「相方ありがとう寄席」各組ネタ書き起こし

こちらのnoteは、2023年12月27日に森ノ宮よしもと漫才劇場にて行われた「相方ありがとう寄席」で披露されたネタの書き起こしになっております。
見ることができなかった方や、またもう一度味わいたいという方などに活用していただければ幸いです。
「?」となりそうな部分は※で補足しています。


システムについて(未視聴の方向け)

まずコンビのどちらが相方に感謝を伝えるかをくじで選ぶ。そこで伝える側になった方は、またくじを引いて4つあるお題の中から一つを選ぶ。そのお題を参加メンバー全員で膨らませ、アイデアを出し合ってどのようにネタの中で感謝を伝えるかを考える。
その間、伝えられる側はヘッドフォンとアイマスクを着用して待つ。

20世紀

お題:歌
しげ→木本
元のネタ:フラッシュモブ
※以下、しげさん→し
      木本さん→木
し「どうも~~!!!!!!」(38マイクを持って登場)
木「なにしてんの…ww」(小声)
し「相方ありがとう寄席をご覧の皆さんこんばんは、しげでぇす!」(DAMチャンネル風)
客(👏)
木「いやいやいやいやwwwww「T@TSUだ!!」みたいなwモンスーンさんの…」
し「しげと木本で20世紀でーすお願いしまーす」
木「あっお願いしまーす!」
し「ありがとうございます頑張っていきましょうねぇ~、ありがとうございます」
木「なん、な、なんですか…w」(小声)
し「フラッシュモブってあるじゃん」
木「あーはいはい」
し「あれね、かっこいいよねフラッシュモブ」
木「あーかっこいいね」
しげ「でねフラッシュモブの踊る人の方俺好きでさ」
木「あーあーあー」
し「いいでしょかっこいいでしょ」
し「でさプロポーズする方の人やってもらいたい」
木「あーはいはいはいwwあーうんはいはいはいw」
し「ふふふw」
し「ちょっとお願いしてもらっていい?」
木「僕がプロポーズする人?」
し「そうそうそう」
木「あーはいはいわかりました」
し(眼鏡を外して指を鳴らす)パチンッ
~~~♪
客 (Fo~!!)
木「いやいやいやいやwwwww」
し「山口から二人で出てきたね♪
  色んな喧嘩したけど♪
  やっぱりお前じゃなきゃダメだから♪
  これからも二人で頑張っていこうね♪」
客(👏)
木本(笑いつつ横で静かに聴く。最初は困惑した様子だが、目元をぬぐう仕草も見せる)
しげ(眼鏡を外し浮かばせて踊る)
木本「はははははははwwwww」
しげ(独特の踊り)
木本「なん、何が何がwwwwwwww」
しげ(元の立ち位置に戻り指パッチン)
音楽ストップ
しげ「…………(マイクに顔を近づけて)もうええわ」
木本「どういうこと!?wwwwwww」


マユリカ

お題:手紙
中谷→阪本のはずが、
リアクションのせいで阪本→中谷に 
元のネタ:ハワイ旅行
※以下、中谷さん→中
      阪本さん→阪

阪(中谷より先に舞台に登場)
中「どうもーー!」
阪(中谷をエスコート)
中「いやいやいやwwちょいちょいちょいwwwwいいいいいいwwww払わんでええよ埃w」
阪(中谷をお客さんの方向に向ける)
中「あっ、どうもー!いや自分でいけるって」
阪(袖に帰っていく)
中「えーーーなになに!?まだ名乗ってないで!」
阪(袖から半分出てジャケットを直す)(手紙の匂わせ)
阪(再び舞台に登場)
中「えーーー!!!」
阪(勢いのまま中谷の頬にキスを試みる)
中「えーっなになになに!?!?」(驚いて阪本を避ける)
阪(中谷の頬にキス)(成功)
中「うーっわ%$#&ft!?!?なにーー!?!?気持ち悪う!?!?」
