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レシラム&リザードンの考察

こんにちは、おとです。今回はシティリーグに向けてレシリザについて考察したので、その内容を書きたいと思います。

1.はじめに

僕は先週までレシリザをほとんど使ったことがなく、知り合いに使ってる人が何人かいる程度でした。

まだ知識として浅い部分があると思いますがご了承ください。

2.何故レシリザなのか

僕は先日行われた東京clでレッドパーフェクションを使用しbest16になることができました。

その時も触り始めて1週間足らずで結果を得ることができたので、先行でサポートが使える現行のレギュレーションでは先行1ターン目にカキを打つという行為自体がとてもパワーのあることだと感じていました。

ただ、東京clの上位入賞者の結果、タッグオールスターズの登場により、環境に無人発電所やシャドーボックスのミミッキュといったアンチミュウミュウのカードが増えると考えました。

そこで、同じような戦術を持ち、そういった点で弱点の少ないレシリザを考察することにしました。

3.デッキ解説

今回のデッキは主に東京clで準優勝された方のレシピを参考にして構築しました。

それぞれ採用カード、不採用カードの理由について書いていこうと思います。

画像1

デッキコード:FFVkvV-qz8B7I-FwdbVk

・レシリザ 2
このデッキのメインアタッカー。
どの技も非常に優秀で、とても扱いやすい。
1エネついている状態からでないとフレアストライクが打てない点に注意したい。
主に相手がtagの場合使用する。

・リザテル 1
このデッキに足りない器用さを補ってくれるカード。
主にシャイニーフレアで1パンできる相手に対して使用する。
グズマで相手の盤面を荒らしたり、マオ&スイレンでサイドレースを有利にしたり溶接工で後続を作ったりできる。
たまーにぐれんのひばしらgxも使う。

・ヒードランgx 1
3-2-3と取らせることで簡単に相手のサイドプランを崩すことができる。
溶接工があれば後1から攻撃できたり、gx技も非常に優秀。体力が190なのも優秀。
無人がある時にバーニングロードができない点は気をつけたい。

・ロップリン 1
相手のデッキタイプによっては非常に強力になるサブアタッカー。
溶接工を使えば何もない状態から奇襲できる点が優秀。
スタートすると相手のジャンピングバルーンの火力を高めるだけでなく、体力が少ないので簡単にサイドを3枚取られてしまう。
環境によっては必要ない1枚かもしれない。

・ジラーチ 3
リソースが尽きやすいこのデッキではかなり重要な役割を持つ。
非gxのデッキに入っているジラーチとは違い、気絶するたびに願い星をしてリソースを供給するというプレイがそこまでできるわけではないので、グズマやマオ&スイレンなどと絡ませて使うと非常に強力。
出来るだけ序盤から場に出しておきたいので4枚採用したかったが、あまりにも手札でジラーチが腐る場面が多く、1枚減らして3枚となった。

・テテフ 2
このデッキを回す上で核となるカード。
プレシャスボールやハイパーボールから状況に応じて溶接工やグズマ、カキにアクセスすることができる点が非常に強力。
また、最低限のアタッカーとなりうるため、ヒードランのように3-2-3というサイドプランを相手に押し付けることもできる。
ただ、ベンチを埋めたり、相手のジャンピングバルーンの火力を上げてしまうため、出来るだけ温存するように立ち回る必要がある。

・デデンネgx 1
本当にどうしようもない手札の時や絶対に欲しいカードにアクセスするために使うカード。
理想を言えば使わないほうが強いのだが、最悪の状況でボールからアクセスできないと負けに直結するため、保険をかけて1枚採用。
最悪の状況での事故回避の意味では、テテフからアクセスできるシロナなどでも一応代用は効くが、それでは2つ目の役割である、絶対に欲しいカードにアクセスすることが果たしにくかった。
このカードもベンチを埋め、ジャンピングバルーンの火力を上げてしまうので出来ることなら温存したい。

・マーシャドー(やぶれかぶれ) 1
基本役割としてはデデンネgxに近いものがあるが、こちらは無人があっても使えることと、相手の手札に干渉できるという違いがある。
また、ジャンピングバルーンの火力を上げずに済むのも優秀。
場面によって使い分けるためにデデンネと1-1で採用している。
レシリザやリザテルにカキできる状況でやぶれかぶれを打ちにいくのは愚行。貪欲。
やぶれかぶれするしかなくてたまたまその後カキができたら天才。

・マーシャドー(リセットホール) 1
このカードは東京cl準優勝のレシピを参考にして採用してみたところ、非常に使い勝手が良かったため採用した。
混沌のうねりがある状態でのケルディオは無人発電所が使えず、対処が非常に困難だが、マーシャドーがあれば突破することができる。
ブロアーと合わせて最大2回はこの方法で混沌ケルディオを倒せる。
また、トキワやかまどなど相手にとって有益なスタジアムをトラッシュして相手のテンポを落とすこともできる。
一応1エネ10ダメージの技があるので、hp270のtagに対して使うことでハチマキフレアストライクの圏内になる。

