毎日新しいルーティーンを発見しているという矛盾
朝(6時から10時の間)起きて夜(22時から26時の間)寝ているだけ褒めてほしい今日このごろ。ご飯は少量の玄米と納豆(又は卵)を日に2,3回食べているし週に3回は外出している。えらい。
退院してからは専らインプットの日々で、アウトプットはnoteくらい。ゲームか読書か漫画か音楽鑑賞か映画にほとんどの時間を費やしている。種類が少ないとすぐに飽きるのでこれらを気分によってぐるぐる回している。
今日は[映画→昼寝→映画→昼寝→映画→昼寝→ゲーム]という新たなルーティーンパターンを獲得した。映画熱が高いときに有効だ。このパターンに限らず、ポイントは一行動ごとに昼寝を入れるという点だ。外出時は電車などの移動時間でできるだけ賄うがやはり十分ではないので夜に皺寄せが来る。そしてそれは夜間で解消しきれずに翌朝まで持ち越す。いや、翌昼といったほうが適切か。やはり僕は歩き回ったり長時間外にいるのに十分な心身のパワーを獲得してできていないようだ。
いやいや…昼寝昼寝昼寝って…本当に社会復帰する気があるのだろうか。そもそも気があれば体力は獲得できるのか?その気を起こすモチベーションはどこから獲得すればいい?お金につられて迂闊にカスみたいな仕事を始めてしまったら同じ過ちを繰り返すんじゃないかと本気で心配になる。
ここ数ヶ月感感じていたこの停滞感、何かに似ているなとずっともやもやしていたのだけど、さっき唐突に思い出した。子供の頃に読んだ滝本竜彦さん『超人計画』の読後感にそっくりなのだ。更に言うと同じく氏の著作である『NHKにようこそ!』にも限りなく近い。
先の見えない漠然とした不安感と無能感。それでも自分なら打破できるんじゃないかという根拠のない自信と勘違いから来る空回りの奮闘。関心は常に己にだけ向けられ、社会や他人との関係性はどんどん希薄になっていく。終わらない現実逃避で自らを苦しめ、何も得られないまま時間とお金だけが浪費されていく。それでも確かに「生きて何かを成そうとした」事実にこそ、僕は胸を打たれ何度も読み返したものだった。
僕は超人に成れないけど、願わくば、地に足をつけて生きていく術を日々のルーティーンから築いていきたい。