中「ええてお前!なあしてんねんお前!!」
阪(変な動き)
中「はぁ!?何ダッシュで来っ…気持ち悪う!(頬をぬぐう)」
中「ええーどうもマユリカといいますよろしくお願いしまーす!」
中「なんやねんほんまに…(小声)」
阪(小声でネタを伝えた?)
中「wwwwwwあのーーーwちょっとさあ、将来的に彼女とかできたらさ、一緒にハワイ旅行とか行ってみたいと思うねんな」
阪「ハワイ旅行?↑」
中「sっ……wwwwwそうそうwww」
中「海外なんかこう絶対テンション上がるし絶対楽しいと思うねんな」
阪「そんな楽しいん?」
中「いや絶対楽しいからその感じちょっとやってみよ。俺お前の彼女やるからハワイに着いたって感じでちょっとその感じやってみようか」
阪(指ピッ)
中「なんじゃこいつ…ナンジャコイツハ。」
中、阪「「うわーーーーー!!!!着いたーーーーあっつーーーー!!フーーーー!!!!」」
中「阪本君、ホテルとか色々やってくれてありがとう!」
阪「どういたしまして」
中「じゃあ早速ホテルに荷物置きにいかへん?」
阪「笑ちょっとホテルの場所覚えてなくて…」
中「えー?なんで覚えてへんのよー!じゃあ名前で調べたらわかるんちゃーん?」
阪「ホテルの名前も覚えてないから笑」
中「えーなんで覚えてないんよー!じゃあ旅行会社からもらったあの紙見たらわかるんちゃーん?」
阪「それも日本に置いてきたから笑」
中「もーなんで置いてくんのよもー!」
阪「………ほんまにどうする?」
中「どうすんのよー!?エエッどうすんのそれ!?」
阪「恐ろしいから後で考えよ!」
中「ちゃんと考えてよー!頼むわー…」
中「あっ!そうや!あたしさ!ハワイに来たら絶対に食べようを思ってたものがあんねんー!ウフフ!なんでしょう!?」
阪「知らん」
中「もーなんでわからへんのよー!正解は…ロコモコです!エヘッ!」
阪「ロコモコ?」
中「そう!ロコモコ!あたしさぁ、本場のロコモコ絶対食べたいなーと思ってさ!機内食とかも抜いて、お腹今、ペコペコやねん!」
中「ペコペコ!ロコモコ!エヘヘヘヘーッ!」
中「ロッコーモコ!」
客「「モコモッコ!」
中(!?)
中「ロッコーモコ!」
客「「モコモッコ!」
中「ロッコーモコ!」
客「「モコモッコ!」
中「ロッコーモコ!」
客「「モコモッコ!」
中「ロッコーモコ!」
客「「モコモッコ!」
中「ロッコーモコ!モコモッコー!」
阪(ジャケットから一枚の白紙を取り出す)※
中「エェェェエェ↑!?(尻もちをつく)」
中「えええええ!?!?!」
[会場が暗くなり、阪本にスポットライトが当たる]
~~~♪
中「こ、ここでー!?どこでー!?」
阪「中谷へ
3歳からの幼馴染のお前とコンビを組んで、ちょっと前にM-1の決勝戦に、いけたな。
中「ウッフフフフフwwwww」
これって俺はすごいことやと思うよ。
同じ町で育って、同じ学校に行き、同じ幼稚園に行き、そんな俺らがM-1の決勝やで。
これってすごいことよな。
俺が作ったネタをお前が覚えて、一生懸命表現して、お客様は笑ってくれて。
東京へも行けたな。
今またこの大阪の地で戻ってこれることも、俺はちょっぴり嬉しく思うぞ。
お前はM-1決勝、すごく緊張してたけど、二人で頑張ったら、まあ、4位という成績をいただけたな。
あの場所へ、あの場所、にももう慣れたし、あと3回、4より上の成績、いつかとれるといいな。
  …………愛してる。(マイクに顔を寄せて)」
中谷(阪本を見つつ、阪本の言葉に頷く)
阪本(目を瞑り、キス待ち)
中谷「エッ…エッ…エッヘヘヘwwwwちょっと…いや…ちょ…」
中谷(眼鏡を外して目元を拭う) 


中谷(阪本の頬にキス)

