情報は取りに行け!

「会社経営者の大半がChatGPTを知らない」
ChatGPTについて、株式会社SheepDogが20代~40代の経営者や役員を務める男女300人を対象にアンケートを実施。
「ChatGPTというサービスを知っていますか?」という質問に対し、6割の人が「知らない」と回答。サービス内容だけでなく、ChatGPTという名前も知らない人が過半数。
サービスを「知らない」と回答した人を年代別に見ると、20代が53.33%、30代が67.65%、40代が60.61%と、30代が比較的高いことが判明した。トレンドに敏感な若年層でも認知度は半数にも満たず、30代経営者にいたっては7割近い人がChatGPTを認知していない。

出典元:【STRATE】より抜粋

この記事は2023.2/23の記事です。
ChatGPTはまだその中身のクオリティが良いとは言えませんが、
その性格を利用してオモシロ回答やトンデモ回答を引き出すなどして、
最近ではネタのようにその内容が拡散されたりしています。

私はChatGPTは知っていなくてはいけない!なんて思ってはいません。
ただ人を動かしたり、導いたり、戦略を仕掛ける立場の人が、
そういう情報を知ろうとすらしないのが問題だということ。

日頃、情報収集に徹していなくても目に入ってくるくらいの情報ですら、
取りこぼしてしまっている経営者。
しかも若い世代ならば尚更で、普段SNSすら使わないのかと考えてしまいます。

▼合唱の分野においての情報収集、共有の実際

合唱の分野においてコロナ初期は特に情報が必須でした。
非常にリスクが高いとされて、そして不要不急と烙印を押されていたのですから。

人と会えない、リアルな活動ができない…
そんな中どうやって活動をするか、合唱文化を守っていくのか…
その方法にあれこれ苦難していた先生や同士は沢山いました。

その一方で情報を取りにすら行かず、情報の共有もせず…
その時々でも開催された演奏会がどうやって対策や工夫をしていたのかも興味がなく、
全日本合唱連盟のガイドラインすら知らない、読まない先生や団の運営や幹部の立場の人も結構もいました。

私も微力ながらSNSや人と会う機会には、
色んな情報を逐一ばらまきつつ、自分たちならどうするかを考えてきました。

それでも人を変えることはできませんでした。
情報を取りに行く人はごく限られた一部の方で、
情報を率先して共有してほしい先生や地方の合唱連盟、うたごえ運動の組織などの合唱団をとりまとめる組織も、
コロナ禍では本当に自粛され沈黙しているところが大半。
出てきてもせいぜい演奏会やイベントの中止のお知らせくらいでした。

合唱の分野のこういった問題は何もコロナにだけ発生しているのではありません。
「若い人が集まらない」 「合唱人口が減っちゃって…」 「うまくなりたい」 みたいな話しは地元でも聞く。
でもそういう方々と話して、ではどうすれば人を多く巻き込めるか、どんな試みが出来るのか、などに話しを進めたとき、
「春こん」だの「副次的文化系合唱祭」だの「JCA」だの「Tokyoカンタート」だのの話題を出してもほぼ知らないのが現状。
色んな打ち手を知ることは、アップデートへの近道ではないでしょうか。
自分だけで0から名案が出て解決するくらいの問題なら、
とっくに前述のような悩みはないでしょう。

ChatGPTの件と一緒で、それらを知らないことを責めるわけじゃなく、
情報を取りにすら行かないのは実に問題だと思います。

余談ですが昨日は、合唱関係の意欲的なイベントがかなり重なっており、
しかもどこも充実していた様子!
春こん、おときら、流山アカペラアンサンブル交歓会、各一般や大学の定期演奏会etc……
どのイベントの内容や感想を見ても魅力的で…体が一つしかないことが悔やまれました。
そして今後も熱い情報をちゃんとキャッチして、楽しんで、感じて、学んでいきたいと改めて思うのでした。

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