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悔しさを糧に

制服を着て登校しても違和感なさそうな須河 (@ssugawan)です。

インターハイ始まりましたね。
連日のうだるような暑さの中、本当にお疲れさまです。

実は私もインターハイに出場した経験があります。今からちょうど10年前の高校1年生のときです。つい先日、国内最高気温41.1℃を記録した埼玉県熊谷市開催のインターハイです。

至る所に「あついぞ熊谷」と書かれた桃太郎旗が立っていたり、暑さに関連した商品が売られていたり、確かにあつかったぞ。

冗談はさておき、

私が出場したのは高校1年生の1回のみ。出場できなかった2、3年生のときは、私の短い人生の中でも1位2位を争うほどの悔しい思いをしました。

2年生のときは、大会前に左脛骨の疲労骨折。だましだまし練習していましたが、インターハイが懸かった地区大会のレース前日に欠場を決めました。「また来年勝負しよう」と恩師から背中を押されたときは、涙が止まりませんでした。その後治療に専念するため、松葉杖生活が始まりました。

3年生のときも、故障が原因。地区大会の3ヶ月前に右舟状骨の疲労骨折により、ボルトを入れる手術をしました。最後のインターハイに懸ける思いは本当に強かったので、何としてでも間に合わせたいという思いでリハビリに励み、スタートラインに立つことはできましたが、結果はインターハイ出場ラインの6位からは程遠く、このときも涙を飲みました。

高校生活の3年間って本当に短いですよね。
インターハイに出場できるチャンスも3回しかない訳ですから、1年1年が勝負の年。常に緊張感を持って過ごしていました。恩師から、「いつも張り詰めていると輪ゴムみたいに伸びきっていつかプツンと切れるぞ。だから余裕をもたせておけ」なんていう言葉をかけられたこともあります。

そうやって本気だったからこそ、この当時感じた喜怒哀楽は今でも色濃く自分の中に残っています。

そして、満足していないからこそ今の自分があると思います。

為末大さん著書の『走る哲学』『諦める力』を読み、「前向きな諦めも肝心」「間違った努力を続けているほうが時間の無駄」という言葉に触れて、自分のことをよく見つめ直した時期があります。

好きだけで突っ走ってもいけないなと。

でもよくよく考えてみると、いろんな選択をしながらもやっぱり「走ること」に辿り着きました。

今は日々の変化を楽しみながら、自分自身の選択が間違いではないことを実感しています。

インターハイの話から脱線してしまいましたが、選手の皆さんのご健闘を心よりお祈りしています!


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