(修正版)2023年07月01日~2023年07月30日の日記

2023年07月03日

 ロフトでサカサマを見てきた、サカサマ、楽しかったなー、今、ちゃんと見たい、インディーアイドルを見るのは絶対、間違いじゃないなと思った、すずここさんとか絶対、インディー音楽史の中で名前を残す人でしょ、大袈裟に言えばね、来週はHMVのリリイベで3776を見に行くつもりなのだが、とっても、とっても、楽しみになった、

 自分は、馬鹿だから、未だに、峯田君やメガマサヒデに憧れているよ、だけど、そろそろな気がするんだ、イェーイ、イェーイ、イェーーーイ、

2023年07月04日

2023年07月06日

2023年07月06日

2023年07月09日

2023年07月10日

 虹コンは最高のエンターティメントだった、そして、ロックンロールだった、サンボマスターのように「(新しく)はじめようぜ」「(何度でも)頑張ろうぜ」と励まされてる気がして、またまた、人生を踏み外しそうだ、

 アユニ・Dは、やっぱり、可愛い、

2023年07月11日

 の子くんや、プロの方々のようにうまく、宅録出来なくても、宅録は最高だ、

https://www.nicovideo.jp/watch/sm9826790?ref=search_tag_video&playlist=eyJ0eXBlIjoic2VhcmNoIiwiY29udGV4dCI6eyJ0YWciOiJNdXppZSIsInNvcnRLZXkiOiJob3QiLCJzb3J0T3JkZXIiOiJub25lIiwicGFnZSI6MSwicGFnZVNpemUiOjMyfX0&ss_pos=27&ss_id=9467af52-4b5a-402a-ad8b-ef52bbbc4cfe

0202名無しサンプリング@48kHz2021/04/27(火) 03:41:33.58ID:BUHHtTdi

Muzieがつぶれたのはネットで音楽だけで遊ぶ時代は終わったって事だったんだろうな
プロが商業で金儲けとプロモーションする場になっちまった

【閉鎖】Muzieについて語ろう-1-【AVEX】 [無断転載禁止]©2ch.net

 もっと、もっと、潜ってみたい、ネットの海を、なーーーんてなーーー、

https://help.ableton.com/hc/ja/articles/209774265-Live%E3%81%A7%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B

2023年07月13日

 銀杏のツアーのチケットが落選した、まだ、チャンスはあるかもしれないけど、そんな事が言いたいんじゃないんだ、しっかりしろ、自分、

2023年07月15日

 井出ちよの、バリ、可愛かったし、バリ、面白かった、

2023年07月17日

 パラガの豊田さんのいつかの話で、豊田さんが、七尾旅人に「最近、うまくいかないねん」みたいな事を言ったら、七尾旅人に「あんたはデビュー当時から、今まで、うまくいったためしがない」みたいな事を言われたって話を何かのインタビューで読んだが、うまくいかなかったとしても、やるっていうのは単純に凄い、尊い事だと思うから、俺も頑張ろっと、豊田さん以上にスカムだけど、てか、俺の中では豊田さんは和製ルーリードだから、そして、今日、BIG UPに最近作った、EPをアップした、まー、殆どの人が興味ない話題だが、な、

 有村架純、さいこー、

小池茅が監督を担当したこのMVは、YouTubeで再生回数が100回未満の動画をサンプリングして制作された。

豊田道倫「私の歌」本日配信、サンプリングで構成されたMV公開

2023年07月19日

 ここねんのインスタライブを見たら、マーライオンさんがいた、マーライオンさんは若い曽我部さんみたいな風貌になってて、やっぱり、素敵なことをしてると、素敵な人になるんだなと思った、自分も、気張って生きようと思った、

2023年07月21日

2023年07月22日

https://www.asahi.com/and/article/20180627/400037253/

2023年07月23日

パンク誕生からわずか15年程しか経っていない1990年代初頭の段階で、「パンク」の持つ意味は既に多様となり、様々な方向へと拡散し、その言葉は若さ溢れるポップ、チャートを賑わすヘヴィーメタル、そしてただのDIYさえをも意味するようになっていた。ギターがAbletonのクラックに置き換えられた現代のミュージック・カルチャーにおいて、バンドはSoundCloud上の匿名アカウントに変わり、ロックもアンダーグラウンドという枠組みから長期離脱中だ。果たしてこのような時代に「パンク」の存在意義はあるのだろうか?