・アブソル
ジラーチを対策できることは勿論、グズマを使いづらくさせることで3-2-3のサイドプランを押し付けることがやりやすくなる。
1枚のカードとしての役割が微妙で少し怪しい枠ではあるが、たまに活躍するせいで中々抜けないでいる。

・プレシャスボール 4
各種アタッカー、テテフデデンネにアクセスできる非常に便利なカード。
ジラーチにアクセスできない点は不便だが、デッキを回す上で必要なアタッカーと溶接工、カキなどは確保できるため安定感を得るために4枚必要だと感じ4枚採用。
腐って困ることはほとんどなかった。
ボールラインの調整はあまり時間が取れず安定を取った配分になっているためもう少し考察したい。

・ハイパーボール 2
デッキの全てのポケモンを有用にアクセスすることができる代わりに2枚トラッシュというデメリットを持つ。
リソースの尽きやすいこのデッキでは2枚のトラッシュがかなり痛く、できることならプレシャスボールやネストボールで欲しいカードにアクセスしたいが、それだけだと状況に応じて必要なポケモンを持ってくることが難しいと感じ安定を取って2枚採用。

・ネストボール 2
ジラーチ、アタッカーにアクセスするためのカード。状況に応じてマーシャドー(リセットホール)やアブソルを持ってくることもできる。
テテフデデンネマーシャドー(やぶれかぶれ)にアクセスできないことが不便だと感じネストボール4枚ではなくハイパーボールと2-2で採用することにした。

・リセットスタンプ 2
tagが倒されて相手のサイドが3の時、gxが倒されて相手のサイドが1枚の時の2回のタイミングでこのカードを使う。
デデンネgx、ハイパーボール、かまど、グレートキャッチャーなどこのデッキにはトラッシュを要するカードがいくつか入っているため、1枚トラッシュしてしまっても大丈夫なようにと2枚採用している。
だった1枚のグッズで捲る手段になり得るので、個人的にこのカードの評価はすごく高い。

・グレートキャッチャー 2
環境にgxが多いと考えていたため、溶接工で後続を作りながら使えるグレートキャッチャーを2枚採用した。
環境にカラマネロやロストマーチのような非gxが増えてきた場合にはグズマ3グレキャ1でもいいと思う。
ククイとハチマキを合わせることでベンチにいるhp280までのtagをワンパンできるのも非常に強力。
2枚あって腐る場面はほとんどなかったため、今の環境では2枚がベストだと考えている。

・ポケモンいれかえ 2
ジラーチをより使いやすくする目的で2枚採用した。
入れ替えで手負いのレシリザなどとジラーチといれかえて、願い星を使った後ヒードランを出す動きが非常に強力。
このカードを抜くとジラーチのバリューが著しく下がってしまうので必要だと考えている。
あなぬけのひもと選択。

・炎の結晶 1
基本的に3-2-3のサイドプランを押し付けて行きたいので、レシリザ、リザテル、に4枚、ドランに3枚と考えた時に11枚の炎エネを必要とする。
このデッキに入っている炎エネは12枚で、かまどで炎エネをトラッシュしたりハイパーボールのコストにしたりすることが多いため、余裕を持たせるという意味でも炎の結晶は絶対に1枚は必要なカードだと考えている。
また、1枚で3枚の炎エネに代わることから、シャイニーフレアの対象にもしやすく、少ない手札から溶接工と合わせてエネ加速ができるので非常に強力。
サイド落ちやデデチェンジで致し方なくトラッシュしてしまう場合を考慮すると2枚欲しいが、枠の関係で1枚の採用とした。

・フィールドブロアー
最近どの記事でもこのカードは環境になくてはならないカードと書かれているが、本当にその通りで、具体的には、ジラーチのボード、ルカメタのフライパン、ケルディオと一緒に使われる混沌など用途は様々である。
もちろん相手のハチマキやスタジアムをトラッシュするのにも使う。
アブソルやマーシャドー(リセットボール)の採用、シャイニーフレアなど、デッキ構築上2枚目の役割が薄いと感じたので1枚の採用。

・こだわりハチマキ 2
フレアストライクを260に、シャイニーフレアを210に、ロップリンを270、210にするといった、環境においてかなり重要な値まで火力を上げてくれるカード。
非gx相手以外では必ずと言っていいほど1度以上使用するため2枚の採用。
tagのデッキなので、ブロアーが無い場合2枚あれば十分だと感じている。

