出産した。

先日、出産した。
前回より早くて、産んだのが未だに夢のよう。
記録用に書いておく。

2人目の出産は1人目とは全然違った。
まず、つわりが軽かった。1人目は歯磨きするたびに口の中が気持ち悪く、軽いよだれづわりがずっと続いていた。お腹が大きくなってからはとにかく胃もたれもすごかった。揚げ物は少量でも確実に胃もたれコースだった。そして、「赤ちゃんが下がってくると胃がすいてたくさん食べられるようになる(ので体重増加に注意)」と聞いていたのだけれど、全くそんなことはなかったのだった。

2人目は初期のつわりが終わったらしばらく症状は無く、後期のお腹のだいぶ大きい時期に空腹になると気持ち悪くなる症状があった。揚げ物は食べなかったので胃もたれはよく分からない。けれど1人目のときよりカレーとかシチューなどこってりしたメニューを作る頻度は高かったと思う。(それでも月2,3くらい)

体重増加は1人目が5キロくらい。2人目は4.5キロくらいだった。(服を着た状態で体重を量るので、実際はそこからマイナス1キロくらいか。)

日常の過ごし方。
1人目のときは仕事をしていなかったので、つわりが落ち着き動けるようになってからはとにかく毎日散歩散歩散歩だった。それはもう強迫観念のように。おかげで体重はあまり増えなかったが、あんなにがんばらなくて良かったと今では思う。36週あたりで子宮頸管が短くなっていたので1週間自宅安静になった。

2人目は週3で仕事をしていたときに妊娠。つわりの時期は幸い仕事の無い期間だったので乗り切れた。そして27、8週の時に仕事がきりの良いところになったので退職した。家にいるようになってからも上の子のお世話があるので結局のんびりはあまりできなかった。平日は保育所に行ってくれているので安心だが、絶賛イヤイヤ期のため特にお迎えに苦労した。散歩も週1くらいで、臨月に入ってからはほとんどしなかった。

臨月~出産まで。
1人目のときはとにかく最後のほうはお腹の張りが頻繁だったが、痛みのない張りばかりだった。予定日の1ヶ月前くらいから子宮口は3センチ開いていたのだがそこからずっと進まず。年越す前に生まれるかな、どうかなというこちらの思いはまるっきり無視で、予定日をはるかに過ぎて生まれてきたのであった。
本陣痛から始まり、陣痛が規則正しくなったときにはいきなり5分間隔からスタート。産院についてから、まず陣痛室でお産の進み具合のチェックがあったのだが、子宮口が7センチ開いていたのでそのまま陣痛室にいることになり、2時間で生まれたのであった。その日はお産が立て込んでおり、出産後は陣痛室で2時間ほど休むのだが、すぐに仮の回復室に移動することになった。そこも30分もしないうちに移動することになり、入院の部屋が決まっていなかった私はスタッフに驚かれたのであった。

2人目は、1人目と同じく最後のほうはお腹の張りが頻繁だったが、出産の2日前くらいから痛みを伴う張りがあった。深く呼吸をすれば大丈夫な程度ではあったが、今から思えばあれが前駆陣痛だったのかもしれない。
そして予定日3日前の午前2時半。痛みで目が覚め、寝られない感じになり、「もしかして本陣痛?」と思ったがしばらく様子をうかがっていた。
3時半ごろから記録し出したが不規則で確信が持てなかった。ただ、手に脂汗が出ていて明らかにいつもと違っていた。トイレに行こうと体を起こし姿勢を変えたところ、急に陣痛の間隔が短くなり5分を切った。産院に電話する直前の陣痛ではいきみたい感覚がやってきていてこれはやばいと思った。そして大急ぎで夫の運転で出発。5時に到着し、20分で出産したのであった。
到着して診てもらったときには子宮口が全開で、スタッフの方が大慌てで準備してくれた。2人目は早いと言うけれどそうじゃないケースもあるからなーと思っていたのに早かった。陣痛が規則正しくなるまで待っていたら間に合わなかったと思うとこわかったな。いきみ逃しで深く長ーく呼吸しないといけないのだけれど、最後はそんな余裕も無く、二回とも「(呼吸が)早すぎる!」と叱咤された。すまぬ。
赤ちゃんが出てきてすぐに泣いた時は2回とも安心感で泣いた。汚い話だけど1回目は便が先に出てえらい汚れた。2回目は便は出なかった。出てきたのは赤ん坊だけ。

1回目の出産は到着2時間で生まれたので端から見たら超安産って言われてしまうのだけど、痛かった思い出しかないし、輸血するほどではなかったにしろ出血が多くてその処置もあったので、安産かと言われるとなんだかもやっとする。産んだ直後は「人生で一番痛かった…二度と産むか」ぐらいの気持ちだったのに、3日とたたないうちに痛みは忘れてしまうし、何なんですかね、あれ。まあ覚えてたら次産もうって思えないから痛みは忘れるようにできてるのかしら。しかし子育ても初めてなので産後うつやら何やらで結局次の子に挑戦してみようと思えたのは1年経ってからだったな。
2回目の出産は最後の最後はやはり叫んでしまったけど、3回いきんだくらいで終わった。あ、今頭出たな、次体でたっぽいと頭の片隅で認識する程度には冷静さは残っていた模様。痛みよりもいきみたいっていう気持ちのほうが強かったお産だった。恐ろしいことに産んだその日に「もう1人くらいならがんばってもいいかな…」と思ってしまった自分がいる。臨月でいよいよお腹が大きくなってしんどい時は「早く出てきてほしいな…もう次は産まない」と思っていたことを忘れるな自分よ。そんなわけで、2人にしておくか3人目挑戦するかはしばらく悩むと思う。

ありがたかったのは2回とも夫が立ち会ってくれたこと。1人目は土曜日で休日だったこと、2人目は月曜だったけど早朝であったこととちょうど忙しくなる日の前日だったことで実現した。2人目はあっという間に生まれてしまって産院についてからは夫は見てることしかできなかったけど、夫が産院まで運転してくれなければ間に合わなかった。感謝。それと早朝にもかかわらず義両親が上の子を引き受けてくれたおかげで安心して出発することができた。色々助けられて2回目のお産はなんとか産院で行うことができたのであった。
もし3回目があるとしたら自宅や車内出産になってしまうのではないか…という不安もある。しかし今は考えても仕方が無い。とりあえず2人目の子を大切に育てて行こうと思う。

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