲(いたぶ)りand置き去り、遂に死せる
甘ちゃんよ、俺様には、いたすのか?
飽くなき仕打ちを。俺様は行くのさ、

●4分54秒【ギター繋ぎ】

●05分11秒
ⓑバラード】
感嘆
何事も起こらず
世間は知るのさ
何事も起こらず
何事も起こらず、自分には
風が吹こうが

初演】
『ミッドナイトポエッツ』主催:Ikoma胎動、ツイキャス配信
2021年02月04日Sa-25時過ぎ
朗読:音放送
初出210204版に、経過時間/間奏を付加〕

クレジット】
『ボヘミアン・ラプソディー/クィーン』フレディー・マーキュリー
翻訳By音放送、一部省略はしてますが、内容に対しては一切の加筆や脚色は致しておりません。
解釈は、『「ボヘミアン・ラプソディ」の謎を解く“カミングアウト・ソング”説の真相』菅原裕子|光文社新書|2021|
に、<全面的>!に依拠しております。

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