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剣劇三國志演技孫呉見てきたよぉぉぉお!!!!

太史慈様が剣落としてました。
太史慈様が権ちゃんに剣落とされてました!!

ということで明治座に行ってまいりました。
劇場なんて何十年ぶりだったので緊張…!周りのお姉さま方を見習っていこう…!と思ってたら若い女子ばかり!!
昼間だったというのもあると思うけど、ご出演が今をときめく俳優さんたちだったことが分かり、なるほどと得心いたしました。

日和って3階席とったので、花道が見れなかったのが悔やまれますが舞台見渡せて十分な迫力!
「剣劇」とあるように殺陣がめっちゃあったので超はしゃいで見ました。
衣装がみんなひらひらだから剣舞みたいだったんだよ~!!
でもしっかり力が入ってて迫力ある殺陣だったんだよ~!!



観劇の動機

「三國志(演義)」といえば魏VS蜀じゃない?
と多くの方に言われ続けて幾星霜。
孫呉だって海千山千超えて張り合ったんじゃい!!と叫び続けて数十年。
それが「孫呉」に、その中でも「断金の交わり」とまで言われた孫策・周瑜に大スポットを当てて、剣劇をお披露目されるという!!

見る以外に選択肢がない。

三國志の中で最も好きな人物たちにようやっと光が当たって小躍りした後に日和って3階席とりました。
そこは堂々と1階席狙えよ。

なぜに孫呉を愛するのか

気づいたら推してたので明確なことは記憶から抜け落ちておりますが、かの有名な「赤壁の戦い」がポイントだったと思われます。

この戦い、三國志演義(物語化された三國志)だと、巨悪・曹魏に蜀の諸葛亮が立ち向かう…!という構図で描かれがちなのですが、
孫呉の得意とする優秀な水軍が大活躍したんじゃい!!
この戦いで軍の総指揮(都督)を務めたのが周瑜というイケメン武将です。

「赤壁の戦い」は三国時代でも初期の初期に当たる戦いなので、この時点では三国中、魏が最も強い状態。
その曹魏に、歩み始めたばかりの蜀の劉備が諸葛亮と共に見事勝ってみせた…!というとドラマチックじゃございません?

この「蜀の劉備」の部分が、史実では「孫呉の最も得意とする水軍戦だった」とすると更に劇的ではございません?

この水軍を率いて曹魏を押しのけてみせた都督が周瑜様だなんてもう惚れる他無いじゃございません??

その他にも要所要所で大事な役目を果たすこの周瑜という武将に惚れたのがわたくしの孫呉推しのきっかけでございます。

前述のように「魏VS蜀」が注目されている三國志演義の中でも、早くから諸葛亮を警戒する、という慧眼の持ち主としても描かれますので、外交も内助の功もとても優秀な武将なのです。
あと「美周郎」と言われるほどイケメン。
嫁は絶世の美女。
もう主人公で良いじゃん。

どの辺をドラマ(物語)化するのか

さて孫呉の、更に断金コンビである孫策・周瑜が描かれるということでしたが、手放しで孫呉推しのわたくしでも感じる疑問点。それが、

孫策の退場がめちゃくちゃ早い。

父である孫堅を失い、急に孫呉を率いることになる孫策ですが、最期はあっけなく暗殺?のような形で亡くなってしまいます。

孫権(孫策の弟)は聞いたことあるけど孫策は知らない。

と言われてもしょうがないくらい活躍時期が短い。

この短い時間軸の中で、どうやって物語を展開するん…?というのが観劇前の正直な疑問点でした。
周瑜との団結を描くのかな~、でも仲良しこよしばっかじゃ物語になんないしな~。
と思いつつ、まあ、断金で剣劇やし、わたくしの好きが詰まったハッピーマル得セットですわ!とチケットをとることになるわけですが。

このくらいのスピード感でトップが変わる孫呉


観劇の感想

周瑜様が美周郎だった。

わああついにこの目に理想の周瑜様を映すことができたあああ…!
もうずっと周瑜様ばっか見てました。
孫策も見ろよ。(ちゃんと見たよ!)

殺陣場面も存分にこれでもかと展開され、ひらひらと剣が舞う壮大な舞台!!やっと…孫呉が華やかに咲いた…!!
感涙ものでした。

今回、敵役に回る黄祖がいい狂人キャラしてて良いわ~となってたり、演義中では凡夫として描かれがちな劉表が堅実な君主してたり、違う切り口があって新鮮なのも楽しめました。

それでもやっぱり孫策の退場は防げないわけで…。

物語はすこし悲しく終わりますが、二部のエクストラステージの殺陣が超楽しくてあっちこっちくるくる見ながらはしゃぎ倒しました。
二部で楽しい気持ちにもっていってくれた構成のおかげで、観劇後の心持ちは明るかったです。


観劇をオススメする?

イケメンみたいなら超オススメです。
あっち見てもこっち見てもイケメン大集合です。
出てくる人物もとても愉快に、しかし期待を裏切らない味付けがされているので俳優さん目当てでも十分楽しめると思います。

あと何より殺陣が!多い!!

剣と槍をこれでもかとぶん回してくれるので、殺陣が好きな方にもオススメ。二部ですこ~しでしたが扇舞もありましたので、華やかな舞台がお好きな方は楽しめるのではないでしょうか。

ただ、かの有名な三國志の中でも断金コンビという、ちょっとニッチな部分が焦点なので、物語をメインに楽しみたいわ~という方にはちょっと尻込みするかもぉ…。
事前知識が必ず必要というわけではないですが、断金ってなんやねん。となると楽しみが減っちゃうかも…。


ほらね、この熱量で学生時代に孫呉についてのレポート書いたんですよ。
先生にはお褒めいただきましたがちょっと恥ずかしかったくらいの孫呉推しレポート提出しました。

進学してたら中国史とってみたかったわぁ。

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