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人生の中で一番大切にしたこと

亡くなるまでの日々の中で
父が人生の中で一番大切にしたことを
私が感じることができたのは

父が私を「戦友」と表した
その関係性おかげさまがあると
感じています。

生きているうちに
お互いのいのちを感情を
真摯に受け止め合ったからこそ
知ることができたと。

理不尽に辛く苦しい日々にも
ただ前を向くためだけに
エネルギーを使い続けたお互いを
父が讃えてくれたから

父が人生の中で一番大切にしたこと
叶えたくて叶わなかったこと
だけど決してあきらめなかったこと

そのことを知ることができました。

父が人生で一番大切にしたことは
家族を幸せにする努力をし続けること
ただそれだけでした。

どんな理不尽な出来事にも
一切の言い訳をせず
ただただこの家族で幸せになりたかった
ただそれだけでした。

5ヶ月もの時間をかけて
死を迎える時間をくれた
おかげさまで

そのことを生前に
母や子どもたちとも共有できて
よかったな-と
心から感じています。

🌱

2022年上半期は
父が亡くなるまでの
カウントダウンみたいな日々
でもありました。

正月早々に入院し
その後ずっと点滴栄養で
衰弱していくことは明らかな中

家族それぞれに
父の人生とはなんだったかを
死とは何かを
考え深める時間を過ごしました。

衰弱していく
死に向かっている

なのに
社会情勢が
家族の面会を許さない

そんな中
本当にいろいろな想いを
噛み締めました。

それでも

治療入院から療養入院へと
転院するタイミングで面会でき

その時にはすでに
自ら言葉を発するができなかったけれど

心臓が動いていて
体温があり
自らの感情や意志を持ち
私たちの言葉に耳を傾け
懸命に自らも話をしようとしてくれた

そんな父と面会できたことは
父の生き様の再確認するチャンスをもらえた
そんな奇跡のように感じました。

これまで漠然と感じてきた
死に様は生き様
ということの確信にも
なれた気がしています。

それにしても

死を迎えなければ
気がつけないこと
知ることができないこと
があるのだと

感じ入りました。

父が人生の中で一番大切にしたことが
お金でも名声でもなく
家族を幸せにする努力をし続けること
という事実は

残された私たちの
日々の励みになっています。

私たちに足りなかった
自らを幸せにするための努力を
奮起させてくれていると
感じています。

死んだらお終い
じゃないんだってこと。

生き様や想いは受け継がれる
ということ。


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