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

1970年代にパンクが 「ウェーブ」、あるいは「ひとつの世代」として成立できた理由は、演奏能力・レコーディング・普及力の敷居の低さにある。この敷居の低さにより巨大なネットワークの自意識の集合体としての「裏」音楽業界が生まれ、1980年代中頃までにそれはインディーと呼ばれるようになっていた。 そしてこのムーブメントは現在進行中のテクノロジー/音楽的エンパワーメントの最終段階としてインディーミュージックのオンライン上への大規模な移行と共に現在進行中で、その大半はWeb 2.0登場以前の時代は殆ど記憶にない世代によって行われている。絶望している現代のティーンエイジャー(「パンク」と呼んでも構わない)である彼らは、1970年代の世代が夢にさえ思わなかった制作及びディストリビューション能力を携えており、30年前のトップエンジニアたちを泣かせるようなツールを使いながら、数十億の人にリーチすることが可能だ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

かつてパンクが求められた背景には、音楽を始めとする様々な局面における支配的な社会との隔たりがあった。現在はリスナーに代替案を提示する巧妙でニッチなマーケティングが存在するため、その隔たりは当時程大きくないかも知れないが、今もその隔たりは存在しており、ミュージシャンやリスナーたちを他とは違う新しい音楽へ向かわせ、奇妙なものを生み出したいという欲望の源泉として機能している。クラブ・ミュージックであろうと、エクスペリメンタル・ミュージックであろうと、現代のパンクは情報格差の中に新たなフォーラムを生み出し、嗜好のフィルタリングと既存のディストリビューションネットワークを回避している。これがオンライン・アンダーグラウンドだ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

オンライン・アンダーグラウンドは70年代のロンドンやニューヨークのパンクロックとは異なるが、自主リリース革命・刺激的な音楽性・新世代の台頭という3つの特徴においてパンクに似ている。また、この3点におけるオンライン・アンダーグラウンドの手法、そして抱えている問題は、20世紀後半のアンダーグラウンド・パンクのそれらと共通している。SoundCloud、Bandcamp、Facebook上でミュージック・カルチャーを創出するという活動は、(テクノロジーが関っているという点で)新しく奇妙に感じる。より否定的な言葉を使えば、これは不要な活動であり、カルチャーの衰退を象徴する活動と言えるのかも知れないが、このようなパラダイムシフトは過去のアンダーグラウンドシーンでも起きており、自分たちが置かれている現状に対するチャンスと課題を提示している。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

それなりに知名度のあるアンダーグラウンド・ミュージックとオンライン・アンダーグラウンドの融合も進んでいる。オンライン・アンダーグラウンドの音楽は、レコードショップ(オンラインショップでさえも)では扱われていない。 オンライン・アンダーグラウンドのディストリビューションは本質的にはウェブだけであり、アーティストやレーベルは自力でその知名度を高めていく。大半のアーティストのウェブページ上ではアナログレコードやカセットが販売されており、彼らの多くは依然として高い評価を得ている従来の販売方法で成功を収めようとしている。また、BandcampまたはBig Cartelをショップとして構えているフィジカルレーベルも存在する。例えばカセットレーベルは、80年代初頭から行ってきたように、オンライン上に舞台を移して数十年前から続くニッチなノイズ・ミュージックを提供している。また、シンプルにカタログ閲覧用として機能している著名なアーティスト(Jim O'RourkeIllogicR Stevie Mooreなど)やレーベル(SoftwareRVNG. Intl.)などのページも存在する。 ローファイでアナログの温かみを持つサウンドの人気がかつてない程に盛り上がっているにも関わらず、少なくともここ10年間に渡り、フィジカルなアンダーグラウンド・ミュージックは、ウェブ上のリッピングされたMP3やファイルシェアリングによって脅威に晒されている。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