・エスケープボード 2
滅多な事故でない限りジラーチに付けて使う。
エスケープボードが付いてるジラーチと付いてないジラーチでは使い勝手が全く異なってくるので、ジラーチを軸として採用しているこのデッキでエスケープボードは無くてはならないカードだと考えている。
ブロアー、サイド落ちや素引きするために2枚採用。

・溶接工 4
2枚までエネ加速しながら3枚ドローはどう考えても弱いわけがない。
レシリザが強い理由はこのカードにある。
ただ、炎エネが手札にないと使えないため、ハンデスで手札を減らされると厳しい展開になりやすい。
個人的にはダブルブレイズのSRのほうが好き。

・グズマ 2
火力が高いこのデッキでは前を倒しきることがそう難しくないため、一見あまりこのカードは必要でないように思えるが、例えば、こちらが先攻でカキを使った場合後攻で相手がベンチを育ててきた場合にこのカードが必要になってくる。
前のポケモンを倒してもサイドプラン的に旨味が無く、前を倒してしまうことによってベンチに育てられたポケモンから先にダメージを受けてしまうことを防ぐことができる。
また、対カラマネロ軸のデッキやゾロアーク軸のデッキでもカラマネロを倒したりペルシアンgxを倒したりと、かなり重要な役割を持つ。
今の環境ではグレートキャッチャーでも間に合う場面が多いと考え、サポートであるグズマの割合を減らして2枚の採用とした。

・カキ 2
1ターン目や技を使えないタイミングで使いたいカード。超強い。
中盤に技が打てずカキを使える場面が来ても山札に炎エネが残っていないことがそこそこあったので、1度しか使う場面がないだろうと考え2枚の採用とした。

・ククイ博士 1
このカードを採用することで、hp280までのポケモンがククイハチマキフレアストライクでワンパンすることができるようになる。
今のtag環境ではウルガモスgxかこのカードは是非入れておきたい。
一応ククイげきりんでジラーチを倒せる。

・マオ&スイレン 1
このカード1枚で中打点のデッキに対して簡単にサイドレースで有利に立つことができる。
ジラーチとも相性が良く、ミルタンクより使いやすく感じた。
中打点のデッキに対してはリザテルで戦うことが多く、1枚の採用でもアクセスすることは難しくないため最低枚数の1枚採用。

・無人発電所 2
無人発電所を使えるのがレシリザの良さの1つでもあると考えている。
これにより自分の展開を十分にしたのち相手の行動を制限することができるようになる。
ヒードランやテテフが使えなくなる点には注意。

・巨大なカマド 2
溶接工と非常に相性が良い。
序盤はカマドを貼って溶接工で展開しつつ、終盤は無人で蓋をするというのが理想的な戦い方だと考えている。
2回使えたら十分だと考えているので2枚の採用にしている。

・炎エネルギー 12
いろいろな記事やレシピを参考にさせて頂いた際に12枚が基本の枚数だと把握し、そのままの枚数で採用している。
少ないと感じることも多いと感じることも無かったのでちょうどいい枚数だと思う。
ヒートファクトリー◇やバクガメスなど炎エネを多く消費するカードを採用する場合は炎エネの実物か炎の結晶を増やしたい。


ここからは不採用カードについての理由を書いていこうと思います。

・バクガメス
レシリザを作るときに東京clジュニアリーグ優勝のレシピも参考にさせていただいたのだが、ジュニアリーグのシステム上対戦を早く回す必要があるため、tag環境になりやすく、そこでこのバクガメスが強かったのではないかと考えた。
対tagやケルディオに役割を持つことはできるが、本来の3-2-3のサイドプランを押し付けることが難しくなる部分や炎エネが全部消えて後続が続かなくなってしまう点を考え不採用となった。

・ボルケニオン
このカードがあると後攻の動きがものすごく強くなる。フレアスターター+溶接工+手張りで後攻1ターン目に盤面に6枚のエネを用意することができるようになる。
また、2エネで110というまあまあ強いサブアタッカーになることができる。
しかし、後攻でこの状況を作り出すことはいれかえやネストボールを必要とし、本来のジラーチを軸に展開するというプランが取りづらくなるため、そこを崩してまでフレアスターターを使う必要はないと感じ不採用となった。

・ビクティニ◇
エネを山に戻してリソースを回復しながらそこそこ高いダメージを出せるカードのように思えるが、レシリザが倒された後などでもトラッシュに炎エネが5〜6枚ほどしか落ちず、思ったよりダメージを出すことができなかった。
また、中盤エネを山に戻したところでエネにアクセスするカマドを使い切ってることがたまにあり、結果的にデッキが厚くなって欲しいカードを引きづらくなってしまうので難しいと感じた。
バクガメスやファクトリーと一緒にに採用するカードだと感じた。

