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オータツBLOG 第30回「シーンに合った熱中症対策の工夫」

満足のいく対策が難しい、費用がかかり過ぎる、汚損弁償の恐れがある、
自社で毎夏の機器の管理が難しい、作業従事者の健康・環境・安全管理は必須、国からの指導も念頭必須・・
熱中症対策品のレンタル導入にはこういった限界や懸念があります。
今回は、100点は取れないにしても、その要望に近づける様に工夫しレンタル採用され、評価を頂いた事例の一部をご紹介します。
少しでも何かお役に立てれば嬉しいです✌️


★ 事例1:休憩室用に仮設テントと可搬型冷媒エアコンを設置

課題:屋外は炎天下で場所もない、屋内は広過ぎて空調し切れない。多人数対象。
発想:広い空間全体を冷やすのは現実的でない。いっそのこと大きめの仮設テント
   室を屋内に設置し、その中を確実に冷却し適宜涼んでもらう。
補足1:テントの大きさは一張が3間 x 5間(5.3m縦 x 8.8m横 x 2m高、220kg)
     風によるテントの倒壊もなく安全、炎天下による冷却不足もない。
     設置工事ほぼ不要(キャスター付、ドレン用ポリタンク設置と配線のみ)
補足2:当初は広い空間に可搬型エアコンを設置しましたが、エアコンからの排熱
     で逆により暑くなってしまい冷却効果が得られず、休憩室としての活用に
             考え方を切り替え、仮設テントを設置し空間を仕切り、その中に向けて可
     搬型エアコンの冷気を送風する事で十分で効果的な休憩室としての役割を
     担う事が出来ました。
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️

可搬型冷媒エアコン(スポットバズーカ)荷下し
テント室設営中
テント・スポットバズーカ設置中
設置完了(テント内から)
設置完了(テント外から)
その他関連アクセサリー設置
飲料ドブつけ容器、長テーブル、折椅子、扇風機、室内灯・等

✅ スポットバスーカの製品詳細説明(以下ブログからご確認下さい)

★ 事例2:作業現場用にチラーを利用したエアコンシステムを設置

課題:作業エリアの体感温度は45℃、粉塵が非常に多い。
発想:広い工場の空調は無理だし無駄。作業エリアにϕ600〜300の大〜小口径ダ
   クトホースを適宜敷設し、粉塵量の少ない屋外に設置した空調設備から工場
   内に大容量低温冷気を吹き込むスポットクーラー。
   しかし、熱源として通常の冷媒エアコンでは能力的に限界がある為、チラー
   システムでこれを具現化。
補足:チラー → AHU → 送風ホースϕ600 → 分岐チャンバー → 送風ホースϕ300
   冷水と大気がAHUで熱交換され冷気圧送、粉塵懸念不要、設置工事必要

✅ 豆知識:A H U(=エアハンドリングユニット)とは?
       冷水⇆大気の熱交換器内蔵ファンユニット
評価:⭐️⭐️⭐️⭐️

【参考】フロー配置図&冷却能力試算
【参考】類似システム設置写真
サプライエアダクト分岐チャンバー ϕ600 → ϕ300 x 4本

★ コラム

3大暑熱対策空調レンタル機の特徴比較表

空調機が必要なシーンは様々です。また空調機にはそれぞれ一長一短があります。冷却エリアが広過ぎる、被冷却者の動線が不規則、敷設距離が長過ぎる、粉塵が多い、設置場所がない、本体から排熱させられない、近くに発熱源がある、電気代がかかり過ぎる、予算が足りない・・
何とも悩ましく判断が難しい場合が多いです。
それは、ご相談を頂くオータツも一緒です。
それでもベストなものを選んで調達し、時には新しい試みを考えてチャレンジします。

オータツは、ワンストップ対応を理想に、ユーティリティー設備全般〜一般汎用機まで、各種の仮設機材を与えられた課題に合わせて検討し、レンタルで多岐に渡り対応できる様、コンサル、現調、仕様検討、簡易設計、調達、現場SVまでトータルでコーディネートし最適なシステムフローを構築します💪

オータツブログの記述は、配信開始以来全てオータツが実際に手掛けたレンタル実績ベースの内容です。
ご入用、お困り事がございましたら何でもお気軽にお声掛け下さい!!
次回のブログレポートもどうぞお楽しみに!

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