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あとから あとから

私のお師匠さんは多くは語らない人。
パワーワードをポンと言うと特に説明もくどくどせず、最低限の助言というか金言をくれる。
説教やダメだしとは違って、先輩や師匠としてではなく
対個人としてまだまだ経験の浅い私の位置まで降りてきて話を聞いてくれる人。

私はネチネチとくどくどしてしまうから
ホントにシンプルに物事考えないとなと思う。

最近少しずつ、自分の思い描いていた場面が現れる瞬間がある。持続しないのが今の私の実力というもの。でも確実に始めた頃よりタフに図太くなってきている。

小回りのきく型にはまらないお店でありたいと同時に
自分が興味のわかないこと、面白いと思えないことはしない。
大きなお店と同じことをしても勝算はゼロなのでそもそも同じ土俵になんて登らない。
自分がそのジャンルになる、というくらいニッチなところを攻めたい。

『地道にやり続ければ人は見ている。ちゃんと見てる人はいる。』

私がお店を始めた頃に言ってくれた。
こんな小さい、ろくに宣伝もしてないお店、この世で興味のある人いるかな?と思ったけれど
中にはさりげないところまで見てくれている人も居てくれて、
今ごろになって『ほんとだ、見てくれてるなぁ』って。

丸にも四角にもなる。
黒にも白にもなる。
ポリシーらしいポリシーはもたず柔軟にやる。
そしてそれを面白いと思ってくれるお客様との出会い。
小さな点が沢山集まって細い線になる日々。

結果は忘れたころにあとから見えるもんだな。

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