阪本「……………………もうええわぁ」
中谷「何がやねん!!!!」
※手紙形式ですが紙に内容は書いていません。

ツートライブ

お題:ダンス
周平魂→たかのり
元のネタ:京都と広島
※以下、周平さん→周
     たのりさん→た  
た「どうもー!どうも改めましてツートライブですお願いしまーす」
周「お願いしまーす」
た「いやー頑張っていきましょうね、僕が広島出身のたかのりといいまして」
周(頬にキスしようとして避けられる)
周(失敗したので今度はたかのりの首をしっかり掴んでキスする)※
た「だ#%jlsa&&jーー!!!!きもちわる!!!!あーーー!!きもちわる!!!」
周「京都出身の周平魂と申しますお願いしまーす」
た「お願いしまーす」
周「いやー、ね、僕ら大学時代同級生でやらしてもらってるんですけど」
た「そうなんですよ」
周「で彼がさっきも言ったんですけどねえ…w広島(自分の方にたかのりの顔を寄せてキスする)出身なんですよ」
た「オ”エ”アアアアアアアアアア」
周「みなさん広島言葉聞いたことありますか」
周「怖いんですよ今でこそこうやってね、普通に喋ってるんですけど」
た「方言でねぇ。全然可愛いですよ」
周「でも怒らせたらめっちゃ怖いんですよ。怒らしてみますわ、ちょっとここしばいてみます。オラッお前(たかのりをどつく)」
た「#$%&%$%&&$'%&$#$(すごい広島弁)」
周「…中国語?」
た「違うわお前」
周「広島ってあれな…(キス)」
た(ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”の顔)
周「中国やんかあれ」
周「広島(めちゃくちゃキス)」
た「おえ……………」
周「そんで僕は京都出身ですわ」
た「なんでイキってんねん」
周「品の塊ですわ品の塊」
た「どこがやねん、泥棒みたいな顔しとるやないか」
周「品のk……泥棒みたいな顔?」
た「そうや」
周「それで言うたらお前…」
周「可愛い顔しとるやんけぇ…!」(決めポーズ)
~~~♪
た(…………????)
周(ジャケットを脱ぐ)
周(踊りだす)
周(左腕を仰ぐ)
左の客「たかー!」
周(右腕を仰ぐ)
右の客「のりー!」
周(左腕を仰ぐ)
左の客「たかー!」
周(右腕を仰ぐ)
右の客「のりー!」
周(踊りながら客席の一番後ろに行く)
舞台上のスクリーンに周平の宣材写真が映し出される
周「たかのりー!!!!!!いつも一緒に漫才してくれてありがとうなー!!!!!!!!」
周(踊りながら舞台に戻る)
音楽止まる
周「っていう話やわ」
た「どんな話やねん!もうええわ」
周「ちょお待てお前が終わらすな」
た「なんでお前が終わらすねん!」
周「あのーーーーーー、M-1は、15年間頑張ったけどあかんかったな。」
た「まあそれはな。」
周「でもまあ俺らの漫才は、ほんまにここからやと思ってるから、」
た「はい!」
周「大学時代、NSC入る前に言ってた、70、80まで売れへんくてもやってたら、漫才で有名なれるんちゃうんかって…それ目指して、
 頑張るぉぉぃーーーー!!!!!」
た「ぅおいーーーーーーー!!!!!!」
ヘンダーソン子安さんが映し出される※2

※1どちらかが「広島」と言うたび周平さんが頬にキスする、というアイデアでした。
※2たかのりさんが泣いたらフーさん(お客さんがFo〜!と言う合図)、泣かなかったら子安さんが映し出される予定でした。

ヘンダーソン

お題:ビデオレター
子安→中村
元のネタ:石焼き芋
以下、中村さん→中
      子安さん→子
子「どうもーヘンダーソンですお願いしまーす!」
中「お願いしまーす」
子「ありがとうございます。いやーねぇー学生時代懐かしいなとか思うんですよね」
中「懐かしいですね」
子「学生時代言うたら受験勉強が大変やったなと思うんですよね」
中「受w験勉強ねえ」
