10.24 🏇 第82回菊花賞

◎セファーラジエル
○オーソクレース
▲ディヴァインラヴ

単複//6
3単、3複//6=11.18→2.3.4.5.7.10.14.15.17
馬連、ワイド、3複B//◎○▲

本命はセファーラジエルにしました。その理由の前に、今年の菊花賞はかなりの低レベルメンバーと見ています。皐月賞勝ち、ダービー2着のエフフォーリアは秋天、ダービー馬シャフリヤールはJCと有力馬がこのレースを回避する形。また前哨戦の神戸新聞杯を勝利したステラヴェローチェは皐月賞3着、ダービー3着ですが、本命を背負いきる程の実力を兼ね備えているまではない感じ。不良馬場で行われた神戸新聞杯善戦組には反動があるとも一部では囁かれています。ステラヴェローチェの調教の動きもパッとしないものでしたし、そこまで気にする必要はないかもしれませんが、視界良好と言えるまではないでしょう。同様に神戸新聞杯2着のレッドジェネシスは、春の競馬において、ポンポンと強くないメンバーの中、ゆきやなぎ賞、京都新聞杯と勝ち上がってダービーに出走しましたが、そこでは、はっきりと跳ね返された形。神戸新聞杯好走で一気に人気が上がった感じはありますが、人気になった今回は真の実力はどうなのかっていう部分と、その反動が気になりますかね。母系も距離伸びて良しというタイプでは無いでしょう。皐月賞2着のタイトルホルダーも一線級相手ではパンチ不足に思われ、人気馬には色々と不安材料がある形。唯一、オーソクレースはキャリアの少なさは気になりますが、ここまでまったく底を見せていない馬で、鞍上のルメールを含めて、買いやすい馬でしょう。前走のセントライト記念も完全に叩き台、父エピファネイアに母もマリアライトということで、距離延長もまったく問題ないでしょうし、大舞台でいきなりGI制覇があっても良いかと思われます。ただ、本命は思い切ってセファーラジエルにしました。この馬、デビューからざっと見た時、かなり荒っぽい馬の印象があります。新馬戦で、ヨーホーレイクの2着をしてから5、2、2着と未勝利戦を戦っての小倉で未勝利勝ち。レースぶりを見れば分かりますが、前に行く意欲が物凄く強い馬で早めに先頭に踊り出しては捕まるというレースを繰り返していました。ただ勝負根性の素晴らしい馬で抜かれても食い下がり、小倉の未勝利戦では、並ばれそうになってからも凌ぎきる。こういったところがこの馬の持ち味だと思います。未勝利戦を勝ち上がった後に挑戦したすみれステークスは気持ちよく先行して、早めに直線で先頭に踊り出しましたが、そこまで。ここにも出走しているディープモンスターに飲み込まれて4着。気性の若さが出た感じでした。次のダート戦は参考外として、注目したいのが、次走の白百合ステークスです。後方から競馬を進めたセファーラジエルですが、スローの流れで、後半グッとラップが上がるところを捲り上げた内容はかなり評価に値する内容だったと思います。前半は60.7に対し、後半1000mは58.9ですので、そこを捲りあげ、最後は4馬身突き放した内容はかなりのスタミナを感じました。またこのレースを見ても分かりますが、直線では右ムチを入れた瞬間、早め先頭のマカオンドールにぶつかってしまう位制御のしづらい馬。そういった形はありながらも抜け出してからは圧勝。この馬の潜在能力のかなりの高さを感じました。前走の神戸新聞杯は後方でのめっているだけの競馬でしたので、参考外と言えるでしょうし、走らなかった分疲れも少なかったと考えられます。つまり、この馬はまだ底を見せていないと考えました。前に馬を置いてゆっくり追い出す形なら意外な爆走もあるかと思います。といった理由で本命にしました。ただ陣営は後方から行くと言ってるので、うまく流れに乗れればと言う不安も残りますが、若手ではかなり腕達者な鮫島克駿騎乗はかなり魅力的。今回が3回目のタッグになりますので、かなり癖も掴んできた事でしょう。一発に期待して本命にしました。対抗はオーソクレース。先程書いた程度でキャリアも浅い分、特に書く事はありません。ただ一番隙の少ない馬だと思います。大外が多少気になるくらいですが、ルメールが何とかするでしょう。単穴はディヴァインラヴ。最初はこの馬を本命にしようと思っていましたが、あまりに安易過ぎる感じがして、この位置にしました。例年のメンバーなら足りない馬だと思いますが、今年のメンバーなら普通に上位の能力だと思います。まず牝馬と言う事で買いづらいですが、逆にここに使うと言う事はある程度の勝算を見込んでいるのだと思います。2600mのタイランドカップ、2200mの木曽川特別での勝ちっぷりはまさにステイヤーのそれ。手応え良く鞍上の反応に瞬時に応える点ではセファーラジエルとは真逆ですが、スタミナは牝馬でありながら、無尽蔵に感じられます。ここも福永騎手で、菊花賞の勝つルートを知っている騎手。まず大きな間違いはしないでしょうし、強い相手と戦っていない分、又は牝馬の分、人気の盲点になっている感じですが、その実力をここで証明出来るかと思っています。セファーラジエルから買うので3列目は広く。まあ超人気薄なので、3着にでも潜り込めればの馬券狙いで見解を締めます。幸あれ。