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ビジネスマン向け 緊縛ワークショップの話

3/15に行われた緊縛ワークショップのレポですよ。

緊縛の写真とかあるとセクシャリティと勘違いされるので、そこら辺は無しにしておきます。緊縛が目的ではなかったので。

うろ覚えかつ端的に淡々と書いていきますね。

(そもそもイノベーションて何よ)

・イノベーションや次のステージに進みたい、という企業が増えている。イノベーションとは「技術革新」であり、意図してできるものではない。

・そして例としてあるもののシェアが9割を超えている会社などはイノベーションと会社が言ったとしても「同じ製品しかできてこない」し、「社員も同じことしかしない」。これでイノベーションは生まれるのか?

(緊縛と芸術と今回何故緊縛を使うかについて)

・そこで、芸術という枠を使って新しい角度からモノを見るようにする。芸術とは既存のもの等を新しく気づかせてくれるもの。

・緊縛を今回使用するがこれはあくまでも芸術の一環としての緊縛であり、インパクトがあり、かつ行為自体にも豊かな学びがあるので選択した。

・関係性の芸術、と呼ばれているものは2つ。1つは演劇で、もう1つは緊縛である。人間の関係性について気づいたり学びを得られるものはこの2つしかない。

【ここで一度簡単なゲームをしてアイスブレイクをした後、ペアを組んでとりあえず自由に後手縛りをするワークショップ】

(感想)

・自分自身のカラダで学び取っていく。

・相手が委ねていくと、縄も委ねられて増えていく。

・M=受動的ではない。慣れてくるとSとの間に信頼が生まれてくる。

・初めて何かをする人はクリエイティブ。慣れたプロの人でもそれを見て気づきを得る事がある。

・縄が緩いと不安になる。きちんと縛られると逆に安心感が生まれてくる。

(身体的に感じる、ということについて)

・上司が部下に対して、指示をする際は曖昧な、ふわっとした指示よりは道筋を決めてあげたり、見通しを立ててあげたりする方が重要である。

・独創性やクリエイティビティは突飛なものではない、しっかり道筋に沿ったやり方のほうが安心する。

・相手の気持ちを「予想する」ではなく、相手の気持ちを「身体的に」感じる事が大事。相手がこう思っている、こうすると喜ぶ、というふうに先んじて考えるのは本当は相手のためになっていない。今相手が考えていることを「身体的に」感じて、ちゃんと責任をとってあげる事が大事。

【今度は有末先生の指導の元、ちゃんとルールに沿って後手縛りを行うワークショップ】

(チクセントミハイのFlow状態について)

・Flow状態、とは言い換えれば「トランス状態」「催眠状態」「劇的に集中している状態」「ゾーン状態」である。このFlow状態に入ると、人は時間の感覚が変化したり、パフォーマンスがUPしたり、クリエイティビティが向上する。

・Flow状態は意識してなれるものではない。ただ一方でFlow状態になる状況を創りだす事は可能である。

それは「目的のある新しい事に挑戦し、試行錯誤していく」ことである。

・今回の緊縛はあくまでもFlow状態を体験していただくための「手段」であり、緊縛するという事が「目的」ではない。

(検閲の3要素について)

・人がアイデアを出そうとする時、そのままを言葉にするのは実は難しいことである。何故ならば頭の中で社会的な・人的な検閲が入るからである。

・まず「普通の事」。自分が普通だと思う事、このアイデア出してみたけど、普通だな、と思ってしまえば人は口にはしない。ただし、自分は普通だが他人にとっては普通じゃない事もあるので、自分の普通は創造的、ともいえる。

・次に「狂っている事」。これを言ったら人に「基地外だな」と思われること。

・最後に「エロい事」。これを言ったら「エロイ人だ」「破廉恥だ」と思われること。

・ただし、この検閲の3要素が「芸術」となった場合、逆にそれが適用される。という事はこの検閲の3要素の中に、クリエイティブ、独創的なものが入っているというのは疑いない事実である。

こんな感じでしたー。

ざっくりでしたが非常にロジカルに組み立てられたワークショップでしたの事です。

http://shuheiookawara.com/blog/171

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