近年のアナログ懐古主義は、かつてはデジタル革命の防波堤として存在していたが、現在はそのデジタル革命による利便性と偏在性によって大きなプレッシャーに晒されている。もはや呼吸を止めるのと同義であるインターネットの不使用という、カウンターカルチャー的なロマン主義の抵抗は存在せず、アーティストたち − 従来の手法にノスタルジアを感じない世代は特に − は時代の流れに身を任せている。台頭しつつある若い世代のアーティストの多くは、フィジカルリリースに関して制作手段や購入手段も持たず、そこに特に興味もない、または具現化された音楽へのフェティシズムを意識的に避けているようにも見受けられる。場所は取るし、値段も高く、やや時代遅れという訳だ。彼らの多くはその更に先の段階に進んでおり、ダウンロード課金さえも行わず、彼らの商品は浮遊するファイル/コードと化している。このようなレーベルまたはアーティストは、プロフェッショナルな音楽業界と呼べるエリアの最果てに位置していると言える。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

オンライン・アンダーグラウンドが、その移り変わりの速さにも関わらずメディアに登場しないのもここに理由がある。オンライン・アンダーグラウンドは長年存在している音楽雑誌やウェブサイトにプレスリリースを送らず(効果があると思えば、送る人もいるのかも知れないが)、ソーシャルメディア経由でライターやエディターに連絡を取ることもない。彼らの多くはそうする必要性を感じていない。何故なら、あるアーティストの10枚目のアルバムがリリースされるというニュースが流れ、メディアがその情報を入手して調査するよりも先に、Bandcamp、SoundCloud、Facebookが彼らの言葉を届け、クリップの再生数や販売数を稼いでくれるからだ。この動きは音楽のジャーナリズム自体を変えてしまう可能性も含んでいる。音楽メディアは、ニュース、レビュー、インタビューを使ってシーンを撹拌するよりも、オンラインの荒野に乗り出し、誰も知らない新しくて面白い音楽を探し出し、そこに意味を見出さなければならなくなる可能性がある。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

勿論、自主リリースの多発がアンダーグラウンド・ミュージックに大きなインパクトをもたらしたのは今回が初めてではない。80年代初頭には、音楽業界に介入されない自主的なクリエイティビティの一貫として、宅録のカセットがミュージシャンとメディアに受け容れられた。英雑誌『NME』は1981年から専門コラム「Garageland」という宅録カセットを取り上げる連載をスタートさせ、 時としてそれらを独占的に掲載することもあった。尚、このようなカセットのレビューに関しては、『Op』、『Option』、『Sound Choice』などの米系雑誌の方が多くのスペースを割いていた。しかし、最終的にこの宅録カセットバブルは崩壊を迎える。「送られたテープはジャンルを問わずレビューする」と謳っていた理想主義的な雑誌の誌面は、一瞬の名声だけを求める粗悪なガレージロックやアヴァンギャルドアーティストたちで溢れ返り、その音質の酷さに耐えられないライターも出てくるようになった。やがてインディー/オルタナティブ・ロックバンドがアナログレコードのリリースによって台頭し始めると、「カセット革命」と呼ばれていたこのムーブメントは音楽メディアから抹消され、ファンジンの世界に埋葬された。Paul Morleyは前述のコラム「Garageland」の最終回で 「このようなカセットを実際に注文した人はいるのだろうか?」と皮肉っている。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

