アイドルが下の親知らずを抜いたお話

皆さま、お久しぶりです。
十束おとはです。

ブログ的なものは一体何年ぶりだ…!?という感じで、書きながらソワソワしています。

今回私がnoteを書こうと思ったのは、
【下の親知らず抜歯が超絶辛かったから】
です。

ビビりまくって抜歯直前までTwitterに色々書いていたらみんなが優しいリプをくれて(感謝)、その中に
「私も抜かないといけないのですが、怖くて躊躇しています」
という声がいくつかありました。

なので、今回の一部始終を記しておくことにしました。

ちなみに親知らずは

・上下の違い(上の歯の方が一般的に楽だと言われています)
・生え方の違い(今回私は厄介な生え方をしていた為、こんなにも大変でした)
・そもそも全員が抜くべき歯ではない

という感じで個人差がとてもあるものなので、参考程度に聞いていただいて気になることがあれば直接歯医者さんにいくことをお勧めします。

まず、私の親知らずの状態ですが
・上の歯は2本とも抜歯していません(割と真っ直ぐ生えているそうな)
・下の歯は1本数年前に抜歯済み
です。

まず皆さまにお伝えしたい3点を述べた後、経過を載せていきますね。

まず1つ目
"気になっているならできるだけ若いうちに抜いた方がいい"

これを読んでくれている10代20代の方で"いずれ抜いてくださいね"と言われている方は、なるべく早く抜くことをおすすめします。
虫歯になってからでは大変ということは大前提なのですが、年齢と共に骨がかたくなって抜きにくくなる上に治癒能力も年をとるごとに落ちてしまうそうな。

私は20歳くらいの時に下の親知らず一本目を抜いたのですが、その時よりも同じ20代なのに今回の方が断然辛かった……生え方以前になんだか前より身体の負担が大きくなっているような気がしました…

2つ目
"2日程度はお休みをとりましょう"

今回は、下の歯(しかも横向きに生えてて根っこが斜めという最悪なケース)ですが
想像以上に気力体力がもっていかれます。
当日は手術が終わった後からズキズキと痛みだし、夜になると痛み止めを飲んでも辛かったです。
数日は固形物を食べることができず、ずっと寝ていました。(といいつつ、痛みに耐えながらゲームをしていました。でも痛かった。)
そして、多くは翌日に消毒が必要です。予定を入れていると、消毒の予約がとれなかったりするのでできるだけスケジュールに余裕を持たせましょう。
ちなみに、数日間は大きな口を開けて歌ったり激しい運動もできなかったので私と同じようなケースで親知らずを抜こうとしているアイドルさんは、事前に事務所に抜く旨を伝えてお休みをもらった方が良いと思います。

3つ目
"抜歯の前に美味しいものを食べておきましょう"

抜歯の後、私は固形物が3日くらい食べられませんでした。
美味しいものは心を豊かにするじゃないですか。それが無くなった数日は、大分辛かったです。
例え小さい歯の手術でも、当日は緊張するもの。
最後に、美味しいものを食べて落ち着いた気持ちで臨むことをおすすめします。

さて、ここからは実際に私の体験談をお話ししていきたいと思います。


〜手術当日まで〜
歯の定期検診で、親知らずの前の歯に小さな虫歯が見つかりその流れで抜くことに…。
レントゲンを撮ったところ"横向きに生えていて根っこは斜め"という厄介なケースでした。
ラッキーなことに口腔外科の先生がかかりつけの歯医者さんにいらっしゃるので、
・その先生に抜いてもらうか
・紹介状を書いて大きな病院に行くか
の2択のどちらかを選ぶことに…。

大きな病院で抜くメリット
・設備がしっかりしている
・色々なケースのオペをしているから安心
大きな病院で抜くデメリット
・初診で抜くということはほぼない為、通うのに時間がかかる
・そもそも予約がとりにくい
(例外ももちろんあります)

というお話を聞いて、一刻も早く抜いてしまいたい私はかかりつけ医院で抜くことに。

〜手術当日〜
朝の予約だったので、ちょっとだけご飯を食べて臨みましたがもっとしっかり食べておけばよかったなと後々後悔しました(抜歯後は何も食べられなかったので)
先生から色々説明を受けていざ、スタート!

麻酔はチクッとするくらいで予防注射が大丈夫な方なら余裕。
ですが、ここからが地獄の始まりでした…。

歯茎を切る→歯を削る→叩き割る→抜く
という順序で進んでいった気がしているのですが(目を閉じていたのであくまで想像です)

叩き割ってる途中から麻酔が効かず猛烈に痛みがやってきてしまい
「こりゃもうダメだ!!!!!!!さよなら!!!!!!」
と泣きべそをかきはじめました。

歯を削る音は頭に響くし、自分の血が口の中に溢れていくのがわかるし、叩き割る音は一生忘れないと思うし、引っこ抜く時は成人男性が全力で汗だくになりながら私の歯を持ち上げます(この時のミシミシミシミシッッッッ!!って音が本当に怖かった)
あまりにも痛くて怖くて、でも先生は集中しているだろうから迷惑かけられないしなぁ、と思った結果脳内でセトリを組んで一人でライブをする妄想を始めました。
これが意外と良くて(おすすめ)、アイドルモードになれたおかげで一度も泣き喚くことなく1時間半の抜歯が終わりました。

