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遅れてやってきた青春体験

数日前に、9月30日までに、更新をしたら、6ヶ月連続更新になりますよっていうnoteからのメッセージを見て、
じゃあ、せっかくだし、9月中に何か1つは書いてみようと思い、
9月30日の夕方、本当に期限ギリギリの現在、noteの編集画面を開く。

8、9月、なんだか自分の中で停滞しているような、沈んでいるような、
そんなふうに思える日も少なくなかった。
でも、じゃあ、何もなかったのか、自分は何もしてなかったのかと言われると、
そんなこともなくて。

9月中旬には、3月下旬から習い始めたダンスの発表会に出た。

学校行事的なもの以外で、発表会と名のつくものに最後に出たのはいつだろうって振り返ると、
小学2年生の時に習っていたバレエの発表会だった。
実に30年ぶりくらいの発表会体験。

人前で何かやるのって緊張するし、普段の生活+αで自分に負荷かけるのに躊躇あった。
でも、ここ数年、娘が保育園とかで逃げずに頑張って発表会しているの見てきて、
大人の自分が怖気付いていたらあかんかなって、思い切って参加を決意。

日が迫ってくると、ドキドキ、ソワソワなんだか落ち着かない日々が続くし、
練習は頑張らないといけないし、
衣装用意したりとか、出費も若干かさんだけれど、
でも、総じて、やってみてよかったなって今は思える。

中学の途中から部活を辞めてから、高校時代も含め帰宅部で、
大学でも、サークルに入らなかったので、
こういう、仕事でも勉強でもない場で、何か人と協力して作り上げたり、
舞台に立つっていうことはなくて。

休みの日に集まって練習をしたり、
衣装を探すためにLINEグループで情報交換をしたり、
最後の練習の時には円陣で気合を入れたり、
なんか、そういう諸々、遅れてやってきた青春を味わせていただいた。

若い時に、もっとこういうこと経験していてもよかったなぁって、
戻らない時にちょっと切ない気持ちもあったけど。
若い時も、私は私なりに一生懸命生きていたわけだし、
あの時はそれがベストと思って選んだわけで、
あの時、バイトや勉強を優先したから、今の仕事や生活がある部分も大きいし。

それに、あの頃は、今以上自意識過剰でプライド高くって、
上手く踊れない自分を認めたくないなぁ、恥ずかしいなぁって思ってばかりで、
きっと今みたいに、できないけど、でも、楽しいみたいな感じにはなれなかったんじゃないかな。
きっと、私は、いろんな経験を経て、趣味としてやる今だから、
ダンスを楽しめるのかもしれないな。
だから、今でよかった。よかったんだと思う。

発表会の、同じ曲をやるメンバーの中には、
子どもが私と同い年という還暦オーバーの方もいる。

子どもと同い年くらいの人とも楽しく付き合える、生き方も素敵。
それに、
大きな病気や怪我をしなかったら、20年くらいはダンスを楽しむことも可能なんだなぁって思えると、
自分の中で未来への希望みたいなものが1つ見つかった気がして、心が弾んだ。

生きる意味だとか、使命だとか、そんなものはわからないけれど、
私は楽しくダンスを続けていけるように、
心身や、それが出来る環境を整え続けたい、そうやって生きていけたらいいなって思った。