これが旧来のパンクの考え方だ。よって、オンライン・アンダーグラウンドの音楽とそのイメージに対し「悪い」 − 「悪質で不真面目で過剰だ」 − と感じたとしたら、それは彼らの狙いのひとつなのかも知れない。実際、この心理的効果の結果として、パンクとインディーシーンには面白い事象が起きた。 その中で最も過激な連中は、より大きな想像力の名のもとに旧来の基準を否定するよりも、非常に「悪い音楽」として目立つようになった。彼らはその悪趣味ぶりをひけらかし、カルチャーの衰退をドラマティックに煽った。パンクという括り自体に自分たちのメッセージを放り込み、「こんな世の中だから、俺たちについてはこう思うかもな」と吠えた。カルチャーの基準こそ違えど、これはオンライン・アンダーグラウンドにおける悪童たちの行動そのものだ。実際、その基準の違いは大きく、彼らの場合はパンクの真逆、つまり「パンクの死」を打ち出しているように感じられる。「パンク」が確立された存在となり、ウェストロンドンで他の史実と並んで優雅にコーヒーを飲んでいる今、「パンクの死」ほどパンクな表現はないという訳だ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

ライブストリーミングサイトSPF420の共同マネージャーであるLizはオンライン・アンダーグラウンドシーンの中心にいる人物のひとりだ。彼女はSPF420を有名にしたサンプルベースの新しいジャンル、vaporwave(ヴェイパーウェーブ)について次のように説明する。「vaporwaveは、個人的には現代のパンクだと思っているの。デジタルシーンの反逆児ね。他人の音楽を盗み、それをチョップする − まさにパンクだわ。パワーコードしか知らないパンクバンドと一緒よ。最高ね。でも、vaporwaveは怠惰ではないし。パンクも違う。この2つのジャンルは似ていると思うの。大半の曲は簡潔で文字通りのメッセージが乘せられた短い曲だし」



vaporwaveはその雑でミニマルなスタイルという意味ではパンクだ。実際、パンクロックよりも手っ取り早く始められる音楽で、必要なのは非常にシンプルなソフト(大半はAudacityを使用)と素材となるサウンドだけであり、マウスを数回クリックすればトラックが完成する。vaporwaveのアルバムはBandcamp上に溢れており、Dream Catalogue500Illuminated PathsAilanthusなどのレーベルからリリースされている。



しかし、皮肉なことにvaporwaveがサンプリングする元ネタはクラシックなパンクからは程遠い。過去30年間のミューザクやアダルト・コンテンポラリー・ポップが素材として使われ、ループまたはピッチを下げた状態で、理想化されたアーバンライフへの憧憬を描いている。これは80年代のハードコア、90年代のスラッカーロック、そして00年代のフリークフォークが声高に否定していた、ヤッピーミュージックそのものだ。しかし、vaporwaveはパンク同様、現代社会の衰退をドラマティックに語っている音楽としても受け取れる。これもまた「現状」を捉えた音楽なのだ。vaporwaveは風刺、ノスタルジア、羨望の中を漂い、広告という煙を吸いながら資本主義の絢爛という湯船に身を浸しながら、初期インターネットのシニフィアンの普及を通じて、バーチャルな世界における、キッチュ・善意的だが非人間的・誰かを狙っている・異常な崇高さなど、異質な姿を示している。メディアとメッセージが一緒くたになっているvaporwaveは、歴史の鏡を覗き込んでいるオンライン・アンダーグラウンドだ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

アンダーグラウンド・ミュージックは、初期パンク/ハウスのような強い意志を持った音楽であるべきだと思っている人は、vaporwaveを気に入らないだろう。しかし、vaporwaveは80年代のカセット・アンダーグラウンドが展開していた活動を繰り返しているだけで、世間の反応も当時と変わらない。英米両国でインディーと呼ばれるようになった音楽は、鏡を覗き込んで「現状」を自覚するための独立した音楽であり、それ故に人気を獲得した。何故なら世間はインディペンデント・ミュージックがメジャーと真逆の行動を取ったことで、インディペンデント・ミュージックとは何かが理解できたからだ。カセットに詰め込まれたその音楽は、幼稚さ、奇抜さ、懐古主義、技術的な未熟さ、多少の気だるさが感じられ、またアートワークも手書きである方が、適切な表現として扱われた。C86に収録されていた数々の英国のバンドや、米国のBeat Happeningや彼らのレーベルKなどは、80年代のこの活動を象徴する存在だったが、パンクロックのスピリットを明確な形で用いていた彼らは、まるでそれ以上の知識がないかのように、あえてタイム感とチューニングがずれた子どもじみた演奏を行った。また彼らは15年程前まで遡り、ロック以前のサウンドとルックスだった60年代のキッチュなブリル・ビルディング産のポップやロックンロールも取り入れた。彼らの一連の創作活動のイメージは、アヴァンギャルドなエレクトロニック・ミュージックのカセットのそれよりもはるかに影響力が大きかった。何故なら、その方がインディーのイメージに合っていると感じられたからだ。これはvaporwaveに対してインターネットのサウンドだと感じるのと同じだ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

