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かとうさんと私

このnoteは、私のお友達のかとうさんが「かとうさんから卒業しよう」というコンセプトで募集しているかとうさん回想noteである。つまり、がっつり内輪ネタです。

※私の主観や憶測が混ざっていますので、このnoteの情報を鵜呑みにしないでください



私にはかとうさんという変なお友達がいる。とある読書サロンでできた友達だ。私は友達だと思っているが、かとうさんは多分私のことを友達だと思っていない。

かとうさんを私の独断と偏見で一言で現すとするならば「災害エンタメ・マスコット」。定期的にやらかして色んな人から怒られたり、群れからパージされたりしているんだけど、真面目に謝ったり反省したりするので、意味がわからなくて面白い。

前述したとおり災害なので、近くにいると自分もダメージを被ることがあるのだが、それもまたかとうさんと仲良くすることで得られるエンタメの一つだと思う。安全なばかりでは人生は楽しくないからね。



かとうさんとの出会い

私とかとうさんとの出会いは、2020年5月だった。

某感染症が日本中で流行りだし、外出規制のため家の中でスマホを眺めているうちにいつの間にか入っていたプロ奢ラレヤー主催の読書サークルの中で出会った。

私がサークルに入ったとき、サークルはまだ100人もいなくて、明確なルールもそんなになかった。かとうさんはルールに書いてないけど、みんなが当たり前に思っている暗黙のルールを次々とやぶっては怒られていた。

「面白くない」「バカ」「頭悪い」「意味わからない」とか、公の場で思ったことをそのまま言ってしまう。

でも、私はかとうさんが人を傷つけようとしてやってるわけではないのではないかと思った。

私はかとうさんを見て自分の若い頃を思い出した。(私も昔は暗黙のルールがわからなくてよく怒られたなぁ)と。かとうさんのことは未だによくわからないところはあるけど、こういうところは本当に私に似てる。

私は今でこそ平均レベルくらいには空気が読めるようになったから、かとうさんに怒ってしまうひとの気持ちもわかる。けど、昔は本当にかとうさんだった。だから悪気がないのに怒られてるかとうさんがほっとけなくて、頼まれてもいないのに勝手に通訳をしたりした。これが加藤さんとの出会い。




今までで一番かとうさんにムカついたこと

私が過去で一番かとうさんにされてムカついたことは、かとうさんと会話してる中でなんかの文章を誤読したときに私が丹精込めてやってる仕事までついでにバカにされたことだ。誤読したのをバカにするのは百歩譲っていいとして。

私は前述した読書サークルで、盛り上がったチャットの内容を記事にまとめて読み物にする仕事を請け負っているんだが、このときに「こんな文章誤読するなんて、ケイナさんが書いてるまとめ記事の内容もちゃんとしてるか怪しい。もう読まない」みたいなことを言われた。

これはかとうさんが好きなさすがのケイナちゃんでも激おこだった。まとめ記事には、めちゃくちゃたくさんいろんなこだわりを詰め込んでいた。読みやすさとか、面白さとか、最低5回以上読み直して納得がいったものを出していて、文章かくプロの人にもほめられたりしてたので、かなり内容には自信があった。

その頃、かとうさんは読書サークルの中でかとうさんが何をしても全肯定してくれるお友達ができて楽しかったのか、少し調子に乗っていた。だから、なんかやらかさないか心配していたのだが、まさか自分にやらかされるとは。

この私の件に加えて、このときサークルの運営から招待されているゲストの悪口まで言ってもりあがってしまったため、かとうさんはサークル内での行動制限のペナルティを喰らうこととなった。そして、かとうさんは完全に出禁となることをおそれて自らサークルを去ってしまった。

一番悪いのは言わなくていいこと言ったかとうさんだが、よけいな心配をしてかとうさんに張り付いておせっかいを焼いていた私にもかとうさんがパージされてしまった責任を少し感じている。まぁいずれはやらかしてたと思うので、時間の問題だったとは思うが。

かとうさんからは直後に謝られて仲直りした。もう一人の「かとうさん全肯定マン」とはしばらく口を利いてなかったのだが、その人ともこないだサークル内のイベントで、たまたま会う機会があってその時に仲直りできたのでよかった。

