隣の芝生が青い!-t7sを緩やかに観測してきた5年間に関して-

皆様初めまして、知っている方はこんにちは。
コグレです。誰だお前。

今回ナナシスAC企画の主催、のーねーむ君よりご招待を受けて記事を書かせて頂きます。

ここではかつて声豚だった私から見た、ナナシスというタイトルに対して感じていた隣の芝生の青さというか、横目で眺めていた5年弱に関してお話し致します。
最近(最近でもないけど)サブスク配信も始まったので、この記事が振り返ったり最初の一歩になるきっかけとなればと思います。
ライブと併せて振り返る話がメインになります。

皆さんが形は異なれど真摯にナナシスと向き合ってきた一方その頃、別の畑で育ってナナシスに片足を踏み入れていたオタクの記録になります。ごゆるりとお付き合いください。

t7s 1st Anniversary Live 15'→34'

-H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!-

「君のそばに、輝く星足りなかったら、夜空を掬って届けよう。」

私は2015年1月頃にナナシスをインストールしたは良いもののあまり触れず、1stライブまで寝かせていました。
1stライブの直前に、「ハジマリノヒノスコシマエ」を友人に見せてもらい、最後のページのイラストが刺さり涙を流してしまったので行く事を決意。
その友人の「ナナシスのテーマって一人じゃないよって事だと思う(=人に寄り添う感覚)」という解説とそのイラスト(泣いてる中学時代のハルの頭を撫でる七咲)がカッチリハマったのが刺さった理由だったと思います。
(その直後ライブで「ナナシスのテーマは輝ける一瞬です。」って言われちゃうのはご愛嬌。)
1stライブの前夜には徹夜で友人とEP4Uを鑑賞、完全に深夜テンションで鰐淵エモコ役吉岡茉祐様宛に頭の中のお花畑から摘んできた花をプレゼントしました。プレゼントしました。じゃあないんだよな…(ちゃんと花屋で買ったものを贈りました。)
この時はまだキチンと噛み締めてはいませんでしたが、EP.AXiSまでず〜〜〜〜〜〜っと刺さり続ける言葉「アイドルは、アイドルじゃなくてもいい」を知ったのもこのエピソードでしたね。
当時の僕は「ア○ドル○スターじゃなくてもええな!ガハハ!」とか言ってましたね、偏差値が2です。

ライブ前後ではH-A-J-I-M-A-L-B-U-M-!!にどハマりしてマジで丸一日聴いていました。サブスクリプションも始まったので色んな人にこの機会に聴いてみて欲しいですね。収録曲の緩急が素晴らしくて今でもずっと聴いてられる、名アルバムだと思います。


t7s 2nd Anniversary Live 16'→30'→34'
-INTO THE 2ND GEAR-

「僕らのHeavenに」


2ndライブはあんまり記憶が無いので割愛。
昼夜の間にコスモワールドで乗り物乗り倒してました。パシフィコ横浜でライブがあるときにオススメの時間の潰し方です。

この冬には2.5ライブもありました。
雪が降るくらい寒くて、Snow in “I love You “が映えた公演だったのは覚えてます。
あと「大阪へようこそ」的な、Tokyo-07からOsaka-03に移動していくオープニングムービーが印象強かったですね。

t7s 3rd Anniversary Live 17'→XX
-CHAIN THE BLOSSOM-

「MY SOUL IS NOT CHANGED」

大大大本命は3rdライブ、これは僕がキチンとナナシスにハマるきっかけになったライブでした。
生バンド導入、ハルカゼを主軸に据えた一本の作品、エピソードとして見た際の出来の良さ、1億点って感じのライブです。パッケージに花びらが付いてくるのも5千万点ですね。
篠田みなみさんが汗だくで必死に歌い切ったハルカゼがなんかどうしようもなく刺さってしまって、この人ええやん!ってなった1年を送ったのはまた別の話。
この時は4Uからリリースされた最強の自己肯定ソング「Lucky☆Lucky」がありました。
一生アウトロのラッキラやってたいと毎回思います(そんな体力はない)
また、サブスクリプションサービスには入っていませんが、この時からライブ音源のCD販売が行われるようになりました。
めちゃくちゃ気持ちよく鳴くラバ×ラバのギターが聴けるのはライブ音源だけ!
原曲だと電子音の部分が色んな楽器の音に替わってたりしていて、こんなアレンジするの!?みたいになるので是非聴いてみてほしいです。


4U 1st Live!!!

