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金がない時期って必要だと思う
8月に引越しをしてお金がほとんどなくなってしまった。8月の引越しなのでボーナスをもらった後にだったのだが、それでも初期費用や新生活のための家電の購入などで50万ほど使ってしまっている。
おかげで私がメインで使用している口座の残高は約2年ぶりにを5桁になってしまった。ちなみに2年前も引越しのため、同程度の金額を使い、貯金が5桁になってしまった。尚、メインバンクの他にも2つ、投資用の口座と会社からの交通費などの振り込みがある口座があり、いざとなればそこから引き出せばいいので、メインの口座の残高が0になってもどうにかなるのだが、そうは言ってもメインの口座の残高が5桁なのはなんとも心許ない。
そこでクレジットカードや奨学金などの諸々が引き落とされた後の9月1日から個人的な緊縮財政が始まった。
まず週に1、2度の楽しみであった店での一人呑みの回数を減らした。そして、本当は9月から始めようと思ったジム通いもいったん見送ることにした。他にも週1の銭湯通いの頻度を減らしたり、自炊の頻度を増やすなどの施策を行った。
こうして金をあまり使わないことを意識していると見えてくるものもあった。それは、「自分にとってわざわざ金をかけてやる必要がないこと」と「少し金をかけてでも精神衛生的に多少金をかけてでもやる必要があること」がわかることだ。
前者についての一番大きなものはジムが良いだった。仕事・転職と忙しい時期に引っ越す前に通っていたジムのように風呂場があるわけでもないジムに器具だけを使用するために月6、7千円払う必要が果たしてあるのか。それならランニングするなり、1回500円で使用できる区営のジムに週1、2回通った方がコスパが良いのではないか、など。
逆に後者については主に2つあり、週に1、2度の店での一人呑み、そして2週間に1度の銭湯の利用だ。この2つが自分にとってのリラックス習慣だったのだと改めて気づくことができたのは大きかった。
金にある程度余裕がある時と余裕がない時とでは生活の質が変わってくるのだということを今回擬似的(いざとなれば使える金があるので)ではあるものの体験できたことは大きい。2年前にも経験したことではあるが、喉元過ぎればなんとやらで、こういった経験は恒常的には勘弁であるが数年に一度など定期的にして行った方がいいと思った。そうすることで自分にとって本当に必要なこと、そして金のありがたみを身を以て理解できるのである。
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