昨年、その幼稚なインディーバンドの歴史を繰り返し、見事なまでに似たような形で自分たちのコンテキストと「現状」を体現するインターネットレーベル、PC Musicが登場した。自分たちが何者なのかを自覚していることが窺えるそのレーベル名を含め、ロンドンを拠点とするこのレーベルは自分たちをデジタル世代の産物だと語る。そして、彼らが対象にしているのはデジタル世代だけではなく、歴史そのものだ。「PC」という言葉の時代遅れ感を考えれば分かるだろう。ロンドンで急速に成長を続けているこのレーベルは、ウェブのみの展開にも関わらず音楽メディアの注目を集めた初のレーベルであり、しかもこのレーベルは音楽の販売は行っておらず、SoundCloudのリンクが張られたページだけで成立している。Beat Happening やC86の収録アーティスト同様、PC Music、そしてGFOTY、Hannah Diamond、Lipgloss Twins、Dux Contentなどの同レーベルの所属アーティストたちは問題になるほど、キュートで、ポップで、キッチュで、センチメンタルで、幼稚で、悪趣味な音楽を提供している。そこにはノスタルジアの要素は一切感じられないが、20世紀末から21世紀初頭にかけてのダンスポップ・ミュージック、または初期グライムのような音像だ。この時代感は80年代のインディーバンドが60年代を参考にしたのと同じ20年間というタイムスパンから生まれている。尚、SOPHIEとPC Musicの創設者A.G. Cookが最近コラボレーションしたキッチュな楽曲「Hey QT」は、音楽ファン(特に上の世代)から激しい怒りを買った。このQT(Cutie)という単語について、 音楽評論家Simon Reynoldsは、C86のシーン及びその偽物に付けられた名前だったと回想している。



クラシックなパンク同様、PC Musicも現代の「グッドセンス」の衰退を表現している音楽として聴くことが可能だ。2014年という今、それは、モノクロのクラブ/ポストクラブミュージックが30余年に渡るアナログミュージックを哀愁と共に敬ってきたアンダーグラウンドの崇高な伝統が、デジタル・デカダンス、凶悪な不謹慎、そして悪童たちによって取って代わられていることを意味している。PC Musicはハードコアという一連の流れを生み出した古い世代のレイバーやパンクス、そして彼らの現実に対する主張を煽り、荒らしている。「俺たちを気に食わないかも知れないが、この虚構と肥大した欲望の世界に産み落とされたのが俺たちなんだ」彼らはこう言っている。そしてこのアティテュードという点において、彼らはパンクスなのだ。



このような美学を打ち出しているのはPC Musicだけではない。現在デジタルポップアート/サウンドの主要な情報源として位置づけられているDIS Magazineも同じで、またダンスミュージックレーベル#Feelingsもハッシュタグをレーベル名に入れ込んでいる。このレーベルのマネージャーBen Aquaは、「Virtual Anticipation」、「Reset Yourself」と名付けられたトラックを手がけ、ショップでは「NEVER LOG OFF」と書かれたTシャツが売られている。デジタルメディアを用いた表現の数々は、かつてのパンクの主張と同様に、オンライン・ミュージック全体で確認できる。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

このようなデジタル的な意識を取り込んだ音楽をくだらなく、幼稚だと思うその感覚は、パンク以前のロックファンがパンクに対して感じたものと同じものだと考えられる。では、私がvaporwaveとPC Musicは、The RamonesやSex Pistolsと同様のリスペクトと地位を与えられるべきだと言いたいのかと言うと、そうではない。パンクの行為を正当化するために殿堂入りを目指すのは、本末転倒だ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

