共同体ってなんなんでしょうね。
昨日のクローズアップ現代( http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3488_all.html )がなかなか衝撃的でして、気がついたら食い入るように見ちゃってました。田舎暮らしももう10年以上になるし。
最後の解説のところで堤さんってジャーナリストの方が言うんです。
※ちなみに堤未果さんの本では「社会の真実の見つけ方 http://amzn.to/1i8n365 」って本がおすすめです。岩波ジュニア新書なのでいわゆる子供向けなんですけど、物事の見方について学ぶにはいいですよ。
○引用はじめ
フェンスを隔て、本当に互いが見えないのか?
そうですね。
これは本当に今、アメリカで起きていることというのは、1つの国の中に2つの違う国が存在しているような感じで、例えば日本で若年ホームレスは私たちの目に映らないというようなこといわれますけれども、フェンスの中の富裕層にとって、フェンスの外の荒廃した、捨てられた居住区の人たちは、やはり見えないわけですね。
全くお互い別の次元に住んでいるような、そんな状況になっています。
(別の次元?)
はい。
○引用終わり
僕の居るところは地方のいわゆる工場城下町。第2次産業に従事している人も多いってこともあってかまだまだ公教育がそれなりに機能してるんです。公教育って第2次産業と相性いいですからね。
でも先進国ってどんどん産業資本主義からポスト産業資本主義に移行してます。富の源泉が「原材料調達して加工して製品化」から「すでにあるものを編集によって驚きを提供、イノベーション」ってところに移ってきてる。
そうするとポスト産業資本主義時代における必要な教育ってなんなんだろうってなるわけですよ。安定した労働力のつくりかたとイノベーティブな人材のつくりかたとは違ってくるはずですし。
“イノベーションとは、多かれ少なかれ既存のシステムを潰しにかかるものである。”
http://bit.ly/QEidTc
ともあるように、イノベーティブな人材にとって既存の共同体ってのはある種の標的にもなりかねないもの。
イノベーションといえばシュンペーター( http://amzn.to/QxnsEy )。彼は人を驚かせるのが好きだったそうです。
新しい共同体ってのはもしかしたら「驚かせあいっこを楽しめる集団」ってとこになるのかもしれませんね。
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