6/6は星輝子の誕生日

0時を過ぎてtwitterを覗いてみると、だいたい誰かの誕生日祝いなり生誕祭なりをイラストとハッシュタグ付きで上げてるのをよく見かける。特に6月6日はなんとも自分に刺さるキャラの誕生日が多いことか。

碇シンジに、ニーアに、星輝子。いずれも自分の趣味でしかないが、誕生日のかぶり具合に気づいた時は偶々とは言え中々に驚いた。

いずれの三人に共通点があるかと言われれば微妙だが、これらが好きだという事には何かあるのではないかと勘繰ってしまう。きっと彼ら彼女らを取り巻く環境や醸す雰囲気、ストーリー性には共通した、何か鬱屈としているものを感じているのかもしれない。

閑話休題。

今日はその中でも星輝子について、自分に刺さった同人誌をいくつか紹介したい。オリジナル要素なものもあるから、苦手な人はまれ右。


直近で特に心を抉ったのはコマちっち氏(@koma_chicchi)の"AloneTogether"。

Twitterで見かけた今年の2月下旬に1話が連投されたのを見かけた。1話だけでも同人誌1冊分くらいのボリュームがあるにも関わらず、まさか完結まっでに11話までかかるとは・・・

内容としては森久保乃々と星輝子を中心に、早坂美玲、佐久間まゆ、白坂小梅、輿水幸子を巻き込んだ引退騒動にまつわる物語となっている。

各キャラの掘り下げがされており、それぞれの持ちうるコンプレックスや孤独感が描かれていた。特にラストは映画のような余白を残す終わり方をしているあたりがとてもポイントが高かった。

星家にまつわるオリジナル設定が多めに含まれている為、その点は注意。


次にきょう氏(@_k_yo__)のイラスト集。

https://kyokkyooooo.booth.pm/items/2770442

氏のtwitterをフォローしているが、熱烈なファンに見える。高頻度イラストを上げており、それ故様々な表情の星輝子を見ることが出来る。また星輝子を中心に他キャラも描かれており、それぞれの表情もまた大変良い。

イラスト集の方は今年のシンデレラステージにて販売されたもので、あまりの可愛さに手に取ってしまい、それまでの既刊も含めてすべて購入してしまった。


最後にいするぎ了氏(@NightCoat)の”星輝子の弟”。

オリキャラの「弟」の視点から星輝子を掘り下げていく、面白いコンセプトの同人誌だった。不可思議な存在の姉がアイドルになることで、理解しきれないコンプレックスを感じる弟の話だが、ライブを起点に弟視点で姉を知っていく話。とても"AloneTogether"とは異なり、こっちはすっきりする終わり方をしている。

分かっているとは追うが、こちらもオリジナル要素強めなので注意。


「異質」で「孤独」を中心としたそれぞれの表現が、星輝子がどんなアイドルなのかをそれぞれ物語っている。各作家さん達から深堀された「星輝子」からまた新たな自分の「星輝子」像を深められたらと思う。

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