しかし、vaporwaveが具体的に何をしたのか、世界中の多数のアーティストたちにどんな影響を与えたのかというと、それは驚くほどシンプルな方法 − vaporwaveにおけるサンプリング − で人々が音楽を作り始めるようになったという点だろう。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

クラシックなパンク同様、PC Musicも現代の「グッドセンス」の衰退を表現している音楽として聴くことが可能だ。2014年という今、それは、モノクロのクラブ/ポストクラブミュージックが30余年に渡るアナログミュージックを哀愁と共に敬ってきたアンダーグラウンドの崇高な伝統が、デジタル・デカダンス、凶悪な不謹慎、そして悪童たちによって取って代わられていることを意味している。PC Musicはハードコアという一連の流れを生み出した古い世代のレイバーやパンクス、そして彼らの現実に対する主張を煽り、荒らしている。「俺たちを気に食わないかも知れないが、この虚構と肥大した欲望の世界に産み落とされたのが俺たちなんだ」彼らはこう言っている。そしてこのアティテュードという点において、彼らはパンクスなのだ。



このような美学を打ち出しているのはPC Musicだけではない。現在デジタルポップアート/サウンドの主要な情報源として位置づけられているDIS Magazineも同じで、またダンスミュージックレーベル#Feelingsもハッシュタグをレーベル名に入れ込んでいる。このレーベルのマネージャーBen Aquaは、「Virtual Anticipation」、「Reset Yourself」と名付けられたトラックを手がけ、ショップでは「NEVER LOG OFF」と書かれたTシャツが売られている。デジタルメディアを用いた表現の数々は、かつてのパンクの主張と同様に、オンライン・ミュージック全体で確認できる。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

しかし、パンクがそうであったように、VaporwaveとPC Musicは、旧世代のアンダーグラウンド・ミュージックの関係者/ファンとは異なる経験、価値観、期待を持って新たに生まれつつある新世代のミュージシャン/音楽ファンが感じている美学に対する定義が感じられる。彼らの多くは物理的な音楽収集の必要性を感じてないばかりか、MP3ファイルを音楽コレクションとしてさえも捉えていないだろう。彼らは実在するレコードショップを訪れたこともなく、そこへ行く理由も特に無い。何故ならそのような場所は彼らにとって「父親が行く場所」のように感じる部分があるからだ。彼らは音楽を購入する習慣を持っていないが、価値があると感じられたものに対しては大金を支払う。彼らは自分たちが好む音楽を近所でライブまたはDJで聴くチャンスがなく、ラジオも聴かず、奇妙なポッドキャストだけを聴いている。我々の同じ雑誌やウェブサイトも閲覧せず、通るべき道だという義務感から王道のポップ・ミュージックを聴くこともないに等しい。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

このように書くと、アンダーグラウンド・ミュージック・カルチャーの終末を示唆していると思う人もいるだろう。しかし、ミュージック・カルチャーが時としてその身をおもねることになる巨大な経済構造がない状態にも関わらず、オンライン・アンダーグラウンドにはミュージック・カルチャーにおける最も重要な要素である、情熱とコミュニティが備わっている。コンピューターや他の機器が個人向けにデザインされた結果、オンライン・アンダーグラウンドの創作活動は、バンドやライブイベントよりもソロアーティストを対象にしたものになってきている。しかし、コミュニティ活動と彼らの美学の中心であるレーベルは、キャッシュフロー抜きでも活発な活動を展開している。SPF420のようなDIY精神のストリーミングプラットフォーム(ローファイ版Boiler Roomのようなもの)を通じ、このコミュニティはライブイベントを展開することが可能だ。テクノロジーが進化し、(特殊なサイトを経由することで)アクセスしやすくなるに連れ、グローバルでハイクオリティなライブがオンライン・アンダーグラウンド上で展開される可能性は高まる。つまり、ハイクオリティなサウンドの提供とBandcampのようなシンプルなディストリビューションを可能にするライブカルチャーという訳だ。もし、マシンを通じて出会うだけで、現実で顔を合わせることがないコミュニティはコミュニティとは呼ばないと思う人がいるのであれば、それはジェネレーションギャップから来ているものだ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

