和む
きぬかけの道。
金閣寺、龍安寺、仁和寺をつなぐ緑ゆたかな道。
ここをブラブラ歩くのがわたしのお気に入り。
そして、龍安寺。
枯山水の石庭で有名なお寺さん。
縁側に腰かけ庭を眺める時間がわたしの大好きな時間。
何かに悩んだ時、心が折れそうなときに訪れては元気をもらう。
十五の石が語りかける不思議な世界。
どう見るかは自分の心しだいです。
今ある心が映し出される美しい庭なのです。
金色に輝く、華やかな金閣寺とは対照的な質素な佇まい。
飾らない景色のなか、心がなごむステキなお寺です。
千年の古都「京都」に暮らし、移りゆく季節を楽しんでいます。
時は春。
桜の花が咲き乱れ、行きかう人も楽し気な笑顔。
木々に芽吹く新緑の葉。
日に日に色濃くなる緑の山々に「生きている素晴らしさ」を学んでいます。
この京都を舞台に小説を書いてみたいと構想を練る。
深夜2時、いつものように目覚め「キーの音」だけが響く部屋。
・男と女の運命の出会いを描く?
・サスペンスによくある殺人事件?
頭のなかで、ぐるぐると浮かぶ物語。
決めかねているうちに出社の時を告げるスマートフォン。
少しづつ、少しづつ、歩み始めた夢の扉。
きぬかけの道から西へと嵐山。
渡月橋を舞台に十三参りのお話しを?
現実は厳しくキーが思うように進まぬ日々。
しかし、あきらめない。
自分が開いた扉だから。 oto9
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