・ウルガモスgx
進化を組み込んでしまうとどうしても事故率が高くなってしまい、難しいとはなから試さずにいたカード。
振り返ってみると、サブアタッカーにもなり、サポートを消費せずにククイ博士と同じ役割を持つのでよりtag対面にも強くなりそうだなと感じた。
次またレシリザを使うことがあれば是非検討したいカード。

・あなぬけのひも
個人的にあなぬけのひもを使うのが苦手で、相手の選択によってプランが崩れてしまうのが好きではないため不採用とした。
あなぬけのひもにももちろんメリットはある。
カラマネロ軸のデッキはバトル場にギラティナを出してベンチにカラマネロとジラーチだけがいるということが珍しくなく、グズマを使わずに相手のシステムポケモンを倒すことができる。
また、ルカメタのようなあまりベンチにポケモンを展開しないデッキだと、バトル場にはフライパンがあるがベンチに貼ってない時なんかにあなぬけのひもを使って引き出すことで、こちらはジラーチでリソースを供給しつつ弱点を突いて1体取ることができる。
デメリットとしては、先攻時相手が後攻1ターン目でジラーチをバトル場に置いたまま番を終了した時などに、先攻2ターン目で攻撃に転じるのにあなぬけのひもを使ってしまうと、相手のジラーチを倒せずに必要のないテテフなどを壁にされてしまうことなどがある。
単純な入れ替えとして使う分にはポケモン入れ替えのほうが使い勝手がいいと考え不採用となった。

・火打石
無人をキープしたまま炎エネを手札に加えられるのがいいと思って試してみたが、2枚トラッシュが思っていたより厳しく、無人が刺さる相手が環境に減ってきたと感じているので採用に至らなかった。

・シロナ、リーリエ
単純なドローより溶接工やグズマを優先したかったため不採用となった。
環境の高速化によりシロナやリーリエを打っている暇があまりないと感じた。

・ヒートファクトリー◇
炎エネ1枚トラッシュするだけで3枚ドローできるのはかなり強いが、3枚のドローが直接盤面に作用するという確証はなく、それよりは役割が明確なカマドと無人を優先したかったため不採用となった。
ファクトリーでエネ切って手張りできませんでしたなんてことは絶対に避けたい。

・ウィークガードエネルギー
今の環境でウィークガードエネルギーを要するデッキタイプがカメポチャ、シルヴァディくらいだと感じたためそこまで必要ないと感じデッキパワーも落としたくなかったために不採用となった。

4.最近の大会での戦績と試合内容

10/6に開催されたレプトンcsという50人規模の大会に参加してきました。

試合形式は予選5回戦のち上位16名で決勝トーナメントをするというものでした。

当日のマッチアップと試合結果はこちら

レプトンcs
使用 レシリザ
1 ミュウミュウ(妖)先行 3-0 タネ切れ
2 ジラサンピカゼク 先行 3-6
3 レシリザ 先行 6-4
4 ゾロアーク 後攻 4-6
5 3神ケルディオ 後攻 6-0
決1 リザードン 後攻 3-6
best16

なんとも言えない微妙な結果で終わりました。

プランを変えていれば違った結果になっていたかもなという後悔もありつつ、それとは別の敗因が大きかったような気がしました。

1試合目と5試合目に関しては完全に相手の事故に助けられた形です。

3試合目の勝ちもテテフでなくレシリザにエネを貼ってしまい、次のターン相手のレシリザを倒して勝てていたものを逃して、その後相手が必要札を引かなかったために勝てた試合だったので、非常に不甲斐ない結果となりました。

5.さいごに

負けた試合も含め、今回の大きな敗因というのは、、




デッキに対する理解度が明らかに足りていなかったことです。




当たり前のことですが、どんなに強いデッキよりも使い慣れたデッキの方が強い気がしました。

もちろんデッキにパワーは感じましたが、コンセプトである、1ターン目カキ、2ターン目溶接工でtagを2体育て切り、グレキャやグズマで押し切るということがなかなかできていなかったように感じます。

構築のせいなのか立ち回りが悪いせいなのか…

ここまで読んでいただいて申し訳ないのですが、今回のレシリザのデッキは完全なる失敗作だったと言えるでしょう。

もう少し時間をかけて練習するべきでした。

レシリザは今後のシティリーグなどでも活躍することでしょう。

ですがそれは使い手の努力と、理解のあるデッキレシピによるものか、東京clの僕みたいにめちゃくちゃ運が良くてたまたま回ってくれた時くらいでしょう。

強いデッキを使えば強いという認識は間違ってはいませんでしたが、強いからといって勝てるわけではなく、強いデッキは強いなりに周りにそれなりの立ち回りを覚えられているということを実感しました。

これからは今回のようなことがないようにしっかり時間をとって努力したいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

よかったら拡散といいねよろしくお願いします。

では、次の記事でお会いしましょう!






サポートもお待ちしてます!