 -The Pres”id”ent 4U-

「ありがとうとか、おめでとうじゃ、伝え切れない感謝の気持ちは–––」


そして冬には4U単独もありました。
一緒に肩組んでもみくちゃになってラッキラってやった知らないオタク、本当にありがとう楽しかったです。

ナナシスのライブはイントロ0.2秒くらいで頭抱えるオタクとか、身体でノるオタクが多いなって昔某アイドルコンテンツの現場に行ってた人間からすると感じました。
各々が好きに音を楽しんでる、上手く共存を出来ている部類なんじゃないかなと思います。
なんかのトークショーで茂木さんも「身体でノれない楽曲は作らない。」みたいな事を言ってた覚えがあります。
あとは他のコンテンツのライブよりオープニング、随所に挟まるムービーに凝っているな〜というのを強く感じます。
今回のライブはこういうメッセージがある!!!、というのを最初のオープニングムービーでアガるBGVと共に提示していく、途中に挟まるナナシス関連の発表もかなりテンポよく、かつそのライブの経過を踏まえて「今日ここにいた貴方へ、ありがとう」の類のメッセージと共に伝える、等々終始場を冷えさせない工夫に長けているという事ですね。
一度落ち着いた場を元に戻すのは本当に難しい、というのを良く分かっているセットリストの組み方だなと毎度思います。

t7s Memorial Live 

-Melody in the Pocket-

「夢を見る僕たちは、ひとりで隠れて泣くから––。」


さっき3rdは1億点とか言いましたが武道館公演は2億点でした。
STAY☆GOLDを含めたアルバム、「THE STRAIGHT LIGHT」の楽曲群、晴れやかな要素が多過ぎて当日本当に晴れて良かったね…って感じです。
こちらもサブスクリプションサービスにありますので是非…

STAY☆GOLD、これもラッキラ級に自己を肯定してくれる楽曲ですね…就活の時よく聴いてました。

ナナシスの何が良いってやはり私はこの作品の最初に感じた「人に寄り添っている」という点、これに尽きると思います。
ニコルのホーム画面のセリフ、「しょーもない事でぐちぐち悩んでいないかい?悩みなら、私が聞いてやらん事も無いよ。」とか、各エピソードで描かれる、アイドルからファン、ファンからアイドル、社会への影響みたいなのとか。
誰かが成した事が誰かの励みになってる、というのをを描いてくれてるのがいいなぁと思います。


t7s 4th Anniversary Live
-FES!! AND YOUR LIGHT-

「子供の頃のお祭りのような…」


4thライブもあんまり記憶無いんですよね…なんでだろ。多分武道館に引っ張られ過ぎてたんだと思います、そこで満足してたとも言う。
武道館を終えて、色々背負っていたモノを下ろしたナナシス(と茂木さん)がはっちゃけたお祭り、みたいな印象でした。仮面ライダーの春映画みたいな…(伝われ)

The QUEEN of PURPLE 1st Live
-I'M THE QUEEN, AND YOU?-

QoP単独、こちらは就職して社会の闇に呑まれたため一切触れる事なく終わりました。
行く気があれば行けたのでしょうけど、その行く気を奪うのが労働なんですね…業界、職種は良く考えて、自分の本当に好きなモノを長続きさせることを考えて選択したいですね(戒め)
映像もリリースされるようなので改めてアルバムの方聴き直して、観てみたいと思います。

t7s 5th Anniversary Live 

-SEASON OF LOVE-

「夏に見た、あの空を両目に刻んで––– 秋を探す、足音を両手に包んで––– 冬にした、約束を忘れないよ–––。」


5thライブね!!!!これは、、、AXiSを踏まえての「今ここに居ない人」に宛てたライブだったなぁっていうのが終わった時の感想でした。

最初は行く気なかったんですが、AXiSで例の泣いてるハルの頭を撫でるニコルの構図が出てしまったので秒で行くのを決意。

ハルカゼはきっといつ歌ってもいいんだなと、ハルカゼが四季をコンプして行く様子を見届けて行きたいなと今は思っております。
それまではライブに行くの辞められないですね!ナハハ!
季節に合わせた曲を出すコンテンツは数あれど、ナナシスはそれが物語に繋がっていて良いなと思います。
過去のインタビューでも度々語られている「夏への憧れ」等々…夏に聴くと映える曲は確かに多いなと感じます。TUBEか?


とまぁざっと振り返って参りましたが、ナナシスに対して付かず離れずの距離を保ち続けてきた自分には未だにナナシスの芝生は綺麗だなぁといった感想です。

この作品はライブに際してリリースされた楽曲、エピソード等に対して自分なりの解釈を以って臨んだオタク達が報われるように出来てると思いますので、ライブの前くらいはエピ読んでから行くと楽しさが増えると思います。

作品に真摯に向き合えば向き合うほど、納得行かない部分が増えたりして我慢出来ずに離れる、というのを自分も経験してきましたが、ナナシスは何やかんやでユーザーの意見が反映されて少しづつ進めてくれてる方なんじゃ無いかな…
めげず(難しい)腐らず(難しい)、作品に対して攻撃的な言葉を使わず(難しい)、ゆっくり待つ(本当に難しい)のが長く楽しむコツなのかな…と今は反省したりもしています。

長々と書かせて頂きましたが、以上、私がナナシスを横目で眺めてきた5年弱に関してでした。
自分はこれからも片足を突っ込みながらナナシスを追いかけようかなと思っていますが、この記事を読んでもっとのめり込もうとか、逆にちょっと落ち着いて俯瞰してみるかとか、楽しむにあたって体勢を整えるきっかけになったら幸いです。


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