子「試験前日にもなればだいぶ不安にもなりますし」
中「確かにね」
子「家で勉強とかしててもね、外から聞こえてくる声とかでイライラしてなかなか勉強に集中できなくなるんですよね」
中「じゃあ今からね、外から聞こえてくる声やりますからね」
子「あーやってくれる」
中「はいはい」
子「じゃあ家で勉強しときますんで」
中「勉強しといてはいはい」
子「よし、ついに明日は大事な入学試験や。気合い入れて勉強しよ」
中「石焼き芋~お芋♪」
子「おっ、焼き芋屋さんかあ。あーあかん集中集中」
中「石焼き芋~お芋♪」
子「うるさいなーもう」
中「どんな~ときも~君と♪」
子「えっ?君と?」
中「石焼き芋~」
子「うん」
中「どんな~ときも~」
子「どんなときも?」
中「あなた~に会えたことが嬉しくて♪」
子「俺もやで(マイクに顔を近づけて)」
中「いっ…ww石焼き芋~♪」
子「石焼き芋な」
中「どんなときも~♪」
子「どんなときも」
中「温まるのは体だけじゃない~♪」
子「もっと温めたろかあ!?」
中「ww yo!」
子「どんどん聞かして」
中「たくさんのお芋♪」
子「うん」
中「君の思いも♪」
子「俺の思い」
中「恋も愛も酸いも甘いも♪切ないサツマイモ♪」
子「ちゃんと伝わってんの?」
中「いしや~wwきいも♪」
子「ありがとうないつも」
中「どんな~ときも~♪」
子「感謝してるで」
中「Yo!焼いて焼かれて♪」
子「うん」
中「恋に焦がれて♪」
子「ありがとう」
中「触れたいもう♪抱きたいもう♪」
子「かわいいなあお前は」
中「二人を繋ぐ石焼き芋♪Uh…Baby I love you」
子「俺の方が愛してるっちゅうねん」
中「い、石焼き芋~♪どんなときも~♪」
子「今日のお前ダメそうやなあ」
中「…ダメだなぁ」
子(肩を掴んで中村を自分の方に向かせる)
子「ダメじゃない!!!!!!!!!!
 可愛い顔してんな!」
子(勢いよく敬礼)
 (中村の首筋を掴んで唇にキス)
子(突然袖にはけていく)
中「どういうこと?」
[スクリーンに子安が映る]※1
子「このビデオを見てるってことは、相方ありがとう寄席の…最後やな。
中「どういうこと?」 
みんなも言ってたけど、やっぱりM-1グランプリっていうのは、すごい自分たちの中でもコンプレックスでもあり、
すごい、勝ちたかった。そんな賞レースでした。
二年前までは本当に箸にも棒にも掛からないそんな状況が続いていて、
今年は、コントを一年頑張っていこかって言ってた矢先にキングオブコント2回戦で敗退し、
その日の夜、LINEで「今年ほんとに何もなかったら解散しよう」。
そうLINEで言われたのをすごい今でも思い出します。
でも最後の苦肉の策というか一手として、ボケツッコミを丸々替え、それがその年に評価していただき、
準決勝まで連れていっていただけることとなりました。
準決勝にいった日の夜、LINEをしたら…、「いつもありがとう」って送ったら、
「俺もわがままばっかりいつもごめんな」って返してくれたLINE、あれは一生忘れないです。
今年も準決勝まで連れて行っていただいて、そして敗者復活でも二位という順位まで連れて行ってくれて、
本当にありがとう。
これからも、セカンド…出るかどうかまだわからないですが、よろしくお願いします」

スクリーンにガチャガチャとアーネストの門田さんの宣材写真映し出される※2

※本当にビデオレターを撮影する予定でしたが、押していたので声は直で映像は舞台袖で話しているのをそのままスクリーンに映していました。
※2フーさんが泣いたらヘンダーソンの宣材写真、泣かなかったらガチャガチャとアーネストの門田さんの宣材写真が映される予定でした。フーさん曰く「泣きそうになったときにこれ(宣材写真)出てきて一気に冷めた」とのこと。

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