最後に縫い合わせて、お会計をし、お薬をもらってその日は帰宅。
麻酔が切れてからがまた地獄で、痛み止めを飲んでものたうち回る位に痛かったです。
あと、なぜか喉が激痛。(歯との距離が近いからでしょうか)
お豆腐さえも痛みで食べられずプロテインだけ飲んで、この日の食事は終了。虚しい。
抜歯当日はうがいをあまりしないでくださいと言われていたので、抜歯箇所の周り以外をゆっくりと歯磨きした後、お水を口に含んでゆらゆら揺らすようにうがいしました。
あまり激しくうがいをしてしまうと"ドライソケット"になってしまうらしいのですが、ググった所大変おぞましかったので毎日怯えながら歯磨きとうがいをしていました。気になる方は調べてみてください。怖いぞ。

〜1日目〜
もっと顔が腫れると思っていたのに、起きたら案外普通!先生に感謝。

朝、消毒に行きました。特に異常はみられないようで、一安心。
お腹は空くのに、ご飯が食べられないことに悲しみを覚えてひたすらに寝る。とにかく寝る。固形物はまだ食べられず、ゼリーやプリンをゆっくり食べました。
痛みはまだ取れず、薬を飲まないと痛むので6時間おきに痛み止め服用。

〜2日目〜
昨日よりは若干腫れているような気もしますが、元々丸顔なのもありあまり気になりません。

この日から少しずつ固形物を食べ始めました。といっても、片側の歯で噛める程度に小さくカットしなくては食べられず食事には時間がかかりました。この日は、お魚をナイフで小さくしてちまちまと。
痛みは楽になってきたけれど、やはり痛み止めは手放せず…。
この日は、なぜか歯よりも切れた口角の方が痛く感じました。(抜歯中に大きな口を長時間あけたり、器具が口に引っかかったりしたのが原因で口角がスパッと切れてました。これが地味に痛いんです…。)
ZOOMでのオンラインダンスレッスンがあったのですが、さすがに動くたびに歯に激痛が走り断念。見学しつつ、上半身だけ動かしました。
ダンスの先生は以前入院して親知らずを抜いた経験があり、とても理解があってありがたかったです…。
歯を抜くだけでしょ!?大袈裟じゃない!?っていう人もいると思うので、中々難しいですよね。

〜3日目〜
なぜかこの日が一番腫れました。完全に油断した。
といいつつ、私は気にせずYouTubeでゲーム実況をしていました。笑
この日の動いているわたし→
ご飯は、すする麺系とかたいもの以外は食べられるように。ただ、片側でしか噛めないので時間はどうしてもかかります。

〜4日目〜
昨日よりも少しマシに。
この日は撮影があったのですが、特に腫れを指摘されることなく終わりました。髪で輪郭を隠せば全然分からない!と思いたい…。笑
この頃から、歯が浮くような痛みが出るようになってきました。あまり痛み止めは飲み続けたくないのですが、飲まないと生活に支障が出てしまう為まだまだ痛み止め生活は続きそうです。抗生剤はこの日で終了。

〜5日目〜
腫れはもうほぼ分からなくなってきました。
ただ、縫った場所の周辺はやはり痛くて痛み止めは6時間おきに飲んでいます。
この日は動画撮影でした。直前まで、痛み止めを飲んでも歯が痛くて「無理だ…」となっていたのですが始まると集中力が働くからなのか何も問題なく終了。
ご飯は、時間がかかるもののほぼ通常通りのメニューを食べられるようになりました。安心。

〜6日目〜
抜糸前日。
顔の腫れは完全におさまりました。
歯の痛みは鈍痛というより歯痒い感じに。痛み止めを飲む回数は減りましたが、1日2回ほど服用。
明日はいよいよ抜糸です。

〜7日目〜
いよいよ抜糸の日を迎えました…。長かった。
抜糸って糸を抜くだけでしょ。余裕だよ余裕。
終わったら何食べようかな。この地獄の日々から抜け出せるわ〜ってるんるんで向かったのですがこれが

地獄of地獄

でした。
麻酔せずとっていくのですが、まず私の場合生え方が厄介で大がかりな手術だったのでとる糸の量が非常に多く、口内炎を引っ張られているような痛みに数分耐えなければなりませんでした。ラッキーなことに私はドライソケットになっていなかったのでこの痛みで済みましたが、もしなっていたら…と考えると恐ろしいです。
無事終わってヘロヘロになりながら帰宅。
それ以降は痛み止めを飲めば消える程度の痛みでした。

〜8日目〜
この日は朝から撮影だったのですが、特に痛みや腫れで困ることはありませんでした。
食事も普段と同じくできるようになり、辛さもなくなってきたのでこの経過も終わりとします。


以上、8日目までの経過でした。
8という数をみると短いけれど、予想以上に辛く長い日々でした…。
生きていくうえで、歯は必要不可欠。
お互い健康に気をつけて、歯を大切に毎日を過ごしましょう。
 

また何か書けたらUPします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

十束 おとは