この話はこれで終わりではない。オンライン・アンダーグラウンドを運営するためのソフト/ハードの環境を提供しているのは誰なのか、そして彼らが何を目的として提供しているのかという問題がある 。例えばSoundCloudは、最近広告掲載を発表したことで、アンダーグラウンドから見限られた可能性がある。また、メジャーなエンターテイメント産業の指示によってサンプル検出アルゴリズムがプログラムされ、オンライン・アンダーグラウンドのサンプル使用が難しくなる日が訪れる可能性もある。サンプリングはヒップホップ時代からvaporwave時代に至るまで、創作活動への手軽な入り口であり、また創作活動をより大きなカルチャーや経済活動へ広げるための手段だった。プロフェッショナルな業界が存在しない欧米都市圏の資本主義をベースとした音楽文化は、貧しいものかもしれないが、そうではないのかもしれない。インターネットという存在は、現実世界の均一化を促すと共に、その問題も浮き彫りにしていく。ゆくゆくはオンライン・アンダーグラウンドが奇妙な音楽を作れるだけの時間と資本と自信を持った人たちだけのものとなり、ハードワークが重んじられる文化圏ではこのような音楽が育たない可能性もある。



しかし、オンライン・アンダーグラウンドが新しいパンクであるならば、いくつかの素晴らしいチャンスを提供することになり、最終的にはアンダーグラウンド・ミュージックの再起動に劣らない状況に繋がる。更には、インディペンデント・ミュージックや、(人為的に作られた音楽という意味での)ポップ・ミュージック全体の再起動に繋がるかもしれない。数十年の時を経て、パンクはひとつの確立された地位となった。数多のポップ・ミュージック・カルチャーに、パンク自身が20世紀後半に苦労したその現実主義とハンドメイド感覚が持ち込まれており、まるで今でも真の自主的な創造性の象徴であるかのように売られ、介在している。しかし、今はもう違うのだ。

新世代のアーティストやレーベルが、エレクトロニック・ミュージックの制作とリリース形態を再構築している様子をAdam Harperが紹介する。

 今日は、家の近くのイオンモールにミームトーキョーと、アルカナプロジェクトのリリイベを見に行ってきた、じっくり、空野青空とりとさんを見れて最高だった、それにしても、ディアステはいい、オルタナの最右翼だ、って、

 昨日、峯田君と山口君のラジオで映画の話になったとき、山口君がサブスクで見た映画を、峯田氏は映画館で見たと言っていたが、今は、色んな選択肢があるんだから、どーいう鑑賞の仕方でもいいじゃん、って、って、最近は古いスマホでサブスクを見るのが、自分は好き、って、金とか体力とか集中力とかもろもろあれば、映画館もえーよなー、って、

 とにかく、本当にありがとうと、今夜のイヴェントに来てくれた美しい人々に言いたいです。きみらみんな本気で超最高だよ。タイニーチャットにに来てくれた一人ひとりの力添えなしにSPF420が成功することはなかったでしょう。(出演者への挨拶。斎藤により中略)

 我々は100を突破しました! 134人の参加者が集まったよ、みんな! (135のときにキャプチャーできればよかったけど、ああもう)



 またすぐにみなさんとインターネットで会えることを願っています、

 SPF420: SPF420: Welcome To The Workplace.™

(日本語訳:斎藤)

#SPF420FEST 2.0: WELCOME TO THE NEW ERA:

https://www.facebook.com/events/...

ホロノミックディスプレイが作動した

――『#SPF420FEST 2.0』から見るヴェイパーウェイヴ @ tinychat.com

斎藤辰也

2023年07月30日

 ロフトヘブンにルアンさんの企画を見に行く、7月30日を苗場で過ごす世界線も素晴らしいと思うが、7月30日をロフトヘブンで過ごす世界線も素晴らしいと思うわけです、


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