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定期的な原点回帰?【死から始まる作業療法】(04)

これまで、何度も話題にしてきた原点回帰。

昨年に「何回原点回帰しとるんじゃ!」と自分で自分にツッコミを入れて以来、この話題を避けていた。

ので、今回も盛大に回避。

むしろ帰還限界点という言葉を思い出した。

そこを過ぎたら、帰る分のエネルギーが無くなり、進むことしか出来なくなる境界。

以前は未来に踏み出す「勇気」が試される境界線のように感じていたが、今は未来に進み続ける「現在」を表す言葉だと感じている。

いや、意味は変わらないのかもしれない。

「勇気」であれ「現在」であれ、どちらも、どちらの意味も内包している。

未来に踏み出す勇気が試されるのは「現在」しかできないこと。

今、その時に決断できないなら、明日の同じ時間なら決断できるのか?

明日の同じ時間になった時、昨日決断しておけば良かった……と言ったところで後の祭り。

情報が足りなくて決断できないなら、情報を集めればいい。
自分の好む情報に惑わされやすいと自覚しているなら誰かの声に耳を傾けるのもいい。

でも、それでも、選択し、決めたのは自分である事を忘れてはいけない。

日々の選択の積み重ねが今を作っている。
今の選択を積み重ねることで、明日が創られる。

今、何を考え、何をしているのか。

何に向かっているのか。

思いがけず与えられた時間のなか、考えてみることにしよう。


つづく

「臨床共育」の研究と実践の資金になります。論文化、書籍化のあかつきには、優先的に講義をしに伺います! あなたの情熱にありがとう!