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目に見えない贈与は「もらったよ!」と伝えるのが大事かも (贈与シリーズ②)

これは、プロ奢サロンで行われている「贈与研究所」で贈与を学んだことによって得られた気づきを「ちょっと残しておこうかな」と思って書いたものである。

初めて職場で
苦手なことを晒してみた
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私は蕎麦屋で天ぷらを揚げる仕事をしている。昨日、いつも良くしてくれる洗い場のおばちゃんとの会話の流れで、こんな暑い中、天ぷらを揚げてるやつ(私)はえらいみたいな話になった。

いつもは謙遜したりして流すのだが、昨日はなんかちょっと本当のことを言ってみようかなという気分になったので、違う返しをしてみた。

「私はどんだけ気温が高かろうが、天ぷらを揚げるのが一番楽。マルチタスク的な接客の仕事も苦手だし、爪が弱くて洗い物も苦手だし、私にとっては、みんなもおばちゃんもえらい」みたいなことを言ってみた。

みんなもおばちゃんも、少し驚いてたけど、なんかちょっと嬉しそうだった。多分。

人間関係構築が下手なのは
贈与が下手だから?
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私は人間関係の形成が苦手なので、ちょっと有利な立場でいる方が、自然と大事にしてもらえるのでは?という考えから、職場ではいつも「みんなが苦手なことを文句を言わず積極的にやってくれる人」を演じていた。(さみしがりなので、仲間はずれは悲しい)

利点としては、
・他の嫌なことをしなくていい
・多少のことでは怒られない
・店長から重宝される
・居るだけでみんなに崇められる
(私がいない日は店長が荒れてるらしい)

(書き出してみるとゲスいな)

でも、これをやっていると2つの問題が発生した。
1.みんなの輪に入れない。
2.影でひがまれる。

確かに大事にはされていたが、私には明らかに「みんな」との距離感があって、ちょっと寂しかった。

最近は、自分の人間関係構築における方向性が間違っているような気がしていた。

だから、今まで言ったことのなかった自分の「弱味的な部分」をちょっと晒してみようかなという気分になったのかもしれない。(おばちゃんがいつもやってるから無意識に真似をしたのかもしれない。)

結果、やってみて良かった気がする。だってその日の帰り、おばちゃんが私の好きなお新香を「キュウリがなってるうちは毎日作って来てあげるよ」と言っていた。だからたぶん良かったはず。

「あなたからも
もらっているよ」
と、伝えること

「みんな」との距離を縮める為に、足りなかったのは、きっと「おばちゃんからももらってるよ」と伝えることだっだんだなあ、と思った。

物だったら、受け取ったかどうか分かりやすい。
でも、時間や気持ちは目に見えないから、ちゃんと「もらったよ!」って伝えるのも大事だなぁと思った。

書いていて気づいたんだけど、もしかして、おばちゃんはめちゃくちゃ人間関係の構築がうまいかもしれない。だって、洗い物以外できないのに、皆から人気がある。おばちゃんから得られることはもっと沢山あるのかもしれない。引き続きおばちゃんを観察したり、実験したりしてみよう。

ちなみに、おばちゃんの作るキュウリのお新香はめちゃくちゃおいしいです。

おわり。

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