もう全然怒ってないし、しこりもなんもないけど、思い出すと当時のイライラが蘇ってきて懐かしくなる。



私が思うかとうさんのいいところ

以降は、私が思うかとうさんのいいところをランキング形式で発表する。

1、誠実さ


私から見たかとうさんの1番の魅力は、「裏表のないところ」だ。

かとうさんは衝動性が強くて、思ったことをそのまま言いたいという気持ちがとても強い。しかも、相手がどんな反応をするかには興味があるが、相手の気持ちにはあまり関心がない。小学生が棒でナメクジを突っつくのと同じ心理で人を突っつくのだ。

もう一つ、かとうさんにとって「本心をそのまま言うこと」は「誠実さ」であり、かとうさんにとって「誠実であること」はとても大事なことのようだ。

これは、人間関係を円滑に保つために当たり障りのないように対応することが暗黙のルールとなっている日本人とはすごく相性が悪い。だからかとうさんは、よく怒られる。

前述したとおり、私とかとうさんには、暗黙のルールをくみとるのが苦手という共通点がある。だから、裏表も暗黙のルールもないかとうさんとのやりとりは、「言葉をただ言葉のまま受け取ればいい」という安心感があって、すごい気楽なところが気に入っている。

2、気付きをくれる

前述したとおり、かとうさんには暗黙のルールが見えないので、よく人を怒らせてしまう。

でも、そのたびに私達は気づきを得ることができる。

例えば先日、かとうさんはぷろおごの鍵垢からブロックを食らった。理由は、現在ぷろおごがすすめている婚活プロジェクトに参加しようとした人に「頭おかしい」と言ってしまったからだ。

かとうさんは、なんでブロックされたのか分からず、関わりのある人たちにこの件についてどうしたらいいか聞いていた。「何が失礼だったのか」「どうやって謝ればいいか」など。

ここで得た面白い気付きは、私達が「謝る」や「ブロック」という行為の前提に置いているものがなにか、というものだ。

私達のいう「謝る」という行為には「謝ることによって、赦しを乞う」という前提がある。つまり、「どうしたら相手にとって誠意を見せられるか」ということが一番大事だ。かとうさんにこの件の対応を相談された人たちは、これを前提にアドバイスする。

「ブロック」には、「もう関わってほしくない」という暗黙の意味がある。つまり、ブロックとは「相手からの謝罪すら拒否する」という態度だ。

かとうさんには、「あやまる」にも「ブロック」にもこういった暗黙の意味がないのでなかなかか話は噛み合わない。かとうさんは自分の「誠実さ」を優先したいからだ。かとうさんは、けっこうな量の反省文を書いて相手に送りたがっていた。

結果的にはかとうさんはみんなの強い反対を受け、反省文を送るのをやめた(ような気がする)。(とてもえらい!)

かとうさんと会話が噛み合わないときは、大体こういった言葉の裏にあるお互いの中の暗黙の意味に相違がある。

一般的な「謝る」とは、「赦しを乞う為に行う誠意ある態度による言動」のことだが、加藤さんにとっては、「相手が怒っているときにやるただの儀礼」なのだ。

このように、かとうさんは私達がぼんやりと「当たり前」だと思っていることを明確に言語化する機会をくれる。ここもまた、私のお気に入りポイントの一つである。

3、器の広さ

これは私とかとうさんの正反対なところ。最近気づいたのだが、私は異常な潔癖症で、一度気持ち悪いと思った対象を人であれものであれなかなか受け入れられない。

かとうさんがスゲェのは、どんな人でも(かとうさんが相手をキモいとかヤバいとか思ってても)、相手が自分に寄ってきたら、全く拒否せず、わけへだてない態度で接することが出来るところだ。

これもかとうさんが「誠実さ」を大事にしているからで、人によって態度を変えるのは嘘をついているのと同じだということらしい。

これはどう頑張っても私にはできないことだし、我慢してやってる素振りも全然なく素でやってるので、(誰でもなかなかできないと思う)カッコイイなぁ〜〜と思う。




まとめ

かとうさんは、自分の中の「誠実さ」を貫くひと。近くにいると、ときどき流れ弾を食らうけど、その痛みすらエンターテイメントだと思わせてくれるパワーがかとうさんにはある。


追記:かとうさんの感想

かとうさんがたくさん感想を書いてくれたので、本人許可を得て一部のせる。このnoteを書いたことにより、新しくかとうさんの内面を知ることができて良かった。やっぱりかとうさんは自分に誠実でカッコイイね。

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